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通訳ガイド試験合格者の声
<2006年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声合格はCELとの出会いのおかげ!

江口 優治さん(CD通信受講)
>>受講歴 英検1級コース通訳ガイド1次コース通訳ガイド2次直前セミナー


 私が通訳ガイド国家試験に合格できたのは、CELのすばらしい教材と、聴いていて(CD受講なので)楽しい授業、そしてCELスタッフのみなさまの温かい支援のおかげです。ほんとうにありがとうございました。

<はるか遠い存在の英検1級・通訳ガイド試験>

 私が通訳ガイド試験の受験を考えたのは、10年以上も前のことです。私は高校で英語を教えていますが、仕事と英検1級や通訳ガイド試験の勉強を両立させることはとても難しく、月日はただ流れていきました。

 3年前の異動をきっかけに、英語力向上のためにCELの英検1級コースを受講し始めました。しかし当時の私には、英検1級や通訳ガイド試験の合格は、はるかに遠い存在でした。翌年には、通訳ガイドコースも受講し、受験を意識した勉強を始めました。始めのうちは一生懸命に取り組んでいましたが、送られてくる課題集に目を通すのがやっとやっとの状態でした。その年は、残念ながら通訳ガイド試験当日に部活動の試合があり、そこで気持ちは切れてしまいました(教材は封筒に入れたまま丁寧に保管!)。

<とりあえず受験してみよう>

 CELの英検1級コースの通信受講を始めて3年目の2006年度は、通訳ガイド試験を受験しようかさえ迷いました。通訳ガイド試験の準備は1年近く何もやっていなかったのです。しかしながら、CELから願書を送って頂き、スタッフの田中さんからも、「通訳ガイド試験は年に1回のチャンスです」という言葉に後押しされ、6月に受験を決意。この時になって初めて、通訳ガイド試験の内容が大きく変更されていることを知りました。

 1次試験は英語だけと思っていた私には、日本地理・歴史・一般常識の試験は負担に感じました。あわてて、英語対策コースと日本地理・歴史・一般常識対策コース両方の受講を申し込みました。日本地理・歴史・一般常識には、ある程度は自信があったのですが、試しに日本地理の試験問題を解いてみると、ほとんど解答できない状態でした。この時点で、半分あきらめモードでした。

 そんな気持ちを引きずりながら、8月。本試験まで残り1ヶ月になったところで、本格的に勉強を開始しました。英語は、1日に授業1回分の演習問題をノルマにし、日本地理・歴史・一般常識は、CELの直前対策コースの問題をすべてやり(7月までは地理を少しやっただけで、他は何もやっていませんでした)、間違えた箇所はノートに書き出して、徹底して暗記しました。お盆以降は時間のある限り1日中部屋にこもって問題演習。もちろん、勉強は予定通りにはいかず、分量の多さに圧倒されっぱなしでした。英語は、和訳・英作文・日本事情の問題を中心に、自分で解答を丁寧に作成していきました。特に要約問題は不得手で、おまけに漢字で表現できず、情けなくなる思いでした。

<あと2週間しかない>

 この頃は、いかに暗記する時間を確保するかが大きな課題でした。家族と出かける時もCELの問題集を持って外出し、少しでも時間があれば、問題演習とガイド用語の暗記また暗記。頭の中はパンク寸前でした(頭はできる限り振らないようにしていました!)。地理と一般常識は、もっと問題演習がしたくなり、市販の問題集を購入しました。しかし、タイミングよく試験1週間前に、江口先生から「新しいことをせずに復習をしてください。CELの教材を信じて勉強して!」というメールをもらいました。(合格した今だから言えるのですが、このメールが私の合否を左右したようです。)結局、市販の問題集は一切使わずに、日本地理・歴史・一般常識に関しては、CELの直前対策コースの問題のみを全部暗記しました。

 英語の方も時間がなく、CELのガイド用語と日本事情の小冊子の暗記と英作文の練習を徹底的にやりました。英作文は、模範解答にある「少し易しめの英語」で書かれているものを参考に練習しました。CELの教材は、やればやるほど味の出て来るものばかりなので、時間がないことを何度も後悔していました。この頃は、今年度は地理以外に いくつかの科目で部分合格できればよいという気持ちになっていました。

<いざ1次試験受験>

 地方に住んでいるので、受験地の京都に向け、いざ出発。試験前日は、英作文の確認と日本史の資料集を見て過ごしました。試験会場には早めに着くように宿を出発。受験者の多さ圧倒されましたが、CELの教材を持って勉強している人を見つけて心強くなりました。試験開始は10時。問題は予想通り難しかったのですが、20分前にはなんとか終了。時間が余ったことにビックリ。これはCELの要約問題や英作文で解答のコツを身につけることができたからです。その後は、何度も答案を見直していました。誤字・脱字やスペルミスなどに注意し、採点者が読んでわかる解答かどうかという視点で見直していました。

 午後は、日本地理・歴史・一般常識の試験。地理はとても解答しやすく、満点近い点が取れたと思って気分を良くしたのもつかの間、歴史と一般常識はかなり難しく感じました。試験の途中で退出する人もいましたが、マークミスがないか、何度も何度も最後の1秒まで確認していました。すべてが終了して試験会場を後にする時には、今年度は地理くらいが合格かなという思いでした。

<1次試験合格に驚く!>

 1次試験終了後は、順調に2次試験に進めるとは思ってもいなかったので、何もせずに過ごしていました。ところが、届いた合否通知のハガキを見てビックリ、なんとすべての分野で「合格」!!

