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通訳ガイド試験合格者の声
<2007年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声人生に素敵な色を添えてくれるCEL

稲葉 温子さん(通学受講)
>>受講歴 通訳ガイド1次コース通訳ガイド2次直前セミナー

<衝撃的な江口先生の授業との出会い>

 私が通訳ガイド試験に挑戦し始めたのは三年前のことでした。当時、CELを知らなかった私は、他の学校の説明会に行って話を聞いてみたりしたものの、単に試験に合格する為の技を教える、という姿勢に物足りなさを感じ、まずは本を買って独学でやってみることにしたのです。

 結果は、日本地理・歴史・一般常識は何とかなったものの、難関の英語筆記試験は不合格。その時はまだ、合格科目の翌年度免除の制度がなかった為、2006年度はいちからやり直しでした。一般旅行業務取扱主任者を持っていたため、地理だけは免除となり、二度目の挑戦。2006年度から、ビジットジャパン・ キャンペーンに伴って、通訳ガイド試験の合格者を増やす方針だということで、再度無謀にも独学で臨んだのです。結果はまたしても英語筆記試験で不合格でした。

 CELを知ったのはそんな時でした。試験会場で配られていたチラシを見て、単なる受験勉強にとどまらず、実際に通訳ガイド業務の中で大変役立つ内容だ、という卒業生の方々のコメントに興味をおぼえ、とりあえず一次試験の解答・解説セミナーに行ってみたのです。そこで初めて耳にした江口先生の授業は衝撃的でした。明快で端的かつ詳細に及んでおり、その名調子に引き込まれるように、一言一言が全てバンバン頭に入ってくるのです。強烈にピンときてしまった私は、「この人の授業はぜひ受けてみたい!受けなければ!」と思い、「まだ合格しない方が良いのではないか!」とさえ思ったほどでした。実際、2006年度1次試験の合否は五分五分かな、と思っていたのですが、結果が×だったことで、その後迷わずCELに入会しました。

<英語力アップを実感できた授業の効果>

 まず最初に受講したのは「日本事情コース」でした。このコースは日本に関する様々な事象に関し、とても面白い切り口で紹介しており、単に文章を暗記するのではなく、ひとつひとつの事柄が持つ深い意味や背景などを詳しく学べると共に、日本独自の文物や文化をどのように外国人に紹介するか、など実践的な技も身に付けることができました。これは二次試験にも大いに役立ちました。

 私の取っていたクラスは、たまたま通信受講用に録音されるクラスだった為、授業中に指された時にちゃんと答えられるようにと予習は欠かすことが出来ませんでした。そのような緊張感の中で英語で質疑応答するという体験により、度胸も鍛えられました。教材の中には、かなり難しい文章もあり予習は大変でしたが、江口先生のユーモア溢れる授業は、難しいことも分かりやすく楽しく説明してくださるので、自然と集中力が増し、毎回あっという間の二時間の授業でした。

 一見遠回りに思える事でも、様々なことを関連付けて学ぶことで、日本の奥行きの深さに感嘆し「なるほど!」「そうだったのか!」という感覚と共に覚えたことは簡単に忘れることはなく、自分の知識としてしっかりと身に付きます。その為実際の試験では、変化球が投げられても臨機応変に対処出来たのではないかと思います。

 このコースと並行して、1次英語筆記試験対策の「Basicコース」も受講しました。「Standardコース」とどちらにしようか迷ったものの、「Basicコース」から始めることにしたのですがこれが正解でした。長年、文法を勉強し直すことをしていなかった私にとっては、基本的な文法や英文の構造を基礎からしっかりやり直すことにより、それまでの自己流の英文から一段洗練された英文が書けるようになる手助けになったと思います。

 続いて受講した「Standardコース」もテキストの内容が多岐に及んで、興味深いトピックばかり取り上げられていました。楽しみながら読んだり問題を解いたりしているうちに、いつの間にか、以前の私なら悪戦苦闘して読んでいたような難しい英文がスラスラと読めるようになっている事に気付き、驚きでした。

<スタッフの方からの心あるアドバイス>

 CELの良い点のひとつにまた、事務スタッフの方も単に事務的でない、ということがあります。あらかじめ自分で申し込むコースをだいたい決めて申し込みに行った場合でも、単なる「来る者は拒まず」ではなく、その人の実力やニーズに合わせた効果的なコースの選択をできるようアドバイスを下さり、時には「それはあなたには必要ないのでは?」と言われることもあります。ご自身が通訳ガイド資格を持っていらっしゃることに加えて、多くの生徒さんに対してカウンセリングを積んで来た経験からのアドバイスは、とても貴重なものでした。利益だけを追求するのではなく、率直なアドバイスをいただけることで、またさらにCELに対する信頼感が増しました。真の教育機関としての誇りのようなものを感じました。

