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CEL受講生の体験記

2015年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


CELと出会って感謝!英語の再出発、長年の想いが実を結んだ2016年春

濱吉 直子さん (通訳ガイドコース受講)

 

<甘えの中で出会ったCEL>

 主婦が再就職に悩むとき、「すぐ就職できるだろうか。何の仕事をすればいいだろうか。不安だらけですぐに社会の荒波へ飛び込めない」と言うとそれは甘えになるのだろうか。

 私は、そんな甘えの中でCELと出会った。英語は好きだが、就活の武器にはならないレベル。これを武器に変えて主婦を卒業し社会人になる!そんな思いで「英文法Basicコース」からスタートした。文法は大の苦手、シブシブ始めたコースである。しかし、江口先生の英語への愛着に、「食わず嫌いだったのか?」と思うほど、いつの間にか英語を勉強することの楽しさを知り、2005年春、通訳ガイドコースを受講。江口先生の日本歴史、日本事情の授業は最高に面白かった。歴史の登場人物といつの間にか知り合いになっていく感覚、舞台裏のエピソードに血が通う感覚、学校の日本史の授業とは異なり、時代の大きな波に引き込まれる江口解説。神社とお寺のちがいは?本音と建前って?わびさびの心は?恥ずかしいほど無知な日本人である私に、日本事情の解説は日本の奥深さや日本の心を理解し説明できる、いくつもの引き出しを用意してくれた。


<CELの授業で地道に英語力向上>

 そんなCELの万全のサポート体制の中、2005年、初めて通訳ガイド試験を受験。結果は残念、英語だけ不合格。あと一年あれば英語もなんとかなるだろう、と翌年再受験。2006年も英語不合格、一年あっても結果はなんともならなかった。

 ならば、英検1級合格で英語免除になれば早道だ!とBuildupコース(現Advancedコース)と英検1級コースを受講して、英語力向上を目指した。同じ頃、仕事も開始し、徐々に荒波にもまれることになりCELは一旦お休み。その後2009~2010年の留学を経て、帰国後に「英語を武器に変えて主婦を卒業し、社会人になる!」を実現した。現在は翻訳の仕事に従事している。


<2015年、とうとう1次試験突破>

 2006年のリベンジと2020年東京オリンピックに向け、2015年度通訳ガイド試験に挑戦。1次試験は、日本歴史と一般常識のみの受験(英語はTOEIC905点で免除。日本地理は一般旅行取引主任者資格で免除)。2005年度のCELのテキストを引っ張り出し、試験対策にはもう古いのでは?と思い、コースの再受講をするか迷い、スタッフの田中さんに相談すると「大丈夫です、しっかり復習されれば大丈夫ですよ。」とのアドバイス。CELのテキストの凄すぎる耐用年数。田中さんの言葉を信じ、「これで絶対大丈夫!」と迷いは払拭された。日本歴史は、CELのテキスト一本で何度も復習した。

 一般常識はさすがに昔のテキストだけでは、旬の情報はカバーできない。曽根先生の一般常識クラスをネット受講。本番の試験でも授業内容がズバリ的中、受講して良かったと思った瞬間だ。さらに、一番大きかったのは、わからなくても冷静な判断で正解を導く判断力と応用力を身につけることが出来たことである。覚えた知識には限界があるが、そこに、この判断力・応用力を発揮できるか否かは、合否を大きく左右することは間違いない。諦めないとは、この機転が利くかどうかだ。

 それでも、今回の試験は過去問だけでは対応できない問題も多く、不合格の感が強く、1次試験終了後は「来年こそは合格するぞ!」と、すでに白旗を上げ長期戦を覚悟。曽根先生の「1次試験合格しちゃいました、今から2次試験どうしましょう。こんなことにならないように、気持ちを切り替えてすぐに準備を始めてください。」のアドバイスにも、「そうなったら嬉しいことだわ。」と他人事のように思い、迎えた1次試験合格発表。曽根先生からの合格お祝いメール、もちろん嬉しい。しかし困った。諦め感70%。「今更むりだな。早めに準備すれば良かった。2次は来年だな。」


<模擬面接クラスで崖っぷちの2次試験対策> 

 そんな気持ちから脱出できたのは、12月に入り崖っぷちに立ってから。CELを信じて2次模擬面接クラスにすがる思いで参加した。笑顔、姿勢、目線、発声等、回を重ねるごとに意識して修正。「笑顔で絶対合格!」を胸に本番に臨み、出来ることはやった、これで良しとしよう。最後まで諦めずに、試験を終了出来たことが何より嬉しかった。


<CELとの出会いが私の原点>

 合格を手にして今思うことはCELとの出会いが今の私の原点であり、英語や歴史を勉強するだけでなく、英語を学ぶことで日本を知り、日本を知ることで自分を知り、英語を通して変化し続ける人生は、とても刺激的でワクワク楽しみであるということだ。CELでの学びは私の誇りである。もっと、さらに、と終わりのない道を歩いて行ける勇気をくれたCELに乾杯。そして心からの感謝を申し上げたい。