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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生25

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

会場:昭和女子大8号館
14:30試験会場到着、受験者以外の方も一緒のラウンジのようなところで待つ。
15:00少し前に、係員の方から案内があり試験会場の8階に移動。すぐに受付を済ませ、大きな教室に番号指定で着席。席上には注意事項を記載した紙が置かれている。
もらった番号は○-3。前半の○という数字は試験室の番号、後半の3は○の組の中で3番目という意味らしい。つまり○の人たちは同じ試験室、同じ試験官で3は3番目に面接を受けるということである。
黒板にも紙と同じ注意事項が書かれていて、通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可、あめ等は駄目。携帯は電源を切ってカバンの中にしまうよう指示有り。トイレに行くときは挙手して係員が同行。携帯を持っていないことを確認されていた。
15:30から注意事項の説明があるが、紙及び黒板に書かれていることとほぼ同様。その後番号を呼ばれた人が下の階の試験室と同じフロアに移動。ここが直前の待合室になる。
16:00ジャストに1の人たちが呼ばれて席を立ち、試験室前に移動。残りはそのまま待機、3のグループの人が呼ばれたのは16:30だった。各試験室の入口の前に椅子が一つ、横の床に荷物置き場と表示された紙が貼られていて、その上に荷物を置き、椅子に腰かけるように係員の方から指示がある。座る直前にドアの覗き窓のようなところから、中の様子が見える。まだ前の人の面接中だったが、試験官の顔が見えて、中の様子がわかり少し安心する。
1分も待たず、前の人が終了、ほぼすぐに日本人試験官が出てきて、荷物を持って入室するよう指示される。
まず満面の笑顔(のつもり)で、Hello, good afternoon と挨拶。先方の外国人試験官からも笑顔で挨拶してもらえた。面接を受ける椅子の手前に机が置かれていて荷物はそこに置くよう日本人試験官から荷物をおいて着席するよう指示がある(英語だったかどうか覚えていません)

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人:40代くらいの女性
(少し聞き取りにくい部分があったのでオーストラリア人でしょうか。よくわかりませんでした。笑顔も多くfriendlyな方でした。)
日本人:40代くらいの小柄な女性。必要なこと以外はあまり話されませんが、よく話を聞いていただき、時々うなずいたり、笑顔も見せて頂きました。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

着席するとすぐに、J: May I have your name and birthday? と言われ、A: I am________       . I was born in           .と返答。そのあと、すぐに日本人試験官から通訳についての説明がありました。
J:「これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。通訳は1分程度でお願いします。」
そのあとすぐに日本語が始まりました。

(4) 通訳の日本文

(うろ覚えです。通訳パートが終わり、プレゼンが始まった途端に通訳パートのことはすっぽりと頭の中から抜け落ち、全試験終了後も通訳パートのテーマが何だったかしばらく思い出せませんでした。従って以下の日本文、訳文ももっと長く、内容も実際とは少し異なっているかもしれません) 
ねぶた祭りは東北三大祭りといわれ、青森で8月に開かれます。祭りでは装飾をこらした山車が街を練り歩き、勇壮な祭りです

(5) 英語訳の再現 

“Nebuta festival is three major festival and held in August .Decorated  floats going through streets.  It is very dynamic festival
(もう少し長く話をしたと思いますがよく覚えていません。東北を言ったかどうか、one of を言ったか、three major festival の後にs をつけたかどうか等、はっきりしません。お恥ずかしい限り)

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

1.お歳暮
2.一富士二鷹三茄子
3.忘れました

(7) 選択したトピック

お歳暮

(8) プレゼンテーションの再現

 ・お歳暮について説明させて下さい。
・お歳暮は古くからの日本の習慣で、親戚、知人、時には上司等に送ります
・贈るものは、酒、ビール、食品などです
・個人的な意見ですが、日本人の親切さや、感謝の気持ちを表すとてもいい習慣だと思います。 外国人の方でも日本に長く住む方は、このような慣習を行われることはよいことだと思います。