<CELで学んだことがすべて活きた2007年度一次試験>

 一次試験当日、今まで勉強してきた結果がこの数時間で決定するのだ、と思うとかなり緊張しました。しかしCELで何度も練習を重ねてきた問題形式だったので、解答していくうちに次第に落ち着きを取り戻してきました。通訳ガイド用語の単語も全てCELで習ったものばかりだった為、全問書けました。配点の高い英作文では、花粉症の問題が出ましたが、これもCELのガイド英作文のハンドブックに載っていたなぁ、と思ったものの、実は私はこちらの方は暗記していませんでした。一瞬、「しまった!覚えておけば良かった!」と思いましたが、授業で取り上げられていたトピックの中で、「何故、日本には杉がこんなに多くなったのか」というようなストーリーもあり、よく覚えていた為、自分なりにその知識を元に解答を作成しました。後日、本試験の解説授業を聞いてみると、書くべきポイントはほぼ完璧に押さえることが出来ていたため、恐らく内容点は満点を取れたのではないかと思います。

 このように、江口先生の「暗記だけに頼らず、真の英語力、応用力を身につけることが大切」とする教えが正に本番で活かされました。

<新鮮な刺激と気付きがあった二次試験対策>

 二次試験の準備は、一次試験の結果が出るまではなかなかやる気になれず、結局一次試験合格がわかってから、あわててCELの二次試験対策模擬面接クラスに申し込み、4回受講しました。私は、それまで仕事で日常的に英語を使っていた為、面接試験は何とかなるのではないかと思っていた部分もあったのですが、いざ実際に4人1組の模擬面接を受けてみると、他の生徒さん達のレベルも高く、上手く答えられない自分にがっかりしたり、甘かった、と実感したりしました。クラスでは、他の人たちの回答を聞いたり、自分の回答を聞かれたりすることで、客観的に見ることも出来、新鮮な刺激と気付きがあるので効果的でした。

 ネイテゥブの先生のフィードバックも発音・文法などの指摘にとどまらず、内容的に自分なりのオリジナリティを一味加え、例えば、「このお寺が最も有名ですが、私としては、こんな所もお勧めです。」というように答えた方が説得力が増して良い、などのアドバイスを受け、実際の面接試験でも伸び伸びと答えられる助けになりました。

 最終合格発表は直接、有楽町の国際観光振興機構に見に行きました。掲示板で自分の名前を見付けた時は感無量でした。その部分を写真に撮り、時々眺めては本当に合格したのだ、と喜びをかみしめています。

<CELで学んだ貴重な一年>

 三度目の挑戦でようやく合格を手にした今、最初からCELと出会っていたら、と思う一方で、CELと出会う前に「まぐれ」で合格しなくて良かった、と心から思います。2006年度にもし合格していたとしたら、その時はもちろん嬉しかったと思いますが、この一年間CELで勉強したことが全てないまま、通訳ガイドの実務に移らなければならなかったわけです。長い目で見たら、決して回り道ではありませんでした。

 私にとって、CELで学んだこの一年は、独学では知り得ない沢山の知識を蓄積することができた本当に中身の濃い大切な一年となりました。通訳ガイド試験受験は、偏り無く色々なことを学べるとても良い機会です。勉強の過程で視野が広がり、今まで興味が無かったような様々なことに対する興味が湧いてきます。私自身この一年、目から鱗ということが多々ありました。折角この試験に挑戦するのであれば、この機会に出来るだけ沢山のことを吸収しなければ損だと思うのです。合格したら通訳案内士として仕事をしようと思う方は勿論のこと、そうでない方もCELでの体験がその後の人生にきっと素敵な色を添えてくれると思います。ぜひ、CELで学んで受験生生活を楽しんで、そして皆様が晴れて通訳ガイド試験合格を手に入れられることをお祈りします。

 末筆ではありますが、CELの先生方、スタッフの皆さん、それに、一緒に励まし合って頑張ってきた皆さん、本当にありがとうございました。 

 これからもCELにはスキルアップを目指し、お世話になると思います(できればガイドをしながら)。今後とも宜しくお願い致します。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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