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通訳ガイド試験合格者の声
<2006年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声CELは勝利に導いてくれた「神の手」

大隅 泉さん(通学&Internet受講)
>>受講歴 英検1級コース通訳ガイド1次・2次コース通訳ガイド2次直前セミナー

 私が最初に通訳ガイドに興味を持ったのは今から20年ほど前、夫の赴任先のアメリカで暮らしているときでした。旅行好きの私たちは滞在中あちこちを見て回り、その時々に出会うアメリカ人ツアーガイドの姿を見て、私も日本に帰ったらこんな風に海外の旅行者に日本を紹介できたら素敵だな、と漠とした憧れを抱くようになったのです。ただ帰国後は出産、育児と立て続き、あこがれのガイドの暮らしどころか旅行すら間々ならなくなってしまいました。が、それでも好きな英語をそばに置きたくて、翻訳や近所の子供たちに英語を教えながら、ラジオやテレビの英語放送に耳を傾ける生活を送っていました。

<高嶺の花の通訳ガイド試験めざして>

 そんな私が英語の資格を取ろうと思ったきっかけは、中学生に英検の指導をしたことでした。アメリカから帰国した10数年前に準1級を取って以来、資格から遠ざかっていた私は、通訳ガイドのことも一瞬頭をよぎったのですが、まだまだ高嶺の花と考え、まずは英検1級にチャレンジすることにしたのです。CELを知ったのはそのころ、以前から聞いていたNHKビジネス英会話のテキストにCELの広告が載っており、早速電話、即入会をしました。2005年11月のことでした。

 英検1級クラスでは、田中先生の丁寧なご指導のもとで力不足の部分を克服しながら自宅で過去問解きを繰り返し、2006年1月の試験に臨んだ結果、合格をいただくことができました。その後すぐに2次対策のクラスを受講し、ふたたび合格。信じられないことでした。でもそこで満足は終わりませんでした。その後すぐにCELに出向き、いよいよ高嶺の花を手に入れるべく通訳ガイドのクラスに申し込んだのです。

<CELの教材だけを徹底学習>

 私は英語筆記試験対策のクラスは通学で、日本語筆記試験対策はインターネット受講をお願いしました。江口先生の授業はとてもわかりやすく話術にも長けていらして、ストレートに頭に入っていきました。江口先生の授業で新しい英語の知識と次の授業へのパワーをもらい、帰りの電車の中ではその日に学んだ英文を頭の中で反芻しながら、できるだけ多くの文章の暗記に努めました。いただいた副教材も、週ごとにノルマを決めてチェックをし、苦手分野の単語や言い回しは何度も目を通し、口に出すようにしました。

 授業が始まってひと月ほどすると、英検1級合格者は一次試験の英語筆記試験が免除されることが正式に決まりました。この知らせに正直戸惑いました。英語の試験の免除は私の夢を実現に導く大きな手助けにはなるものの、英検1級の英語と通訳ガイド試験の英語ではその性質が異なる上、私の今の実力では通訳ガイドとしての英語力にまだ及ばないことはわかりきっていたからです。江口先生も「私だったら英語の試験も受けます」とおっしゃっていて、私の心は揺れました。ただ、日本地理・日本歴史・一般常識どれも決して楽観できるものではない上、やはり「合格」の二文字をなるべく早くいただきたいとの思いには勝てませんでした。結局、英語の勉強は自宅でコツコツと行うことを心に誓い、英語のクラスは終了して、日本語筆記試験対策の勉強に集中することにしました。

<日本のすばらしさを再認識>

 日本語筆記試験対策のインターネット授業もとても魅力的でした。地理では江口先生の解説を聞きながら「旅に出たくなる地図」を見ている時、すでに行ったことのある土地の説明を先生がなさると、そのときの記憶がよみがえります。まだ見ぬ地の解説では、試験後の旅行計画を頭に描く自分がいました。また歴史や一般常識では、知らないことを知る喜びを心から味わえました。CELの日本語筆記試験対策のクラスを取ってみて、私は勉強をしている、というより、日本のすばらしさを再認識するとともに、日本人であってよかったことを実感することができたのです。

 1次試験後は、合否が気になるものの、気持ちを切り替え、2次試験対策のクラスに参加しました。私の場合、得手不得手の落差が大きく、実際レッスンではそのことを何度も思い知らされました。知識の希薄な分野ではクラスメートの意見を必死にメモして覚えたり、Dan先生はじめ外国人の先生方の視点で見る日本観も貴重な知識源となりました。

<素の自分で楽しめた2次面接試験>

 1次試験合格の知らせを受けた後は2次試験までもう何日もありません。直前対策のIntensive Classを、4回ほど受講しました。そこでもやはり、得意分野と不得意分野での答え方の差の大きさに落ち込むことが多々ありました。でも、曽根先生が「2次試験対策セミナー」の中でおっしゃった「通訳ガイド試験の面接は就職試験と思ってください。英検の2次試験とは評価基準がまったく異なります。英語力と同程度に、人物考査の評価が合否を左右します」にものすごく力をいただきました。私の人となりをみてもらおう、私がどんなに自国が好きかを全身で伝えればいいのだ、そう思えるともうドキドキすることはなくなったのです。あとは運を天に任せ、相性のいい面接官との出会いを祈り、本番に臨みました。

 面接試験では3人の面接官ともに笑顔を絶やさない方たちで、明るい雰囲気で会話が進みました。その中でおもしろかったのが国技を聞かれたときです。相撲と答えた後、私が「相撲レスラーはfatだがobeseではない」と言った事に面接官が興味を持ってくれ、「ではあなたの考えるobeseと相撲レスラーとの違いはなんですか?」とさらに聞いてきたのです。私なりの見解をつたない英語で披露したのですが、そのとき私は面接を受けていることを忘れるほど、素の自分で外国の方と会話を楽しむことができました。曽根先生の言葉が鮮やかによみがえった瞬間でした。

<CELの神の手に導かれて>

 今、合格を手にして思うことは、わたしが20年来の思いを遂げることができたのは、ひとつには育児に忙しかったころ、夫の母からもらった「夢のともし火を消さないように」の言葉に励まされ、細々ながら英語に接してきたこと、そしてもうひとつは、いざ勝負というとき、私を勝利へ導いてくれた「神の手」であるCELの存在のおかげだということです。

 本当の勝負はこれからですが、そのスタートラインに立たせてくださったCELの先生方、スタッフの皆様に心から感謝いたします。ほんとうにありがとうございました。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
英検1級試験対策を万全に通訳ガイド(通訳案内士)試験対策に確かな実績英字新聞・雑誌・英文ニュースを読める代に聴けるようになりたい方に