英検1級コース受講生の体験記

CEL受講生の体験記

英検1級試験合格者の声

真の英語力をアップし、英語学習法を教えてくれたCEL

稗田 賢司さん(茨城県在住、通学&CD通信受講)



 

このたびおかげさまで英検1級に合格することができました。改めてプロの指導のすごさを実感した次第です。田中先生、スタッフの皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。

<TOEICに準じて安易に考えていた英検1級>

 私は、英検1級受験前はTOEICをずっと受験していましたが、ウェブサイトなどでよくみかける各種英語試験の難易度比較表などが示している英検1級保持者並のTOEICの点数を獲得していたことから、英検1級もテスト形式に慣れさえすれば合格できる素養は充分に備わっている、などと安易に考え、TOEIC受験が一段落したところで英検1級受験の準備を始めました。

<プロの指導を求めてCELに入学>

 しかしながら当然のこと、この考えは大いなる勘違いで、二つの試験は、同じ英語到達度を測るテストであるにも関わらず、あまりにもテスト内容が違うことから、その後悪戦苦闘することとなります。TOEIC受験の際に、下手に自力でチャレンジするよりもプロの指導の下に勉強することが結局は近道となることを学んでいた私は、NHKのラジオ講座のテキストに載っていたCELの門をたたき、スタッフの方と相談し、英検1級コースを受講することにしました。

<受験テクニックを越え、真の英語力養成に役立ったCELの模試と授業>

 CELで提供する模擬試験は、英検1級レベルより少し難しく、少しずつ我々の実力が養成できるよう相当緻密に計算された内容であり、また、クラス後半の解説では、いわゆる正解へのテクニックだけでなく、真の英語力を付けるための指導が随所に散りばめられていたように思います。毎週本番とできるだけ同じような状況で何度も模擬試験に臨むことで本番に向け緊張感を徐々に高めて行くことができました。

私にとって何と言っても1次試験が難関で、結果、1次に合格できるまで3度かかってしまいました。この1年にも迫る長い期間になにをしていたかといえば、大きく整理して二つのことを実行していた気がします。一つはCELの講義で「これをやったほうが伸びる」ということをただひたすら継続したこと、もう一つは毎日少しでもいいから机に向かう、ということを忠実に実践していました。

 CELで「これをやると伸びる」とアドバイスされたことは、リスニング試験の中でも難関のPart2 Passageの問題文のシャドーイングやオーバーラッピング、模擬試験に出題された単語のパラフレーズによる暗記、英字新聞やTIMEなどの英字雑誌の多読、など一見変哲もなさそうなアドバイスでしたが、実際これらを繰り返すことで力がついたことは事実です。

 どうすれば忙しい日々の中でそのようなトレーニング(英語学習をスポーツになぞらえる人がいますが、その通りだと思います)を実践できるか再度自分の生活パターンを翻って考えてみたところ、結構トレーニングをする時間はあるものと気づきます。例えば通勤時、例えば昼休み、朝30分早く起きる、とか…。これは二つ目のこと「毎日やる」につながってきますが、私も決して真面目な人間ではないですから、「毎日やる」といってもたまには知人と呑みにいきたいですし、今日は気が乗らない、という時ももちろんあります。そういう時でも普段のトレーニングの半分でも、三分の一でもいいからやるか、やらないかは結構最終的に差になって出てきます。とにかく何もやらない日をつくらず、ほんの少しでもいいから何かをやる。週末の飲み会が予め決まっていれば、朝少し早く起きて勉強するとか、勉強をした後に少し遅れて行くとか、苦しいながらも何とか工夫していました。

 結局、英検1級を受験する土台をお持ちの方(英検準1級保持者でしょうか)は、合格するための能力的な素養はすでに充分あり、実力がつくといわれることを毎日、地道に実践できるか、できないか、ということが重要なことではないかと感じます。英検準1級を保持する実力や土台があれば、コツコツやれることでいつかブレイクスルーする日が必ず来ますし、それまであきらめることなく継続できるか、できないか、が分岐点であると強く思います。いろいろと英検1級合格に向けた指南書やあまたのウェブサイトを拝見しますが、皆「何をやるか」「何をやるべきか」ということに焦点が絞られ、「実践できるか、できないか」ということにはあまり触れられていないように感じます。

 もう一つ気づいた点があります。一見、英語学習者には矛盾する考えかもしれませんが、(日本の)新聞には一通り目を通し、「クローズアップ現代」などの様々なジャンルを扱う教養番組をみたり、普通の小説よりも新書などで科学ものなどを読み込んで雑学を広く、浅く増やすことも重要だと思います。これは一次試験ではリーディングやエッセイ、そして二次試験のスピーチの際にも役立ちます。英語も所詮は人と人とのコミュニケーションの道具に過ぎず、様々なジャンルに幅広く知識を持つことがどれだけコミュニケーションに役立つかは英語だけに限ったことではないと思います。この土台がしっかりしていれば英検1級のエッセイやスピーチでどんなトピックを要求されても論理性を持って何か書けるし、何か話せるものだと思います。特に二次試験では与えられた5つのトピックから1つ選択して、その後2分間のスピーチの理論構成を頭の中で組み立てるのにたった1分間しかありませんので、トピックについての何に焦点を当てて話すか瞬時に「閃ける」ことができるかどうかが鍵となると思います。瞬時に閃くことができるためには、日ごろから最新で幅の広い様々な情報に常日頃接しておかなければならないと思います。日本語のテレビや書物に触れることは、いち早く英検1級合格を目指す方々には一見遠回りに写るかもしれませんし、そんな時間があればできるだけたくさん英語を読みたい、聴きたい、と考える方は多いと思いますが、英語力を伸ばす重要な要素の一つであると思います。

<CELで得た向上心をこれからの学習の糧として>

 最後に、この英検1級合格体験記でもいろいろな方々が触れられていますが、私にとっても英検1級取得が決して英語学習のゴールではありません。むしろ、終わりの無い英語学習のゴールを考えると、英検1級をとったままではむしろ中途半端な状態となり、さらなる高みを求めていくためには、これまでのトレーニングをさらに継続していかなければならないと考えています。そのことを思うと、何か途方もないものに足を踏み入れてしまった気がしてなりませんが、やる以上は前向きに向上心を持って進んでいければと思います。CELでの体験を通じ、おかげさまでこのような思いが一層強くなった気がします。

 お世話になりましたCEL英語ソリューションズの方々には、改めまして御礼申し上げます。ありがとうございました。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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