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通訳ガイド試験合格者の声
<2004年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声実を結んだCELでの読む訓練と話す訓練

神杉 悦子さん (CD-ROM受講&通学受講)

<きっかけ>

 十数年前に英検準1級を取得後、当然のように次は1級をめざしましたが、なかなか合格できずにいました。当時、教会の英会話教室に通っていて、そのクラスメートの一人に、「こんな試験があるけどいっしょに受けてみない?」と誘われたのが通訳ガイド試験を受けるようになったきっかけです。

 試験勉強を始めるにあたってCELを知ったのは、NHKのビジネス英会話のテキストにCELの広告を見つけたからです。当時は三重県に住んでいたので、通学することはできず、CD-ROM通信受講で勉強することにしました。

<1次試験>

 CELの通訳ガイドコースを通信受講しながら、難関の1次試験対策の勉強を続けましたが、今振り返ってみるとその間、時間・量ともにかなりこなしました。自分では到底読めないような英文を、江口先生の解説をきいて、納得がいくまで何度も読み、和訳を書いていくという繰り返しでした。教材の問題が本試験の傾向と一致しているのは当然のこと、取り上げられている英文記事は、すべてup-to-date なもので、ふつうに日本の新聞を読んでいただけでは得られないグローバルな視点が身について、視野を広めるのに役立ちました。

 CELの教材はすべてがよく工夫されていています。1レッスン2時間の中で、問題文の前後の短い記事を読んで下線部訳するリーディングクイズ、出てきた単語をリストアップした単語チェック、日本事象説明など、バラエティ豊かな勉強内容がカバーされるので、飽きることがありません。江口先生の解説授業も詳しく丁寧で、大量の英文を読み進んでいくことで多方面の知識が得られますし、これがまた2次面接試験にも直結します。

 CELの直前模擬試験は、本番とまったく同一の形式で、英語筆記試験と日本語筆記試験を1日で受けるもので、神経がくたくたになるほど疲れました。でも、本番はもっときついので、前もってやっておいてよかったと思います。特に、直前模試の日本語筆記試験問題は、すべてが的を絞られた問題で、江口先生の解説授業も無駄のないよく整理されたもので、短期に効率的に勉強することができました。

 範囲が無制限に広い政治、経済、一般常識については、CELでの授業に加えて、新聞に目を通すなど、日々の情報収集の成果が問われます。これについては、Dan先生の2次対策の授業を受けていたので、授業の予習として毎週ニュースをチェックしていたことが役に立ちました。日本歴史では、私は特に近代史を勉強し直しました。若いときには世の中の流れを知ろうともしなかった自分を悔い、それに気づかせてくれた通訳ガイド試験には感謝しています。

<2次試験>

 2003年度の2次試験に失敗した私は、迷わずCELの2次対策コースを選びました。口べたの上に、自分で意見を書いたり、述べたりすることが苦手で、今度こそはなんとか合格しようと、わらにもすがる思いでした。

 CELの2次対策コースは1学期4ヶ月です。秋と春のコースで「英語で語る日本事情」(編注:江口裕之・Dan Dumas共著、Japan Times社刊)をカバーするようにカリキュラムされていました。日本事情に関しては、一通りきちんと勉強したかったので、2期連続で受講しました。それに加えて、Dan先生手作りの教材も素晴らしく、クラスに出席すると否応なしに話しをさせられます。もちろん自分の意見を発言するのが一番勉強になりますが、同時にクラスメートの意見を聞くのも、見聞が広がってたいへん有益でした。外国人がよく日本人に対して抱く疑問に、納得させるような回答を準備するのは、なかなか一筋縄ではいかずに大変です。なんとか自分なりに考えて回答して、ふだんは厳しいDan先生を納得させることができ、”Good answer”と言ってもらえた時は嬉しく、勉強を続ける甲斐にもなりました。指導経験が豊富で、いつも明るいDan先生の授業は熱気に包まれていて、今では懐かしく感じられます。

 クラスは最大でも5名程度で、リラックスした雰囲気の中で勉強できます。幸いすぐに仲良しのクラスメートも出来て、本試験が近付くと、授業終了後にコーヒーショップに立寄り、質疑応答の練習をしました。いい意味でライバルができ、お互いに切磋琢磨して頑張ることができたのも、クラスメートの若い人たちのおかげです。

 2次試験直前のIntensive classでは、Dan先生から”Etsuko, you will pass the exam this time.”とまで言われるほどになり、少し自信になりました。

 こうして迎えた本番の面接試験でしたが、いざ始まってみると、あがるわ、あわてるわで、CELの授業でやっていたようには到底いきませんでした。試験終了後は、もうだめかもしれないと悲観して合格発表までの2ヶ月間をつらい思いで過ごしました。それだけに、2次試験発表当日CELから”Congratulation”メールが届いた時には、「うそーー」と信じられない気分でした。

 多分、合格させていただいたのは、この一年間の勉強の積み重ねに加えて、最高経営責任者の曽根さんの「2次対策特別セミナー」で面接試験の心得を伺って、それだけはしっかりと実行したからでしょう。以前は、2次の面接試験では、話す内容と流暢さだけが大事と決め込んでいたのですが、接客業であること、印象が大切なことなど、2次試験合格の秘訣を教えていただけたことに感謝いたします。

<CELで得たもの>

 CELの通訳ガイドコースで勉強したおかげで、高嶺の花と諦めていた英検1級にも合格できました。さらに、TOEICでも900点を突破することができました。

 これもすべて、江口先生が常々おっしゃっている「英文を大量に読みこんでいくことで、英語の総合力をアップさせる」ことが実現できたからでしょう。通訳ガイドコースの授業で、あれだけ多くの英文をこなしていくうちに、英文を読む「勘所」が養われたような気がします。

 メールで質問すると、すぐに返事をいただき感激させてくれた江口先生、受付デスクやメールでいつもやさしく対応してくれたスタッフの田中さん、ほんとうにありがとうございました。「がんばってください!」といつもお声がけいただいたことが、どんなに励みになったでしょう。

 お世話になりましたCELのみなさん、心から感謝しております。最後にもう一度、ありがとうございました!