CEL受講生の体験記

CEL受講生の体験記

<2012年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声CELで学んだ財産は素晴らしいクラスメートとの出逢い

徳久 祐子さん(通学受講)
>>受講歴 通訳ガイドコース


<独学で失敗した第一回目の受験>

 2008年末から医療分野で翻訳の仕事を始めて数年後、分野に囚われずにもっと動きのある仕事がしたいと考え、「そうだ、通訳案内士の国家資格を取ろう!」と思い立ったのが2011年5月のゴールデンウィーク中のことでした。まず手始めに6月に英検一級を受験し、無事合格(有難くも優秀賞を受賞)することができました。この勢いで勇んで8月の通訳ガイド1次試験に臨みました。結果は、日本地理と一般常識に合格。英語と日本歴史は不合格。日本歴史は、過去問を数年分解いたのみで準備不足だったので仕方ないとは思う反面、一番好きな教科である日本歴史で落ちたことに相当のショックを受けました。

<楽しく勉強できた江口先生の日本歴史の授業>

  2012年は独学で勉強するのが正直寂しくなったこともあり、モチベーションを高めるためにもCELでお世話になることに。一次試験対策として、一次筆記試験Ⅱコースで江口先生の日本歴史の授業を受講し、江口先生の情熱・話術とCEL特製のワークブックの薄さ・効率の良さのお陰で楽しく勉強することができました。日本歴史は手を広げすぎず、「ビジュアルワイド図説日本史」・CELのワークブック・過去問中心の勉強をしました。

  2回目のチャレンジになった2012年度一次試験は、英検1級保有で英語が免除になったので、日本歴史のみの受験。CELでの勉強が効果を発揮して、今度は合格基準点を優に超える点数で合格し、無事一次試験を突破することができました。

<充実した内容のDan先生の二次試験対策コース>

  一次試験の準備と同時並行で、Dan先生の二次試験対策コースを受講。設問が一週間前に配布され、予習で解答を準備してディスカッション形式の授業で答えるというスタイルのお陰で、試験直前にならないとお尻に火がつかないのんびりタイプの私でも、日常的に勉強をする習慣が付きました。また、Dan先生は授業の始めにcurrent event discussionとしてニュースで話題になっていることを生徒に話させるのですが、この対策としてNHKやBBCの英語ニュースのpodcastを聞き始め、世界・社会情勢について考える時間を持つようになったのも、貴重な財産となりました。加えて、クラスメートと比較して自らの日本文化、特に伝統芸能に関する知識不足を痛感した私は、通勤時間中に江口先生の著書の「新・英語で語る日本事情」、「日本まるごと英単語帳―英語で伝える日本の文化」や英語で書かれた日本史の教科書、観光ガイドブックを読んで知識を養いました。

 11月の一次試験合格発表後は、二次試験Intensive Classes(模擬面接)をほぼ毎週受講。そのおかげで面接形式に慣れることができ、本番には平常心で挑むことができました。

<クラスメートに刺激を受けて>

  心待ちにしていた2月の結果発表。生まれて初めて手にした国家資格で仕事の可能性が広がったことは勿論嬉しい限りですが、今振り返ってみると、CELに通って一番良かったと思えることは、分野・世代を超えた、意識の高いクラスメートたちとの出逢いでした。特に子育て・仕事が一段落し、第二の人生を謳歌させるべく資格取得を目指す人生の大先輩たちの姿はとても頼もしく、私自身もこれからの人生が益々楽しみになってきました。

  英語の勉強はこれで満足することなく、現在の仕事で使う医学英語を始め、国連英検など英語系資格の受験を続け、研鑽に励み続けたいと思います。日本文化・日本歴史の学習にも終わりはありません。

  最後になりますが、いかなる質問・リクエストにも笑顔で臨機応変に答えて下さったスタッフの田中さんには、色々な場面でたいへんお世話になりました。本当にありがとうございました。