ゴルバチョフ氏の誕生日

東西冷戦終結の立役者、ミハイル・ゴルバチョフ氏が80歳の誕生日を迎えました。メドベージェフ露大統領が国内最高の勲章を与え、困難な時期に国を支えたと称えましたが、どうもそれは表向きの社交辞令のようです。ロシアの一般の人々が彼をどう思っているかといえば…

[空所A~Eを聴き取りましょう。]

Many in Russia today are much more ( A ). They still blame President Gorbachev for the ( B ) of the Soviet Union.
(多くのロシア人は、はるかに率直である。彼らは今でもソ連崩壊の責任はゴルバチョフ氏にあると思っている。)

どうもロシア国民は、ゴルバチョフ氏が成し遂げたことを感謝していないようです。おかげでロシア国内での誕生日は地味なものだったらしいのですが、その反面西洋社会での人気は健在です。

It’s the ( C ) tonight in London at the Royal Albert Hall. It’ll crown his 80th birthday celebrations. Leaders and celebrities from the world over are coming to ( D ) his place in history.
(それはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの派手な催しで、ゴルバチョフ氏の80歳の誕生祝いの最後を飾る予定だ。世界中のリーダーや有名人が来て彼の歴史的業績を祝う。)

このように、西洋社会では今でもゴルバチョフ氏は高く評価されています。振り返れば当時共産主義国のトップだったソ連の大統領でありながら、驚くような政策を次々に打ち出したのがゴルバチョフ氏でした。

He ( E ) people by freeing dissidents, ending ( F ) and loosening the Communist Party’s grip on politics.
(彼は反体制の人々を解放し、検閲を廃止し、共産党の一党独裁体制を緩め人々を驚かせた。)

こうした政策は、同じ共産主義国である東ドイツの若者の大きな支持を得て、ゴルバチョフ氏が東ドイツを訪問して数週間経たないうちに、ベルリンの壁が崩壊しました。ソ連自体もその後、軍の力が弱まり、ほどなくソ連崩壊へと至ります。

現在、ゴルバチョフ氏はモスクワで静かな余生を送っているそうです。自国に自由をもたらした彼が自国では非難され、かつての敵国で称えられるというのはなんとも皮肉な結果です。

正解:
A: blunt
B: collapse
C: extravaganza
D: commemorate
E: stunned
F: censorship

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です