(9) Q&Aのやり取りの再現

  (全体の構文が聞き取れないところがあり、聞き取れたキーワードから推察して答えている部分があります。質問を取り違えていないか非常に心配ですが、先方もこちらの答えでそれ以上に突っ込まれることはありませんでした))
 N: 私もそのような習慣はいいことだと思います。ところでいくつか質問があります。
そうした習慣は年末だけか。他にないのか
A: 夏には中元というものがある
N: お歳暮と中元は意味合いは同じか(even)
A:  人と場合による。通常は同じ
N :贈り物を決める時にブランドは大事か
A: 場合による。例えば牛肉を贈る場合、神戸牛だと喜ばれる
N: 贈り物を何にするかは家庭内で誰が決めるのか
A:motherである。(housewivesというべき、後悔)日本ではmotherが家事をする。
Fatherは仕事で忙しくあまり家事をしない。しかし最近は変わりつつある。
以上ですが、こちらが答えた英語は相当いい加減で、がっかりですが、つまったりすることは なく、進行はスムーズだったと思います。両試験官ともよく話を聞いてくれていて、こちらの説明に変な顔はしていませんでした。

(10) 日本語での質疑応答の有無 

ありませんでした。

(11) 試験終了後のやり取り(もしあれば)

質疑のあと、外国人試験官が日本人試験官の顔を見て、いいか?という感じで、目顔で聞いたのを受けて、日本人試験官がこちらを向いてThank youと言ってくれました。「え、もう終わり?」と 一瞬思いました。
最後に退出するために立ち上がってこちらから、very nice talking with youと言ったら、外国人試験官も笑顔で me too のようなことを言ってくれました。 その後もう一度 Thank youと言って、荷物をもって退出しました。
(メモや筆記用具の片づけはしませんでした。後で後悔しています)

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

退室すると、外にいた係員の方から廊下の突き当りのコーナーのようなところまで行って待つように言われました。ここで同じフロアで同じタイミングで面接を受けた7人の方が揃うのを待ち、上階の教室に移動。入室する前に合否発表等今後の注意事項が書かれた紙を渡されました。ここで次の組(4の人たち)の面接が終わるのを待ち、その間胸に下げていた番号札を回収、最後のグループの番号札が回収され、数が合っていることが確認された時点で解散になりました。ほぼ17時ちょうどでした。

(13) 全体を通しての感想など

通訳パート : CELでの模擬試験とほぼ同じ長さもしくは少し短いかなと感じました。16年過去問よりはかなり短い印象を受けました。
プレゼンパート : やはり質疑応答がポイントですね。上にも書きましたが質問の意味がわかない場合は絶対に確認すべきですね。2分間の時間管理はまずまずだったのではなかったかと思っています。
全体 : 「2次試験対策セミナー」「過去問セミナー」、3回の模擬試験で、おかげさまで知識とコツはかなり習得できたつもりでしたが、やはり大事なのは当たり前ですが、基本的な英語力である語彙、文法―特に時制、単数、複数などや、構文、言い回し力であり、その辺りが全く十分でないことを試験全体を通じて痛感させられました。
笑顔、ボディランゲージ、アイコンタクトはご指導のおかげで、それなりに出来たのではないかと感じています。メモは脇に置きましたが、目を落とす回数は結構多かったかもしれません。
最後に
1次試験が終了し、2次試験の2016年の問題を見たところ、これはとても歯が立たない、あと2か月ちょっとでどうしようと思い、途方にくれたものでした。
CELに出会い、「2次試験対策セミナー」「過去問セミナー」、3回の模擬試験では本当にお世話になりました。結果はどうあれ、かなり力はついたと感じています
「目から鱗」と感じたことが多々、本当に勉強になりました。おかげで何とか2か月の間、それなりの準備はできましたし、また日本に生まれ、育ちながら、日本の事をあまりにも知らない自分を発見しただけでも意義は大きいと思います。
対策セミナー、過去問セミナーはタイミングが遅れてしまい、インターネット受講になりましたので直接曽根先生にはお目にかかれていませんが、どこかで御礼を申し述べる機会があれば幸いです。1回目と2回目のnative、日本人の先生とも、緊張のためお名前を失念し申し訳ありません。  3回目はDan先生とA.F.さんでした。皆様ともとても丁寧かつ有意義なご指導をいただき本当にお世話になりました。改めて最後にお礼を申し上げます。本当に有難うございました。


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