<2001年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>
自分がこれまで培ってきた英語力の証明として
根岸 正 さん
(会社員)
<1次試験>
通算で11年間海外にも駐在し、長年ビジネス上で英語を使ってきましたので、資格などなくても、英語は通じればよいのだ、と考えていました。
ところが、50才になったのを期に、自分の培ってきた英語力を証明するためにと、英語の資格試験をかたっぱしから受けるようになりました。その最後の関門が通訳ガイド試験でした。しかし、過去3回の受験ではいずれも不合格になってしまいました。ほかの英語の試験と違って、記述式主体の試験なので、納得いく答案が書けなかったことが原因だと悟りました。独学ではとても無理だと思い、CELの授業を受けることにしました。
通勤時間に片道2時間かかり、通学する余裕がなかったので、CD-ROM通信受講しました。毎回の授業では、まず予習用教材を、一問20分と時間を区切って、自分で解いてみます。その上で、解説授業を聴きながら、自分で添削していきます。わからないところは何度も何度も聴いて、CELの教材を徹底的にやることに注力しました。その結果、徐々に予習の段階で、納得できる答案を書けるようになってきて、少しずつ自信も出来てきました。
今回合格できたのも、英文和訳がきちんとできるようになったことが、最大の要因だと思います。
<2次試験>
江口先生とDan先生の共著の「英語で語る日本事情」をバイブルにして、小さくコピーして単語カードに貼付けて、通勤時間中に覚えるようにしました。この勉強は、1次試験と2次試験両方の対策としてたいへん役立ちました。
Intensive Class には、頑張って通学することにしました。2次の面接試験では、丸暗記したことをそのまま言っても通用しないと聞いていたので、即興で質議応答をするIntensive Classの授業は、絶好の練習の場になりました。
発音や文法などの多少の過ちは気にせずに、というアドバイスをいただいていたので、自信をもって本試験に臨むことができました。本試験では、落ち着いて自分の意見を述べると同時に、試験官との対話を楽しむように心がけました。
<3次試験>
1次対策の時と同様に、3次対策のIntensive ClassもCD-ROMで受講しました。便利だったのは、Workbookの必要な部分をCD-ROMからプリントアウトして、ノートに整理して、自分なりの教科書を作成できたことでした。3次試験でもCELの教材を徹底活用して、地理と歴史に集中して勉強しました。
今回、念願の通訳ガイド試験に合格することができて、これで英語の資格取得も一段落です。ほんとうに有難うございました。
CELでの通訳ガイド試験の勉強を通じて、英語を「書く」ことにも自信がでてきました。江口先生に教わったことが、仕事上でもおおいに活用できているのが、またうれしいです。
今後は、ボランティアで子どもたちに英語を教えてみたいと考えています。もちろん、通訳ガイドの仕事も少しづつでもやっていくつもりです。これまで、自分が海外を訪れた際に巡り会えた良いガイドさんのおかげで、楽しい旅になったことは数知れません。その恩返しをしたい、という気持ちも大きいですから。
※根岸さんのその後のご活躍のご様子はこちらをご覧下さい>>
|