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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生14

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

12時前まで会場入り口のロビーのようなところで待機。自動販売機あり。トイレは別の建物へ行く。
12:00-12:25 大きな部屋に集合(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)  
この先は会場から出られないので、飲み物購入はここで最後であるという案内がされる。
入り口で受け付けがあり、番号札の首から提げるカードをもらう。指定された場所に着席。番号順。
ここから、携帯など通信機能のある電子機器の電源オフ。万が一なったら試験が無効であるというインストラクションがある。飲み物可。参考書類、通信機能のない電子機器での勉強可。
トイレに行くのも挙手し、5名でトイレに行き、全員揃って教室にもどるという形。
荷物は、貴重品、化粧ポーチ以外の持ち物は不可。
12:30?(ここからは時間はほとんど覚えていません)
番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が更に1フロアー上の階(?)に移動。
小教室で着席して待つ。 番号順に着席。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。あめ・ガムを含む飲食禁止。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
13:00 グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
13:20? 各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。
係の人から、ここで待つように指示有り。私が椅子に座るとほぼ同時に前の受験生が部屋からでてきました。
13:??   時間通りに、入り口の係員がドアを開けてくださる。
「Good Afternoon」と自分から挨拶をし、入る。
J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」
のような英語でした。(2席あって、手前にかばんを、その横に座れ、と理解)
名前・生年月日・住んでいるところを聞かれました。
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代くらいの男性
(とても感じの良い、男性でした。イギリス人?最後まで本当に穏やかで、終始笑顔でした)
日本人:40代くらいの女性。江口先生とのランチ会の時にご一緒した中にいらしたCELの生徒さんにとてもよく似ていた穏やかな感じの女性。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: May I have your name please? と言われ、I am________.と返答
When is your birthday? Where do you live?

(4) 通訳の日本文

寿司飯の作り方を説明します。ご飯は固めに炊きます。その後、寿司桶にふんわりと移します。寿司酢をごはんにかけますが、直接かけるのではなく、しゃもじにつたわらせてかけます。5秒ほどまってからまぜます。

(5) 英語訳の再現

Let me talk about how to make sushimeshi, vinegared rice. 
Rice makes hard. Then the rice are put on the sushi bowl gently.
Put vinegar into rice, not directly, using shamoji, rice paddle.
Wait 5 second, then mix the rice.
よく覚えていないのですが、こんな感じで答えました(泣)全然だめです・・・

