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通訳ガイド試験合格者の声
<2005年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声夢をかなえてくれたCELとの出会い

高窪 武治さん(通学受講)

<江口先生を慕ってCELに入学>

 米電算機メーカーの技術部門に就職したのが英語との本格的な付き合いの始まりでした。アサインされた仕事は顧客に設置された電算機システムの保守サービスであり、社内では英語が日常的に使用されていました。業務上多くの米国本社およびアジアのスタッフが来日され、休日には東京近郊の観光地を案内するのが習慣になっておりました。日本特有の文化、習慣などに興味を持つ方もあり、色々な質問をしてきますが、即座に回答出来なく恥ずかしい思いをしたことがありました。当たり前の事が、何故?と訊かれると言葉に詰まってしまうのです。

 こんな時、通訳ガイド国家試験のことを友人から知らされ挑戦する決心をしました。何度か受験してみましたが、この試験は社内で使用されている英語とは全く別物で、レベルがかなり高くまた出題される範囲が広く、全く歯が立ちませんでした。精神的に落ち込んでいたある時、通訳ガイド試験会場の出口でCELのスタッフの皆さんが真っ赤なTシャツを着て宣伝活動をされていて、その中にはDan先生の姿があったのを思い出しました。CELの学校案内パンフレットを見てみると、通訳ガイドコースは江口先生が中心となって指導されていることが分かり、早速入学を決めました。以前、江口先生の授業を受けた事があり、先生の魅力ある、人を引きつけてしまう授業のすばらしさを鮮明に覚えていたのです。

<第一次試験対策>

 CELのクラスでは、毎回の授業で取り上げるテーマが最新のものであり、授業が文法中心のテクニカルな解説ではなく、また予備校にありがちな冷たさは全くなく、そして和やかな雰囲気で進められますので、毎回出席するのが楽しくなります。

 まず、英語基礎力の向上を目指してBuildupコースを受講しました。花野先生の流暢な英語を駆使した魅力ある授業には感激しました。また教材のテーマが広範囲に渡るものであり、分かりやすく背景を説明されますので、作者の意図するところが容易に理解できました。

 通訳ガイドコースでは、江口先生の非常に聞きやすい声で授業が進められ、いつの間にか引き込まれてしまいます。すべて江口先生手作りの教材は隅々まで念入りに工夫がなされており、解説授業では英文の背景となっている政治、経済、文化、科学などあらゆるバックグラウンドの知識が分かり易く説明され、筆者の意図が何かを明快に指摘されますので、予習の段階での疑問点が授業を受けると一気に解決してしまいます。

 授業中に約10分程度で実施されるミニテストがありますが、1分もしない内に、クラスの受講生はサラサラと回答を書き始めており、先生の質問に積極的に答えている姿を見て、自分の英語力の低さを痛感しました。まず語彙を増強しようと考え単語帳を工夫して作成しました。英文中に分からない単語が出てくると、その単語が含まれている文章全体を書き写し、英和辞典からその単語の主な意味を列記し、更に使用例文を英英辞典で調べて記入します。そして、最後に類語辞典を調べ、使用頻度が高い同意語・反意語を記入します。この様にひとつの単語を様々な観点からグルーピングして纏めておくと、単語の意味をしっかりと覚えるようになりました。しかし、60代になってからは記憶力の低下が急激に進みますので、単語を確実にものにするまでは、繰り返し英文を読み返す必要がありました。

 近年の通訳ガイド試験では、時事用語を含めて多くの通訳ガイド用語が出題されるようになったので、対策として英字新聞の購読を始めました。毎日読むのは国内記事面、社説などを中心に4ページを目標としました。身近に話題になっている記事を継続して読んでいると、時事用語などのキーワードは何回も目にするので、自然に記憶出来てしまいます。また、エコノミスト、タイム、ニューズウィーク等のエッセイ類も適宜掲載されていますので、通訳ガイド試験の対策としては大いに役立ちました。

<第二次試験対策>

 一次試験に合格するとは想像もしていませんでしたので、合格の通知が来たときは夢のような気分でした。しかし、約20日後に迫っていた二次のインタビューテストは私の最も苦手とするところであり、どのように準備をしようか途方に暮れましたが、さっそくCELの2次直前対策Intensive Classに申し込みました。 このクラスは非常に人気がある為、希望日時の全ては予約できず、かろうじて7回分の枠を確保できました。クラスに出席してみると4人の小クラスでしたが、受講生のレベルは非常に高く、模擬試験官を演じるNative Speakerの先生の質問に対し極めて流暢な英語で、しかもスマイルを浮かべながら応答しており、ますます自信を喪失してしまいました。

 先生方からいただいたfeedbackのコメントで有り難かったのは、インタビュー中に沈黙の時間を作らないこと、質問者とアイコンタクトを保ち、スマイルを忘れないこと、雑談する気分で緊張しないことでした。本試験まではNative Speakerの先生方に勇気づけられ、想定問題の回答を自分の言葉でノートに書き出し、何回も音読して試験当日に備えました。

 本番の面接試験では、試験室に入室する際には“Good morning”と元気よく笑顔で入って行きました。服装はDan先生のアドバイスに従い、就職試験のつもりで清潔感のある控えめなものとしました。最初の質問は、葬式の時の迷信に関する内容で、あいにく私が知らない内容でしたが、沈黙の時間を作るとまずいと思い、Native Speakerの試験官と質問内容を確認する為に若干の会話を交わしました。今考えてみると、この時の質問の内容を理解しようとした熱心な態度が、良い結果を導くきっかけになったのかなと思います。その他の質問は、日本人の長時間労働、牛肉のBSE問題、若者の海外旅行熱、夫婦茶椀とは何か、NHKの受信料の未払い問題であり、なんとか自分の言葉で相手に伝える事が出来、インタビュー試験は約7分で終了しました。

<CELでかなえた夢>

 こうして、2006年1月31日、ついに通訳ガイド試験に合格することが出来ました。曽根CEOおよびスタッフ一同からお祝いのメッセージをE-mailで頂戴した時は一瞬目を疑いましたが、添付されていた官報で、合格者名簿の中に自分の名前と受験番号とを確認したとき、喜びが現実のものとなってきました。

 幸運にも通訳ガイド試験に合格しましたので、これからは江口先生の名講義を受けられないのがとても寂しい限りです。でもCELの皆様方のお陰で次のステップのスタート地点に立つことが出来ました。これからプロの通訳ガイドとなる為にはより一層の勉強が必要となりますが、現在やや緊張感を伴いつつも、これから全く新しい世界へ一歩踏み出す事を考えると非常にわくわくした気分です。

 最後に、合格までの間、多大なサポートして頂いた江口先生、花野先生、Dan先生、そしてスタッフの皆様方、クラスメートの皆様方には大変お世話になり、本当に有難うございました。厚く御礼申し上げます。


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