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通訳ガイド試験合格者の声
<2006年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声ビリからの合格!

斎藤 美和子さん(通学受講)
>>受講歴 Buildupコース通訳ガイド1次・2次コース通訳ガイド2次直前セミナー


 77人中77位。最下位の模擬試験の答案を手に、CELから高田馬場駅まで泣きながら歩いた日のことは今でも忘れません。

 あれから2年、こんな私が通訳ガイド試験の合格証書を手にする日が来るなんて、夢にも思いませんでした。

<江口先生のお話に惹かれて>

 私が通訳ガイド試験の勉強をはじめたきっかけは、学校説明会で江口先生のお話を聞いて、「これだ!」と直感したからです。昔雑誌で紹介されていた通訳ガイドという仕事に、ずっと憧れだけは抱き続けていたものの、海外在住経験もなく、英語に人一倍苦手意識を持っていた私は、試験に挑戦することすら長い間躊躇していました。でも、「やるだけやってみれば」という友人の一言に背中を押され、気軽に参加したCELの説明会で、「試験に受かるためだけではない“本物の英語力”を身につければ、結果は必ずついてくる」という先生の熱い言葉とCELの方針に感銘を受け、ここで一から頑張ってみようと決意してCELに入会しました。2003年の春のことです。

<まずは基礎固め>

 入会当初、英検2級、TOEICで言えばおそらく500点以下の実力しかなかった私は、まず一番基礎の「Preparationコース」からはじめました。このコースでは、実際に英文を読みながら、英語の文法や読み方の基本を学ぶことが出来、受験勉強以来忘れていた基礎を思い出すのに最適でした。準備コースといっても、扱う英文はそれほど簡単なものではありません。回を重ねるごとに分量も増えていきますし、教材は、今見直しても、非常に骨があります。

 そして次に「Buildup Reading & Listeningコース」へ。英文の量もぐっと増えましたが、「Preparationコース」を受講していたおかげで、意外とすんなり入ることが出来ました。授業では、毎回最新の様々なジャンルの英文を扱うので興味を持って読めますし、何よりも読解からリスニングに至るまで、英語に対する“基礎体力”を身につけることが出来ました。

<本格的に勉強開始も、すぐに落ちこぼれ>

 さて、いよいよその年の秋から通訳ガイドコースに進み、「1次筆記試験 I 対策コース」と「Buildup Reading & Listeningコース」を受講し始めましたが、英文の難易度も格段にアップ。何しろ、課題集の英文に出てくる単語がほとんどわかりません。わからない単語を辞書で引こうとマーキングすると、ページの大半が黄色く塗られる始末。予習も時間がかかりものすごく大変で、あっという間に落ちこぼれてしまいました。

 もちろん、江口先生の授業は単なる英語の解説にとどまらず、あらゆる分野の知識とユーモアに富んだ小ネタがちりばめられていて、そんな先生のお話を聞くのが大好きだったので、なんとか頑張って喰らいついていこうとしました。でも、初めて受けた模擬試験の結果は、なんと77人中77位。そう、最下位です。受付で答案を受け取り、悔しさと恥ずかしさのあまりボロボロ泣きながら帰りました。続いて受けた模試も、83人中77位。3回目は結果が怖くて受けるのをやめてしまいました。

 当時転職したばかりで多忙な時期だったこともあり、家事もボロボロ、このままでは全てが中途半端になってしまう、もう一度基礎からやり直して出直そうと決意し、一旦休会することにしました。2004年の夏でした。

<江口先生の授業聞きたさに再挑戦>

 その後、仕事に追われて何も出来ずに半年以上が経過してしまいましたが、なんとか復帰にこぎつけられたのは、もう一度江口先生の授業を受けたいと思ったからです。自称「江口中毒」(笑)。2005年の春から、「1次筆記試験 I &II 対策コース」を受講。基礎をもう一度たたきこむ為に、コースが始まる前には、「Preparation」の教材を全て復習して臨みました。早朝や会社の昼休みも利用してコツコツ勉強していくうちに、英語は、少しずつですが、力がついてきたと感じられるようになり、模試の成績も、今度は真ん中よりも上になれるくらいになりました。

 日本地理・歴史・一般常識については、そもそも地理などは恥ずかしながら県名すらまともに書けないくらいでしたし、経済や時事ネタにも疎かったので、最初は散々でしたが、「江口節全開」の授業と、先生の長年の経験と分析に基づいて作られた、充実かつ無駄のない教材のおかげで、効率よく学ぶことが出来ました。同時に、大人になってから日本の地理や歴史を学ぶ楽しさを、存分に教えていただきました。

