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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生85

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

14:30-14:55 大きな部屋に集合(この時間帯に受付を済ませるよう合格通知に指示有)。
渡されたタグの番号順に着席。
15:00 係員の方からの指示。 携帯他通信機器は電源をオフにするよう指示。
黒板の注意事項:通信機器の使用不可。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。ガム・アメは不可。トイレに行くときは係員より案内後、誘導・同行。
15:20 番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が他の棟・階に移動。小教室で着席して待つ。
指定された受験時間帯の中では、トップバッターのグループでした。
15:25 グループ単位で呼ばれて席を立ち、面接部屋に移動。
15:28 各部屋の前に椅子が2席(待つ人用)あり、1人ずつ番号で呼ばれて各部屋の前に着席の指示。着席時に「中の試験官から指示があるので、ここでお待ちください。」と指示有。
15:30 時間通りに、日本人面接官ドアを開けてくださり、 英語で説明を受けた。
J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」(3席並んでいた一番奥の席にメモ用紙と筆記用具が置いてあり、一番手前に鞄を置き、その隣に着席する。) 
面接室には向かって右手に外国人面接官が着席しており、案内してくれた日本人面接官が左手に着席。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人面接官:40歳~50歳代くらいの女性。聞き取りに違和感がなかったので、英語が母国語の方だと思われます。笑顔は少ないけれど、物静かで丁寧な印象。 日本人: 40歳代くらいの女性。最初から最後までとても優しく、こちらが話しているときも頷きながら聞いてくださいました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: What is your name? と言われ、I am  _____.と返答。
続いて生年月日、住んでいる場所を聞かれたあとに、住んでいる区を聞かれました。「山のほうです」と笑いながら区の名前を応えたら、「私の家も近くです」とニッコリ応えてくださいました。
その後、日本語で通訳についての説明がありました。
J:これから私が日本語で話す文章を聞いて日本語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。
その後、すぐに日本語が始まりました。

(4) 通訳の日本文

赤坂迎賓館は、かつて紀州徳川家の中屋敷があった敷地に、1909年に東宮御所として建設されたもので、後に赤坂離宮となりました。当時日本の一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建設した日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築です。
(日本文は内閣府のサイトの迎賓館赤坂離宮の紹介文の引用と思われます。)

(5) 英語訳の再現

申し訳ありません、はっきりとは覚えておりません。
1分で終えることはできましたが、迎賓館が建設された年を聞き逃してしまい訳せなかったこと、「離宮」という言葉を聞いた瞬間はvillaと把握できたのにメモが追いつかずに訳せなかったこと、「一流の」いう言い回しが咄嗟にでてこず、"most famous"で代用したこと等、思い起こせば何点もの反省点があります。

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1. 和紙
2. 振袖
3. グリーンツーリズム

(7) 選択したトピック

振袖

(8) プレゼンテーションの再現

申し訳ありません、日本語にて再現させていただきます。
・振袖は伝統的な日本の着物の一種です。振袖は独身の女性が着ます。振袖は袖が床につく (ジェスチャーを交えながら)くらい長く、袖には綺麗な花や木、鳥などが描かれています。
・成人の日には20歳になった女性が振袖を着ます。成人の日は1月の第2月曜日で、日本の休日です。地方自治体では成人式が催され、女性は振袖を着て成人式に参加します。
・また、大学の卒業式でも女性は振袖を着ます。大学の卒業式は通常、3月の中旬です。卒業式のシーズンになると、振袖姿の女性を見ることができます。
・最近では(振袖を購入する人は少なくなり、レンタルする人が増えた。。)と言いたかったのですが、2分が経過した合図があったので途中でやめ、'Thank you very much.' と言って終わりました。

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:独身の女性が振袖を着るということでしたが、独身なら年齢制限はないのですか?(笑いながら)私は独身なのですが、振袖を着られますか?(40~50歳代の外国人女性面接官)
A:(私も笑いながら)年齢制限ですか?年齢制限はありませんが、通常は30歳半ばくらいまでの女性が振袖を着ると思います。年齢の高い女性はフォーマルな場合は留袖を着ます。
N:振袖はいつ頃からあるのですか?
A:振袖がいつからあるかはっきりとはわかりませんが、着物は平安時代には袖も丈も短かったようです。片足を立膝で座るのが正式な座り方だったからです。その後、正座が正式な座り方になったので、着物の裾も細く長くなりました。(日本人面接官が少し頷いてくださったような気がしました。)
N:着物を試着したいのですが、どこか試着できるところはありますか?
A:雷門で有名な浅草に着物のレンタルショップがあると聞いています。また、原宿の近くの表参道にオリエンタルバザーというお店があり、そこでは試着もでき、着物を買うこともできます。アンティークのものを手頃な価格で買うことができるのでお薦めです。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

I really enjoyed the interview with you. とお礼を言って席を立ち、ドアを閉める前に再度、Thank you very much. と言って出ました。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

退出後、同じく試験が終了した受験生数名とともに、待機用の大講堂に移動しました。 試験時間帯の中でトップバッターだったこともあり、その部屋で1時間ほど待機してからの解散となりました。

(13) 全体を通しての感想など

プレゼンテーションでは、日本人面接官が説明をする間に、外国人面接官がトピックが記載された3枚のカードを持ってきて手渡してくださいました。2分が経過したときに、あなたも是非着物を試してみてください。と最後に言えずに終わってしまったことが悔やまれます。また、独身なら私でも着られますか?と聞かれた際に、もちろん!是非着てみてください!とユーモアを交えて答えたほうがよかったかな。と後で思いました。
2次対策コース、日本事情コース、模擬面接では大変お世話になりました。テキストに掲載されている豊富な情報と、Dan先生、江口先生、模擬面接の先生方の的確なご指摘のおかげでとても有意義に試験準備に取り組むことができました。ありがとうございました。
特に、1回目の模擬面接では通訳部分が1分で訳しきれず、もう少しテキパキと話せば1分で訳せます、と面接官役の先生からコメントをいただいていたので、本番では予想以上に難解な語句が多いと思いつつも訳しきることを念頭に、なんとか1分で終わらせることができました。また、2回目の模擬面接でのプレゼンテーションのトピックが着物だったのですが、Dan先生から(いつもの授業の口調で、笑)、もっとオーバーにジェスチャーしなくちゃ!とコメントをいただいていたので、それも念頭に置いて自分なりにはオーバーにジェスチャーができたかな、と思っています。本当に感謝しております。結果はともかく、今後も引き続き精進します。

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