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通訳ガイド試験合格者の声
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<2008年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


CELで効率的に学べた日本の知識

T. R さん(通学受講)
>>受講歴 通訳ガイド1次筆記試験IIース通訳ガイド2次直前セミナー

 今般ようやく念願の通訳案内士試験(中国語)に合格することができました。当初からいつも親切に接して下さいましたスタッフの田中さん,全科目をご教示下さいました江口先生,2次試験直前セミナーご担当の曽根先生,…お名前を挙げきれませんがCEL英語ソリューションズの皆様に心より御礼申し上げます。

 私は上海生まれの上海育ち,生粋の中国人です。27歳で来日するまで,特に日本語の勉強はしていませんでした。上海の地元の高校を卒業して幾つかの職業に就きましたが,思い切って人生を変えるべく日本に参りました。来日当初は片言の日本語しかできませんでしたが,日本語学校に通いながらアルバイトをして,なんとか日本語1級を取得するまでになりました。

<日本地理・歴史・一般常識で苦戦>

 2005年冬に通訳ガイド試験のことを知り,受験を意識しました。しかしその時は特に受験のための行動は起こしませんでした。06年夏,勤め先の友人(日本人)が既に通訳案内士免許(中国語)を取得していることを知り,中国語学校を紹介してもらって受験を決意しました。07年の初受験では,1次試験の中国語は合格しましたが,日本地理・歴史・一般常識の試験は3科目とも不合格でした。その時の勉強法は,中国語については専門学校や予備校で学び,日本地理・歴史・一般常識については通信教育の教材を使用するというものでした。

 07年の不合格を受けて,友人(CELの受講生Sさん)の勧めにより,日本地理・歴史・一般常識試験対策はCELの教材を中心に学び,08年夏期直前コースを通学受講することにしました。

<分かりやすいCELの教材と授業>

 他校の教材とは異なり,江口先生手作りの教材と授業はとても分かりやすく,ばらばらに覚えるしかないような知識を見事な解説で交通整理して下さいます。教材の「ワークブック」シリーズは何度も繰り返しやりました。授業の後には,疑問点をいろいろと質問して解決しました。各分野とも,通訳ガイド試験に必要な知識をいかに納得させ覚えやすいように説明できるかが,講義のポイントと思います。江口先生はその点を十分に踏まえてご講義下さいました。(誤解を恐れずに言えば)特別に深い解説というわけではありませんが,一般常識・日本史の著名な事件・文化史の背景等を,理解しやすい・覚えやすい切り口ですぱっと解明して下さいました。これにより,それまでもやもやしていた知識が有機的につながり,覚えやすくなったり,物事の本質が見えてくるというようなことが度々ありました。「なるほど,そうだったのか」と膝を打つような快感すらありました。ただ,江口先生は少し早口で,外国人の私にはつらい時もありました。それでも,通信受講用CD-ROMをお借りして,何回か繰り返し聴くことができたのは大きな助けになりました。

 日本地理・歴史・一般常識については,どこまで知識を広げて勉強すべきか混乱するほどでしたが,江口・曽根両先生のご講義とCELのワークブックを基に効率的に焦点を絞り込むことができました。特に,ワークブックは簡潔に要点だけがまとまっており,講義を聴くことと,その他の資料を図書館・インターネット等で調べることで,理解を深め知識を定着させることができました。

<日常生活も有意義に活用>

 また,普段の生活にも勉強の素材はごろごろしています。江口先生も仰っていましたが,例えば駅には必ず旅行のポスターが貼ってあり,普段は何気なく通り過ぎてじっくり見ることもありませんが,季節ごとに有名観光地の写真が出ているわけですから,それらの地名を電車を待つ間にチェックするだけでも随分と知識の補充になりました。例えば,秋ならば紅葉の美しい写真とその地名が大きくポスターに書いてあり「ああ,ここは紅葉と温泉で有名なんだ」と心に留めるだけでも,後の勉強でその地名が出てきた時に印象が深まります。そうして覚えた知識はなかなか忘れません。また,テレビのクイズ番組も,気に入ったものは録画し必ず見るようにしました。

 日本史についてはかなり苦労しました。私のような外国人には大変な負担です。私の場合,中国史もかなり怪しいので当たり前なのですが,テレビでも歴史物や関連するクイズ番組を見ることによって,前述のように江口先生のご講義を復習しながら,少しづつ知識を定着させることができました。テレビの利用はとにかく役に立ちました。単調になりがちな勉強も,映像・音声等いろいろと工夫して続けることが大切だと思いました。

<合格を信じて最後の追い込み>

 一番力を入れて勉強したのは一次試験直前の6~8月です。この時期は勤務が終わるとすぐCELの教材に取り組みました。前述の既に合格している職場の友人が,平日は毎日のように20時半まで付き合ってくれました。土日はCELでの勉強を除くと,ほとんど図書館で過ごしました。途中何回か挫折して止めようと思う時もありましたが,それは私らしくないと思い,やるなら今だと気持ちを入れ替えて勉強に打ち込みました。決して受験準備期間を長引かせたくなかったからです。気が短く,かつ好奇心旺盛の私には他にも勉強したいことがあるからです。

 今回の1次試験は,日本語の筆記試験については自信がなかったものの,運よく合格できました。2次試験は,曽根先生が仰った「通訳案内士はサービス業ですから,試験の時に笑顔がないのは論外,失格です」という言葉が非常に印象深く思い出されました。2次試験本番では緊張の余り,江口先生と同じように(!!)早口になってしまいました。その結果,同時間帯の他の受験生に比べ,私だけが1問多くなったほどです。それでも笑顔だけは最初から最後まで貫き通しました。

<CELで身につけた日本の知識は貴重な財産>

 もともと旅行好きな私は,通訳ガイド試験の勉強を通じて日本のいろいろな観光地を知ることができました。もっと興味をもって,日本を自分の目で確かめたくなりました。また,今後,私の友人達が日本を訪れた時には,CELで学んださまざまな日本の知識をもって,胸を張っていろいろな所を案内できることと思います。

 4月から江口先生がNHKテレビ新英語講座「トラッドジャパン」に出演なさるとのこと。これを機会に私も英語を徐々に勉強していこうと考えています。今後,通訳ガイド試験を英語で挑戦する機会があれば,その時はまたCELで勉強することでしょう。

 これからもCELの皆様との末永いお付き合いを願っています,どうぞ宜しくお願い致します。これまでいろいろとありがとうございました。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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