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通訳ガイド試験合格者の声
<20010年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声祖国日本を見つめ直すことのできた良い1年間

稗田 賢司さん(通学受講)
>>受講歴 通訳ガイドコース

 

<1年間で合格はCELのご指導の賜物>

 通訳案内士なる資格があることも知らなかった私が、2010年度の試験に合格できたのもCELの先生方、スタッフの皆様のおかげと改めて感謝しています。通訳案内士試験は年1回のみで、カバーする範囲も広い試験ですから、計画的な準備が必要です。CELでご指導をいただきながらのこの1年間の準備期間を、私なりにどうこなしてきたかを振り返ってみました。

<英検1級取得をきっかけに挑戦を決意>

 私は、以前よりCELの英検1級コースでお世話になり、おかげで英検1級に合格することができましたが、勿論、CELは通訳ガイド試験対策の専門校としても高い実績があることは存じていました。

 ある時、スタッフの方から「とれるチャンスのある資格はとっておいて無駄にならない」とのアドバイスもあり、まずは通訳ガイドコースの説明会に出席してみました。また、もう一度学校時代の勉強を振り返ることが世の中では流行らしく、私もご他聞に漏れず、日本の歴史や地理をもう一度やり直してみたい、とは常々思ってはいました。

 説明会で熱意と楽しさに溢れる江口先生の話をお聞きした後は、もう、即「この資格取得のために勉強することは、その労に値する」と納得し、翌週からほぼ一年間かけてCELに通うことにしました。

<甘くみていた日本地理・歴史・一般常識>

 一次試験に向け、日本歴史は、大学受験の際、一応受験科目でしたし、日本地理もどちらかというと好きな科目でしたし、国内をブラブラと旅するのも好きでした。一般常識に至っては、あくまでも「常識」なのだから、知っていて当然のことだろう、という程度の認識で勉強を始めました。まあ、一年も準備できるのだから、何とかなるだろう、と。

 しかしながら、いざ勉強を始めてみると、日本歴史の知識はすでに錆付き、日本地理では、いわゆる観光地理の知識まで習得することが求められ、一般常識は、ある程度これまでの新聞知識でカバーできたものの、様々な分野のデータや統計数字まで頭に入れなければならないので、相当苦戦しました。

 でも、前向きに考えれば、錆付いていようが、範囲が広くて奥が深かろうが、CELの教材を頭に入れさえすれば、試験は突破できるのだから、と考え直し、一時は、ひたすら暗記に励みました。やはり忙しい日々をやりくりしての勉強ですから、CELの要点を絞り込んだテキストは、私にとっては、とても役に立つものでした。

 一次試験では、一般常識が合格得点圏に届かなかった感覚で家路につきましたが、何とか3科目とも合格することができました。

<万全に提供されるCELの二次試験対策>

 二次試験に向けた準備は、一次試験の結果を知ることなく始めねばなりません。自己採点では、何とか一次試験には合格できそうだったので、二次試験コースの受講を始めました。

 英検1級保有による一次英語筆記試験免除ですから、私が懸念していたのが、しばらく英語の勉強は一切していなかった(…というか、する余裕がなかった)ので、二次面接試験では英語の知識不足が不利に働くだろうということでした。

 CELでは、そんな懸念もしっかり払拭してくれる講座が準備されています。「日本事情Ver.2コース」です。このコースを受講することで、「日本事情Ver.1コース」の内容を英語でおさらいし、二次試験に向けた感覚を養いながら、実践のインタビュー形式を数多くこなすことができました。

<トピック説明のための「柱」作りに専念>

 英検1級二次試験受験の時にCELで学んだのは、どんなトピックでも説明するための「柱」さえ頭の中で整理されていれば、あとは自分の口から出る英語力で何とか勝負する(しかない)ということでした。

 しかし、通訳ガイド試験の場合、聞かれるのは日本のことなのですが、情けないことにその説明する「柱」すら思い浮かばないことが大半です。「なぜ日本人は、万歳をするのか」「先輩後輩とは何か」「なぜ大人の女性がハローキティなどを好むのか」…などなど、これでもか、というくらい日本の事情に関する質問に対する受け答えをこなしていきます。

 私の場合は、それらのトピックを説明するための「柱」を並べた単語帳を作成して、頭に入れることに時間を割きました。「万歳」を説明する要点はこの三点、という感じです。あとは適度な長さで、声を張ってはっきりと、目をそらさず、時には身振り手振りを加えて話すことを自分の部屋の壁に向かって繰り返し練習しました。

 CELの教室でのmock interviewでは、何度もダメだしされ、顔が真っ赤になる思いを何度もしましたが、ここまできたからには後に引くわけにはいかない、という一心で何とか回数をこなしていきました。

<通訳ガイドとしてのポテンシャルが見極められる二次試験>

 試験当日は、普段はあまりあがったりしない性質なのですが、やはり1対2のインタビューですし、だめならもう一年やり直しですから、さすがに緊張しました。インタビューの内容も性格も異なりますが、形式は英検1級二次試験の時と似ていますし、CELのmock interviewで他の方に見られながら話す経験を重ねたことで、極度の緊張の中でも、なんとか最後まで平常心でいることができました。

 質問の一つに関し、取り返しのつかないと思う間違いをしてしまったに関わらず合格できたのは、あくまでも通訳ガイドとして今後やっていけるかどうかを総合的に判断していただいたのかな、と思っています。

 合格はしましたが、自分自身、知識や経験が未熟なことは明らかです。試験の時点では応答の完璧さは求められず、これから通訳ガイドとして通用するための十分なポテンシャルがあるかどうかを、英語力とともに人物考査も合わせて審査する、というのが二次試験の力点でしょう。この点が、英検の二次試験のように自分が主導権を握り、英語力だけで押し切ればよい、という作戦と異なり、難しいところでした。

<CELをおすすめするわけ>

 私のこれまでの経験では、いわゆる資格取得のための専門校では、合格に向けた正解への導き方に集中するものですが、CELの授業では、それに加えて、「なぜその資格を取得することに大義があるのか」「資格取得に向けた勉強を重ねることにどんな意義があるのか」といった、単に試験に合格するという目的を超えた人生観につながることを教わることができました。 

 試験勉強は長丁場ですから、時に「何のためにこんなことやっているのか」わからなくなることもあって、私のようなものには様々な場面でリセットしていただくことは、モチベーションを維持するのにとても役立ちました。

 また、CELでは、最新の試験傾向を網羅した最高の教材が提供されていて、さらに、それをどう活用すればよいかというところまで指導があります。いわば合格へのレールがしっかり敷かれているのだから、あとは自分がそのことを全うし尽せるか、ということに委ねられているので、一年間脇目もふらずに取り組むことができました。

 おかげさまで、合格できたことをうれしく思うと同時に、改めて自分の祖国である日本のことを様々な側面から再度見つめ直す良い一年間になりました。今後ともさらに自己鍛錬に努めていきたいと思います。

 江口先生をはじめ、CEL英語ソリューションズの皆様には大変御世話になりました。ありがとうございました。



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