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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生76

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

10:00-10:25 集合で大きな部屋に集合
首にかける番号札をもらい、それに沿って階段教室に案内される。
(この時間帯に受付を済ませるよう事前のハガキに指示有。)
11:00 係の指示に従って、小さめの教室に移動し、番号順に着席。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
小教室で着席して待つ。
11:35 グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、一人ずつ各部屋の前に配置される。
 11:40 日本人試験官がドアを開けてくださり、 英語で説明を受けた。
 J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」
のような英語でした。
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:60代くらいの男性
声の大きい温厚な感じの男性。温かい雰囲気でした。
日本人:40代の背の高いすらっとした女性。穏やかで優しげな様子で笑顔で応対してくださいました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: What is your name? と言われ、I am________.と返答
誕生日を教えてくださいと言われたのですが、なんと6月なのにJULYと言ってしまい、Jの面接官から、JULY?と聞き直され、あわててJUNEと言い直しました。
I’m sorry!  I’m nervous! と言ったところ、私のあまりのあわて方にNの面接官が、Don’t worry!!
落ち着いて!大丈夫!(正確な英語を忘れました)といった感じのフォローをしてくださり、その温かさに少し落ち着きを取り戻しました。

(4) 通訳の日本文

神社に行くと、まず最初に目に入るのは鳥居です。鳥居の語源には2つあり、“とおりいる”からとするものと、“鳥の居るところ”とする説があります。鳥居の種類や材質は地域によって違います。

(5) 英語訳の再現

When you go to the shrines, you can see Torii gate at first. The origins of the word “Torii” has two theories. One comes from “Tooriiru”meaning “go through“. And the other theory says Torii derives from “the house of birds”. The kinds of Torii, and the qualities of Torii differs depending on the regions.
語源の説明をどうすればよいのかとっさに浮かばず、支離滅裂でした。通り入る、がどう言えばわからなかったことに加え、後から思えば、発音が似ているといった説明がまったく抜けていました。鳥居の種類は、varietyがあると言えばよかったのですが、確かdifferと言ってしまったと思います。材質のところで、materialが思い浮かばず、qualityと言ってしまったことも悔やまれます。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.ひなまつり
2.江戸城
3.忘れました

(7) 選択したトピック

ひなまつりについて

(8) プレゼンテーションの再現

Hinamatsuri is doll festival on March 3. It is the festival for girls.  It is celebrated to wish girl’s happiness and their growth. People decorate dolls at home. The dolls are dressed beautiful classical kimono wears. Emperor and empress dolls are displayed on the top board. And samurai worriers, court ladies and the other dolls are displayed.
 On Hinamatsuri day, people have sweat sake”amazake” and consume small sweat cracker “hinaarare”.だいたいこんな感じでした。
ここまで言って言うことがなくなり、Is it too short?と聞いてしまいました。女性の試験官の方がいいですよ的な表情をしてくださったので、終了となりましたが、今思うと、なぜ人形を飾るのかといった説明がまったくできておらず、いかにも内容が薄いプレゼンでした。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:3月3日はひなまつりとのことですが、2月3日に行われている行事について教えてください。
私:節分について、旧暦の春を祝うためのものであること、鬼(Devil)を追い払うために、豆まきをする、最近は恵方巻きと呼ばれるrice rollを食べる、といった説明をしました。
N:東京から日帰りで行けるおすすめの観光スポットを教えてください。
A:鎌倉をおすすめします。電車で一時間くらいで行けること、大仏をはじめとする歴史的な建造物が多いこと、精進料理のレストランを楽しめること、海もあり、運が良ければ富士山がとてもよく見えること、などを答えました。鎌倉幕府のことを言うのを忘れていました!

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you for your time. ありがとうございました。
とお礼を言って、ドアを開ける前にもう一度笑顔でお礼を言い、出ました。

(13) 全体を通しての感想など

全体にとても基礎的でオースドックスなテーマだったにも関わらず、説明が出てこなかったり、何度も言い直したり、自分の英語力のなさを痛感しました。去年の問題に比べると、ずいぶん基本に戻ったような質問内容だったと思います。それでも、本番はこんなに言葉が出てこないものだと実感しました。
試験官のお二人はとても優しく、最後の質問もこちらが答えやすいものを選んでくださった感じだったのに、自分の力が及ばず、申し訳ない気さえしました。
けれども、自分としては勉強したことを少しは伝えることができたので、あまり後悔はありません。実力がこの程度だったのだなと、かえってさっぱりした気持ちです。
CELの二次対策クラスでは、ダン先生にお世話になり、またたくさんの熱心な受講生な方々から刺激を受け、貴重な体験をさせていただきました。
来年どうするかはまだ考えられませんが、ガイドの奥深さを知り、世界が広がりました。本当にありがとうございました。

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