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通訳ガイド試験合格者の声
<2006年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声 国家試験という魔力に魅せられて

林 泰行さん(通学受講)
>>受講歴 Buildupコース通訳ガイド1次コース通訳ガイド2次直前セミナー

<軽い気持ちから始めて>

 私が通訳ガイド試験の存在を知って初めて受験したのは今から14年前に遡ります。英語の国家試験があるのなら挑戦してみようという軽い気持ちでした。結果は不十分な勉強努力により見事に(?)不合格でした。その後、いつかは“復讐戦”をと心に誓いましたが、仕事に全精力を注ぎ込んでいたこともあって、通訳ガイド試験のことは頭の中からほとんど離れてしまいました。

 しかし、仕事の性格上外国人と接する機会が多々あり、彼らから日本の事を聞かれても説得力のある返答ができない時など、もっと日本のことを英語で上手く表現したいとの思いが強くなるにつれて、不思議と通訳ガイド試験のことが脳裏に浮かび上がって来ました。私の潜在意識の中ではこの試験に取り付かれているのだなと悟り、年男にあたる2006年に二回目の挑戦をしようと心に決めた次第です。

<週2日通学秋期コースに入学>

 当初は、独学も考えましたが、出来るだけ効率的且つ集中的に勉強したいという気持ちが強かったので、学校選びに奔走しました。最終的にCELを選んだ理由は、2004年に「本物の英語力」という教育理念に基づいた花野先生のBuildup Reading & Listeningコースでの学習経験があり、いわゆる予備校にありがちな単なる詰め込み形式とは無関係の指導方針に共感を覚えたからです。特に、江口先生が常々強調する「読む・聴く・書く・話すの4技能をばらばらに学習するのではなく、それらを包括的に習得することが何より重要である」というポリシ-が入学の決め手となりました。実際、江口先生作成のタイムリ-なオリジナル教材を勉強する度にその意味が理解できました。

 とは言っても、何十年ぶりに本格的に英語を勉強し始めた私にとって、初めの数ヶ月は週1回の課題集を解くだけで精一杯でした。予習の段階で、本試験のつもりで制限時間を設定しても、半分も解答が埋まらない状況で、その度に惨めな気持ちになって自己嫌悪に陥りました。特に英文要約問題には手も足も出ず、自分勝手に「今年の本試験には出題されない!」と思い込みたくもなり、白旗を揚げそうにもなりました。ただ自分の性格は優柔不断でありながら一度やると決めたら猛進するタイプなので、「よし、今年1年は自分をとことん追い込んで、英語漬けの年にしよう!」と決め、授業の日には江口先生に“密着”してわからないことは何でも必ず質問し、少しでも前進しようと試みました。

<一次試験合格に向けて>

 2006年の春になって、地理・歴史・一般常識の授業も始まった頃には徐々にではありますが、通訳ガイド試験の勉強法がわかって来ました。つまり、前週の教材の復習が不十分でも新たな教材をどんどん前に進ませて予習することが重要だということです。そうすることによって、結果的に、前週までの授業の理解が進み、毎週の1回完結型課題集の利点が生かされるようになっているのです。一次試験が近づくにつれて苦手だった要約問題も合格点レベルまで引き上げることができ、少し授業に対して余裕が持てるようになった時、英文雑誌等を読んでも何とか理解出来る程度まで英語力が向上したようでした。もちろん不安な気持ちに駆られたことも時々ありましたが、そのような時こそ江口先生のタイムリ-な教材を原点回帰として何度も復習しました。(気合の入れ直しですが、語彙力増強にも非常に役立ったと思います。)

 実際の一次英語筆記試験において要約問題が出題された時、思わず“武者震い”がしました(配点も15点!)。苦手な問題でも、江口先生の演習問題を繰り返し学習してきたので回答能力が向上したことがわかっていたからです。その結果、本番試験中に、他の問題も自信を持って対処出来るという相乗効果も生まれました。授業中において、要約問題は、英文読解力や英作文力向上も含む学習効果が大きいと、江口先生が常々強調されていたことは、今でも鮮明に記憶しており、本当に正しかったことも証明されました。一次試験終了後は地理・歴史並びに一般常識試験も含め手ごたえを感じておりましたが、合格発表の日に、自ら国交省に出向いて一次試験合格を自分の目で確認した時は、興奮した気持ちを抑え切れず我を忘れてしまいました。

<二次試験で神風が吹く>

 一次試験終了時に直ぐに準備に着手すべきでしたが、本格的に勉強を再開し始めたのは、合格発表後からでした。ただ、前年の秋から、二次試験対策も備えた江口先生の日本事情教材を楽しみながら勉強し続けていましたし、会話にはある程度自信があったので、二次試験に関しては割と楽観的に考えていました。そんな時、スタッフの田中さんから、「二次試験を軽く考えてはいけませんよ!」と言われ、気合を入れ直して、二次集中クラスを至急数回受講して本番に備えました。

 本番面接で「日本の歴史における重要人物を挙げて下さい。」と聞かれた時、本試験前日に受けたCELの模擬面接でも問われた同じ質問(まさに神風!)も含まれていたので、江口先生の教材にも取り上げられていた豊臣秀吉を躊躇無く挙げて、二次面接のハイライトを演出し、それまでの緊張感が吹き飛んだ結果、面接が終了する頃には試験官を何とか笑わそうという余裕さえも生まれていました。

<CELを選んだからこそ手にした勝利>

 二次試験が終わってから最終結果発表までの期間は、本当に長く感じられました。合格発表当日朝に、インターネット版官報で自分の名前と受験番号を見つけた時の感激はいまだに忘れられません。

 学校選びから始まってあっという間の一年でしたが、CELを選んだ自分を褒めてやりたい心境です。小手先のテクニックに走らないという地道な語学学習の王道(ハードな道ですがあえて王道と言わせて頂きます。)に重点を置く指導方針、ならびに下らない質問もたくさんあったと思いますが、私の毎回に及ぶ質問攻勢にも快く応じて下さった江口先生の姿勢には感謝の気持ちで一杯です。

 私は、幸運にも再挑戦の決意から一年で合格に至りましたが、信頼出来る講師並びに質の高い合理的な教材に巡り会えたことも重要な要素だと思います。今になって昨年の授業を振り返ると、江口先生の洗練された日本語運用能力もまた語学学習には絶対欠かせないものだと改めて認識いたしました。やはり母国語の正確な理解があってこそ、外国語の理解に?がることを再発見いたしました。

 通訳案内士という国家資格は、私にとって言葉に言い表せない魔力のようなものが秘められていると思います。その合格証書を手にした今、我が家の家宝として神棚に飾らせて頂いております。

 私の英語の勉強はこれで終わったわけではありませんので、今後ともCELのご支援を賜りたいと思っております。



本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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