 半年後の通訳ガイド1次本試験は、合格に一歩及びませんでしたが、なんとなく、来年はいけるかも、という手ごたえを感じて先に進みました。そして、次は江口先生の真骨頂が見られる「日本事情コース」を受講しました。これはCELの一番人気コースですが、それもそのはず、日本文化・地理・歴史といった通訳ガイド試験の勉強の醍醐味がすべて詰まった中身の濃い授業です。ここで勉強したことは、後々2次試験にも大いに役立ちましたし、将来通訳ガイドとして現場に出てからも、生きてくるものと確信しています。

 そして春からは、1次対策コースと併せて2次対策コースも受講しました。2次対策コース担当のDan先生は普段は優しい方ですが、授業になるととても厳しく、また予習の分量が多いので、会話が苦手な私はついていくのがやっとでした。でも、日本のことを考えたり、調べたり、人の意見を聞いたりするのはとても楽しく、勉強になりました。このクラスで学んだことが、1次試験にも随分役立ったと思います。この後、夏の直前コースで筆記試験 I ・II 対策ともに総仕上げをしました。

 勉強をはじめた頃は、先生と目が合って、当てられるのが怖くて教室の一番後ろの方に座っていたのですが、CELの教材をこなしていくうちに、少しずつ自信もついてきて、徐々に前のほうに座るようになり、最後は一番前の席にかじりついて受講しました。それと比例して、模試の順位も上がっていき、ついには一桁台に食い込めるようになっていました。

 とはいえ、本試験終了後、英語の出来には自信がなく、まさかほんとに1次試験を通過できるとは思っていませんでした。でも、1次試験の合格発表から2次試験まで2週間ちょっとしかないので、万々が一に備えて、10月からCELの2次対策コースに通いました。どうせ受かってないだろうなぁと思いながらの勉強は、モチベーションを保つのが大変でした。

<ついに1次試験突破!>

 1次試験の合格発表で自分の名前を見つけたときは、掲示板の前でまたもや泣いてしまいました。と同時に、2次試験のことを考えて目の前が真っ暗になり、すぐに「2次Intensive Class」に申し込みました。1次試験に合格したものの、私にとって2次試験は更なる難関です。それでも、春と秋に2次対策コースを受講していたことが救いとなりました。それまでの復習と、「英語で語る日本事情」(Japan Times社刊)を徹底的に読み込みました。

 始めはどうしても暗記に頼ろうとしていましたが、暗記は通用しないというDan先生の教えと、自分でもそれまでの授業を通じてそれを実感していたので、最後は出来るだけ暗記に頼らず、自分の言葉で話せるように、ひたすら壁に向かってブツブツ練習を繰り返しました。

 他の受講生の前で、一人ずつ模擬面接をするので、とにかく緊張の連続でしたが、人の面接の様子を見るのも非常に参考になりましたし、全部で7回受講して場数を踏むうちに慣れてきて、試験前日の最終レッスンでは、あれほど会話が苦手だった私が、もしかしたらいけるかも、と思えるくらいになりました。

<一番の落ちこぼれが手にした通訳ガイド資格>

 本番当日は、ものすごく緊張してしまい、思うように話せませんでしたが、つたない会話力で精一杯しゃべりました。どんな結果が待っているのか全くわからないまま不安な2ヶ月を過ごして迎えた合格発表当日。この日朝一番にHPで官報をチェック。9時発表と思って5分前にページを開いたら、既に公開されていて、心の準備が出来ておらずに手足がガクガク震えてしまいました。そして自分の名前を見つけたときには、紆余曲折の4年間の思いが一気に溢れて、涙が止まりませんでした。

 「信じて、努力すれば、夢は必ず叶う」その言葉を、これほど実感したことはありません。すばらしい先生方と、行き詰ったときにはいつも丁寧に相談にのって励まして下さったスタッフの皆さん。CELに出会い、ただただCELを信じて、CELのカリキュラムを一つずつクリアしていったおかげで、恐らくCEL史上一番の落ちこぼれだった私が、新しい人生への切符を手にすることが出来ました。

 CELで学んだこと、出会った人々、全てが私の財産です。通訳ガイドとして、やっとスタートラインに立つ資格を得たばかりですが、これからCELで学んだ教えを糧に自分が成長していくことで、CELに恩返ししていきたいと思います。

 本当にどうもありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします!


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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