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1日本人の家族
2.神社
3.覚えていません

(7) 選択したトピック

神社

(8) プレゼンテーションの再現

神社は、日本古来の神様を祀っている。日本にはたくさん神社ある。
有名なのは明治神宮である。東京の中心にある。明治天皇と皇后が祀られている。広い森があってそこは神聖な場所である。
なぜかここから、松陰神社の説明をしてしまう。吉田松陰とか、彼は明治維新に活躍した人を育てたから、明治維新に貢献した人の一人であるとか。
で、終わらせてしまった・・・もう訳がわかりません。
「神社」これなら話せる!
と思ったものの、話始めたら、全然話せなくて本当に落ち込んでいます。
観光客を楽しませるような話は全然できず、本当にダメでした。
明治神宮と、なぜか近所の松陰神社の説明をしてしまったり、と変すぎました。で、ここで終了。
時間も2分に足りていなかったせいで、ここで少し沈黙が・・・
あんなに沈黙は禁といわれていたのに・・・沈黙があってしまったため、もうダメだと思います。
日本人の女性は明らかに焦っていました。
2分が過ぎるまではインタビュアーからの質問はありませんでした。
しゃべりすぎるとボロがでるから、あまりしゃべり過ぎないようにしようと心に留めていたのですが、2分という時間はしっかり使った方がよかったな、と痛切に反省しています。途中で切られたとしても、しゃべり続けるべきだったのでないか、と本当に悔やまれてなりません。このときに、厳島神社の話をくっつけるべきかと迷ったのですが、もう「Thank you」と言ってしまったのに、話し始めるのは変かな、とか、とか、いろいろ考えてしまい、結局話さずじまいだったのですが、それは本当によくなかったと思っています。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:神社の参拝の方法
私:これは鳥居の前で礼をしてから、water basin で手をあらい、口をゆすぐ。清めのため。
それから、賽銭をいれて、2回礼をして、2回拍手をして、お祈りして、もう一回礼をして、本殿をさります。ということを言いました。
N:いつ神社にいくのか?
初詣、新年に一年の繁栄と健康を祈るために行く、お宮参り、子どもが生まれてから、氏神様へ報告と子どもの健康を願うために行く、七五三は、子どもがこれらの年齢に達したら、子どもの繁栄と健康を願うために行く。
結婚式も行われる。と説明しました。
N: 神社には木になんか縛ってあるけどそれはなにか?(と聞かれたような気がしたので、)
A: それは、おみくじだ。おみくじをは、占いみたいなもので、おみくじを買うと、大吉、小吉、凶などが書いてある。凶だとその悪運を神社においていくため、縛っていくのだ、と説明。
N: 寺と神社の違い
A: 寺は、仏教。神社は、神道。
寺は、仏教。仏像が祀ってある。釈迦だったり、観音様だったり、仏教に関係する神様が祀ってある。初詣にも行くけれども、主にお葬式が行われる。
神社は、神道。神道は、創設者がいない。日本人は自然には神様が住んでいると信じているので、その八百万の神が神社には祀られている。
もっと、具体的な場所をあげて、建物の話も含めてを話すべきだったのかと反省・・・・

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

外国人試験官より、世田谷のどこに住んでいるのか聞かれました。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you for your time. ありがとうございました。
とお礼を言ってから立ち上がる。ドアを開ける前にもう一度礼をして、退出。

(13) 全体を通しての感想など

思い出せば思い出すほど、反省点ばかりでてきて、本当に落ち込みます。緊張度は、CELでの模擬面接の方がよっぽどドキドキしていましたが、試験室では、だめすぎました。試験官のお二人は、最後まで本当にソフトな対応をして下さったにもかかわらず、自分がうまく対応できず、本当に落ち込んでいます。
ゆっくりしゃべる、観光客を楽しませるような話は全く出来なかったです。
とにかく、質問に答えることで精一杯でした。
直前に教えて頂いた、「Thank you for your asking」は、吹っ飛んでいましたし、「I enjoyed the interview」などとは言えるような状態ではありませんでした。
漠然とした知識、分かっているつもりでは、あのような状況下では、全く役に立たない、ということを痛感しました。覚える、いうよりも、自分の知識として、しっかりと定着させておかないと相手に伝えることはできないのだな、と心底思いました。またやはり練習も必要であると実感しました。家で一人でやっているだけでは、なかなかできないな、ということも実感しました。体に覚えさせることが重要であると感じました。
1年後はしっかりと話せるように頑張りたいと思います。英語の能力もしかりですが、トピックの構成能力がとても大事だと思いました。これは普段から日本語でもしっかり養うべきだと思いました。
試験終了後は、最後の人が終了して戻ってくるまで帰れず、開放されたのは、15時頃だったのかな、と思います。よく覚えていませんが・・・通信機器の使用はここでも禁止でした。読書はO.Kだったので、本を読んで待機していました。
最後に。
「2次の準備を早くしなさい」という言葉をたくさん聞いていましたが、今回受験して初めてその意味を痛感しました。普段から知識をたくさん蓄え、その上で、相手を楽しませる、相手に対して有益な情報提供ができるようにする、ということを心がけて、また勉強したいと思います。今回の悔しい思いを忘れずに、1年間頑張ります。
模擬面接では、鋭く暖かいご指導をいただけたことを心より感謝いたします!

 

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