 しかしながら、合格のうれしさよりも、2次試験の準備を何もしていなかったことに慌ててしまい、すぐにCELに連絡し、2次対策Online通信受講を申し込みました。5回分の25問を一気に解答。CELのスタッフには、短期間にも関わらず丁寧に添削して頂き、面接試験の答えのコツみたいなものをつかむことができました。また、私の添削に対してスタッフの田中さんからも貴重な意見を頂き、大いに勇気づけられました。

 並行して、江口先生・Dan先生共著の『英語で語る日本事情』(Japan Times社刊)を参考に、自分でQ&Aを作っていきました。他にも、日本事情に関する市販の書籍を持っていたのですが、CELの『英語で語る日本事情』が一番うまくまとまっていました。2週間というわずかの期間でしたが、手作りのQ&A集は大学ノート2冊近くの分量になりました。さらに、自分で基本例文集を作り、徹底して声に出して反復練習。CELの合格者の方々の体験談も入っている「2次試験の気になる点すべてお答えしますセミナー」のCDも何度も聴いて、当日の面接試験をイメージしました。わずかの期間でしたが、自分なりの準備ができ、1次試験の時よりもちょっぴり自信を持っていざ京都へ出陣。電車の中でもひたすら口でもぐもぐ練習また練習。

<そしてとうとう2次試験当日>

 2次試験会場には、かなり早くに到着。会場が合掌作りの建物に何となくいやな予感がしました。受験者を見ると、30代から40代の人ばかりだなという印象でした。受験者がみんな「英検1級保有者」に見えてしまい、すっかり雰囲気に飲み込まれていました。

 面接では、まず氏名と出身地を答えると「君は富山から来たのか」という話しに始まり、すぐに面接官が「富山に屋根が急な建物があるよね、あれは何だっけ」で面接がスタート。嫌な予感は的中!面接の6割程度は、「五箇山」や「おわら風の盆」や「富山の食べ物」など出身地のことばかりが質問されました。「おわら風の盆」には特に面接官が興味を示し、「観光客は一緒に踊れるのか。どんな踊りなのか」など次から次へと質問されました。自分で答えながら、「あれは言うんじゃなかった」と思いつつも、常に笑顔で答えていました。曽根先生が2次セミナーの中で繰り返しアドバイスされていた通り、常にニコニコしていました。

 面接の後半では、「将軍と天皇」や 「明治維新」など、CELのサンプルCDに収録されていた内容が、いくつも質問されました! 特に、「明治維新は何年か」という質問に「1868年」と即答すると、面接官が「ピンポーン」と答えてくれ、その場の雰囲気が一気に和みました。「生け花」「わび・さび」「回転寿司」など繰り出される質問に、まだまだ答えるぞと構えていると、女性の面接官から日本語で「将来はどんなガイドになりたいですか」と聞かれ、「よし、英語で」と思いきや、「日本語でどうぞ」と言われ拍子抜けしました。でも、ここぞとばかりに「これからは地方の時代。地方にはもっと通訳ガイドが必要です!」ということを2分ほど、熱く語りました。

<人生に自信をあたえてくれたCEL>

 英語の先生だから合格できたんだよ、と思う方もおられると思いますが、普段は仕事が忙しく、部活動も野球部のため土曜日や日曜日もなく、勉強できる時間はほんとうに限られています。実際の通訳ガイド試験の問題も見たこともなく(当然やったこともない)、前年度のCELの模擬試験では、最下位群であった私が合格できたのは 、英検1次対策コースを受講したことが、通訳ガイド試験対策にもなっていたようです。「本物の英語力」を身につければ、どんな試験にも対応できる、というCELの教育方針を身を以て体験することができました。

 CELの教材をやったからこそ言えるのは、CELの教材は密度が濃く、通訳ガイド試験のすべてをきちんと網羅しているということです。私の合格は、「CELの教材を信じてやれば必ず合格できる」ということを証明しました。

 CELのホームページに掲載されている合格体験記に「3年で英検1級に合格できました」というフレーズを見て、何となく申し込んだのがCELとの出会いでした。私も3年目に合格を手にすることができました。CELは私の人生に少し「自信」を与えてくれました。これからも、より高い英語力を目標に努力し続けたいと思います。まずは、英検1級合格をめざして勉強再開です。

 ありがとうございました。



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