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CEL受講生の体験記

2014年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声CELで基礎からしっかりやり直して合格!

倉澤 扶美子さん(通訳ガイドコース受講)

 

<トラッドジャパンに触発されて>

 合格発表から一週間経ち、通訳案内士登録の申請書の書類を集めながら漸く合格を実感し始めています。思えば足掛け6年、随分と長い時間をこの日のために費やしてきたのだと感慨もひとしおです。海外旅行を始めた10年ほど前から、いかに自分が日本の文化について知らずまた説明できないか身に染みる体験をし、何とか堂々と日本の良さをアピールできないかと思っていました。ちょうどそのころNHKテレビで「トラッドジャパン」が始まり、日本の文化を英語で表現する通訳ガイドという仕事に興味をもったのが受験の動機でした。

<1次試験の壁は英語力>

  最初の年は、地方に居住しているということもあり、書店で関係本を買ってきて自宅学習という無謀な挑戦でした。一年間の時間は長くもあり短くもありで、仕事や家事に追われて自分の学習は二の次三の次に回す有様で、なかなかはかどらず勉強不足状態承知で受験。日本地理・日本歴史・一般常識は合格したものの、英語は不合格。その後、通算して英語不合格は3回経験しました。そして、自分の英語力では到底、通訳ガイド試験合格は無理だろうと、いったん受験を諦めました。

<基礎から学習やり直し>

  ところが、その後ある国を訪れた際、日本の相撲を白い肉の塊のぶつかり合いと評する人に出会い、「トラッドジャパン」での相撲の解説を思い出しながら、伝統芸能である相撲の素晴らしさを必死で説明しました。しっかり勉強していたら、きちんとした英語で説明出来、もっとよく理解してもらえただろう、いやそうすべきだったとおおいに反省。再度、通訳ガイド試験合格を目指して、CELの通訳ガイドコースをCD通信受講し、学習を基礎からやり直すことにしました。合格はもちろん最終目標ですが、まずは日本文化をいかに英語で表現するかを会得することが課題でした。「日本の文化を正しく、きちんと自分の言葉で表現しよう」と、教えてくださる江口先生の言葉にも励まされました。

 一事が万事easygoingな自分なので、まず仕事に優先順位をつけることにしました。一番は、何事においても、CELの授業のCD学習。たとえできない日でも、それまで学習した項目を一つ自分の英語で表現することにしました。甲斐あってか、一昨年やっと1次試験合格を手にすることができました。

<準備せずに敗退した最初の2次試験挑戦>

  2次試験は1次試験の合格発表から3週間と時間もなく、試験対策の準備もできずにいましたが、合格率は80%と聞いて、かなり高をくくっていました。しかし当日、試験会場に出向き、ほとんどの方が背広か正装の待合室に入った時はいささか度肝を抜かれました。会場内のピリピリした雰囲気も自信を失わせる原因であったと思います。それでも、自分ではかなりうまく説明できたと思ったのですが、結果は不合格。

<しっかりCELで準備して臨んだ2回目の2次試験>

  何がいけなかったのかその疑問は、CELにお尋ねするのが一番と思い、今年はインターネットで日本事情コースを受講し、さらに試験直前には東京のCELに出向いて模擬面接クラスを2回受けました。日本事情コースでは、江口先生の日本文化に関する深い考察と造詣に満ちた内容に感銘を受けました。試験対策というより学習することに意義がみつけられ、予習が楽しく、毎日真剣にPCの前に座っていました。

 また、模擬面接クラスは、時間の都合で2回しか受けられませんでしたが、英語の表現力だけでなく相手が知りたいと思っていることを、丁寧にポイントを突いた答えが大切だと教えていただき、昨年の失敗はこれだったのかと納得がいきました。講師からは「ゆっくり話してください。相手に聞かせるように、楽しく、笑顔で」と的確な助言とアドバイスをいただきました。ともすれば緊張のあまり、顔がこわばり、視線が宙を舞う私にとって、これは大きな励ましの言葉となり、面接試験に臨む際の冷静さと落ち着きを教えてくれ、それがこのたびの2次試験合格の結果につながったのだと思います。いろいろアドバイスしていただいた中でも、私にとっての2次試験対策の最適自己練習法は、「タイマーを片手に、鏡に向かって、笑顔で!」の練習でした。

<完璧だったCELの2次試験対策>

  試験当日の朝は、声も嗄れ、咳の止まらない状態でしたが、受験生の中に共に模擬面接クラスを受けた方を見かけ、彼女の笑顔に励まされて試験に臨むことができました。合格できたのは、完璧に構成されたCELの教材と江口先生のポイントを押さえた教授法、面接模擬クラスで的確なコメントをしていただいたおかげだと思います。ほんとうに有難うございました。まだまだ未完成な英語での表現力と、奥の深い日本文化の理解をさらに磨くために、CELでの学習をこれからも続けていきたいと思います。よろしくお願いします。