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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生90

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

●受験会場 昭和女子大学
●受験開始10時00分 ― 終了時間11時15分

係の指示に従って、エレベータで6Fの講堂のような大きな教室に移動し、番号順に着席。
黒板の注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。トイレに行くときは挙手して係員が同行。
携帯を持っていないことを確認されていました。
時間通りに、日本人のアシスタント?の方がドアを開けてくださり、 英語で説明を受けた。教室には
J:「Please put your bag on this seat and have a next seat please」
のような英語でした。(2席あって、手前にかばんを、その横に座れ、と理解)
そのあと日本語で、通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:60代くらいの白人男性(後のQ&Aでアメリカ人に観光で案内するとしたら、と聞いてきたのでもしかしたら米国人かも、と勝手に思いました。。。)
日本人:40-50代の背の高いすらっとした女性。最初から最後までとても優しく、こちらが話しているときも終始笑顔で聞いてくださいました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

J: What is your name? と言われ、I am________.と返答

(4) 通訳の日本文

蕎麦は厳しい自然環境でも栽培できる。日本のみならず世界中の多くの国で昔から栽培されてきた。信州は土地が痩せて寒冷なことから蕎麦の名産地として知られている。世界では蕎麦はクレープ状にして食べられる事が多いが、日本では主に麺の形で食されている。

(5) 英語訳の再現

Soba, buckwheat is cultivated even in severe climate conditions. It has been cultivated for many years not only in Japan, but also worldwide. Shinshu, in Nagano prefecture is well known for its production.  It is eaten as crepe in many countries, but in Japan, it is eaten as noodle. 

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1盆栽、
2ラムサール条約
3ご朱印帳

(7) 選択したトピック

消去法で盆栽 (ですが、これは出ないと思って、数日前に読み返したトピックには入っていなかったので、少々焦りました)

(8) プレゼンテーションの再現

覚書ですが。。。
盆栽とはMiniature Potted Treesで、日本では年配の方によく好まれています。最近では欧米の方にも人気だ、と先日テレビで観ました。さいたま市の大宮には盆栽美術館があり、そこには多くのバイヤーも詰めかけるそうです。毎日世話を見ることが難しい旅行者の為に盆栽ホテルがあります。盆栽の値段はその木の種類にもよりますが、大体10万円くらいはします。(価格は適当にしました。。。)

(9) Q&Aのやり取りの再現

N:自身でも盆栽を持っているか
私:「私は持っていないが、実家の両親は数点あるかもしれない、植物が好きなので。私が住んでいるエリアには老人がたくさん住んでいるので、よく玄関前に盆栽を(日光を当てるために)置いているのを見かける」と答えると

N:Ok, where are you from ?
と突っ込んできました。これはある意味ラッキーだ、と思い、
私:I’m from Ishikawa Prefecture, north of Tokyo.
と答えると
N: Tell me about your hometown.
となりました。

私の勝手な想像ですが、それまでに盆栽を選ぶ方が多く、盆栽についてはもういい、と思ったのか思わぬ予想外の質問でした。 面喰いましたが、ラッキー、と思い
私:金沢市が石川県の県庁所在地です。昨年北陸新幹線が開通したので、東京から2時間ちょっとで行くことができるようになりました。 金沢は兼六園が有名です。典型的な日本のLandscape Garden が見られるのでお勧めです。そして、アートが好きな方には21世紀ミュージアムもおすすめです。そこはモダンアートですが、伝統的な金沢と比較できて面白いと思います。また金箔も有名で体験するところもあります。
と伝えたら、いきなりTopicが変わり、
N: If you take somewhere an American tourists group, where would you recommend? のような内容でしたので、数日前に自身の記憶を甦らすために訪れた江戸東京博物館のことを言おう!と思い
私:Well, I would recommend Edo-Tokyo Museum. そこでは東京の昔の人々の生活について知ることができるだけでなく、同じフロアに戦後を経て現代の東京にいたるまでのプロセスも分かるようになっていますので、昔の東京と今の東京とのコントラストを楽しむことができるしょう。また歌舞伎のステージのレプリカがあったりするので、色々な場所に移動しなくてもいいですし、浅草にも近いので、ぜひ行ってみてください。
といったような答えをしました。

(10) 日本語での質疑応答の有無

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

Thank you very much.とお礼を言って出ました。

(13) 全体を通しての感想など

最後まで二人ともとても親切で、こちらのたどたどしい話を真剣に聞いてくれたので、
笑顔は絶やさず、目を見て話す&沈黙は禁!は守れたと思います。
昨年独学で試験に挑み、二次面接で撃沈したので、今回はCELでは模擬面接を1度受けてみようと思いました。結果的に3回受けましたが。。 おかげで話すペースや、シンプルな英語の方がいい、ジェスチャーを入れる、などご指摘を頂いたことが役立ちました。毎回模擬面接ではどうしてもインプット量が少ないので沈黙することが多く、毎回後悔することばかりでしたが、本番では(適当にもふまえ)話し続けていたと思います。
この度はありがとうございました。

 

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