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通訳ガイド試験合格者の声
<2004年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声CEL背番号7、ついに合格

廣野 裕一さん(通学受講)

<江口先生を頼って>

 江口先生の指導のもと、英検1級を取得できたのが約4年ほど前のこと。次に通訳ガイド試験を受けようと考えたのは、英検1級には合格したものの自分の和文英訳力はまだまだと感じていて、その部分を伸ばすのにふさわしい試験だと思ったのと、「通訳」という響きへの憧れからであった。

 「あの江口先生の授業をまた受けることができるのなら」と、英検1級取得後、英語の勉強に関して少し燃え尽き気味だった自分のいわばリハビリも兼ね、CEL通訳ガイドコースに入会した。会員番号7番であった。

<1次試験>

 CELの英語筆記試験対策の教材はすべて江口先生自作のオリジナルで、本番の長文よりもはるかに難易度が高かった。一筋縄では行かないところに下線部和訳等の設問が集中し、本番の長文問題が楽に感じられるほどであった。自分自身も英語教員なので、生徒向けに日頃からテスト等を作成しているだけに、教材作成者のレベルが高くなければ、このような教材は作れないものだということがよくわかる。

 本番の試験よりも難易度が高く、しかも興味深い題材ばかり取り扱った教材を、江口先生がポイントを的確につきながら、かつユーモアあふれる講義で解説してくれたので、いつでも楽しく授業を受けることができた。講義でありながら、目に見えない対話が感じられる素晴らしい授業であると感じた。

 とくに和文英訳の解説、writing quiz では語と語のつながり、語の使いわけなど、江口先生の豊富な知識と論理的解説にただただ納得させられるばかりであった。江口先生は、通訳ガイド試験というもっともレベルの高い英語資格試験のための勉強を効果的に教えることのできる、数少ない「プロ」であると改めて感心した。単に試験合格のための受験テクニックを教えるのでなく、試験勉強を通して試験合格後に実地に役立つ「本物の英語力」が身に付くよう、微に入り細に入り工夫が凝らされていることがわかる。

 2004年度から1次試験に日本歴史、日本地理、一般常識も加わって、そちらの試験勉強にも時間を取られた上、個人的には8月に2週間ケンブリッジ大学での研修があって、7月下旬から8月にかけては1次の英語筆記試験の準備は全くできなかった。それでも本番の英語の問題がやさしく感じられたのは、過去3年間CELの教材をしっかりと着実にこなしてきた蓄積があったからだ。江口先生が常々「読み書きを含めた英語の総合力を高めれば、おのずから合格に必要な力はついてきます」とおっしゃっていたことに偽りはなかった。CELの標榜する「本物の英語力」、この意味を通訳ガイド試験合格で身を持って実感することができた。

 日本歴史、日本地理、一般常識は、日本事情コースと直前対策コースの教材を中心に学習した。とくに日本歴史は、あのたった3冊のCELワークブックに教科書1冊分の内容が入っていてとても勉強しやすかった。日本地理は江口先生の講義で、まるで旅に出たくなるような気分にさせてくれ、ほぼ小学生レベルの知識しかなかった私にもよく理解できた。とはいえ、本番では日本歴史の問題にかなりの難問が入っていて、もうだめだと思っていたので、1次試験合格を聞いたときは驚くと同時にほっとした。

<2次試験>

 1次試験合格の知らせを受けるまで、2次面接試験については何の準備もしていなかった。はじめのうちは日本文化を英語で説明するためのinputを徹底的に行いつつ、CELの2次Intensive classに通った。計10回受講した中で、Dan 先生はじめネイティブの先生方から「2次面接試験は英語力プラス、パフォーマンスの勝負」であることを教わった。最高経営責任者の曽根さんによる「2次対策特別セミナー」では、”I love Japan!”の精神の重要性を理解することができた。

 CEL2次Intensive classでの模擬面接特訓に加えて、知人の外国人に個人レッスンを2回、前年に2次試験を受けた友人にも2回練習相手になってもらった。また浅草に行って、自分がプロの通訳ガイドになったつもりで目の前にあるものを英語で表現する練習もした。子供のころから何度も行ったことのある浅草が、こんなにも魅力ある場所であることを再発見した。2次試験当日も、二重橋と皇居に立寄って英語でガイドする練習をしてから、試験会場の東京フォーラムに向かった。

 本番の面接では、どんな質問にも笑顔で面接官を楽しませる応答をしようと心がけた。面接中の5分間だけでも、ピンチの時はあえて笑顔を見せて乗り切るプロ野球の新庄選手になろうと思った。本番では、尋ねられた3問中1つはダメ、1つは大丈夫、もう1つは微妙という1勝1敗1分という感触であった。練習したことのある質問は1問であったが、面接試験とはこういうものだ。結果的に合格できてとても嬉しかった。

<英語の3冠達成!>

 通訳ガイド試験を目指して勉強している途中で、花野先生のBuildupコース を受講したことも、英語の総合力を高めるのにとても役立った。その結果、TOEICのスコアは920点までアップ。この私が、英検1級、通訳ガイド資格、TOEIC900点以上という「英語の3冠」をとうとう手にすることができた。これもCELでしっかりと学んだ成果である。今後はCELで学び手に入れた「本物の英語力」を活かしてゆきたい。同時に、英語教師として、江口先生のような本当のプロになれるよう、精進したいとも思う。

 江口先生、Dan先生、花野先生、CELスタッフの方々、そしてクラスメートのみなさん、ほんとうにありがとうございました!!