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CEL受講生の体験記

2015年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声CELで英語力アップして合格!

加藤 潤一さん (通訳ガイドコース受講)

 

<2020年東京五輪で通訳ガイドをやりたい!>

五年ほど前に、通訳案内士という資格と、仕事があることを知りました。これまで自分が得意とした分野の写真で20年、コンピュータシステムで10年仕事をしてきて、最後は英語を活用した仕事をしたいと思っていたので、「60歳くらいまでに資格を取得して、ガイドの仕事ができればいい」と漠然と考えておりました。英語という要因に加え、都心から目黒まで歩く区主催イベントの手伝いとして、区民にルート上の様々な建物や施設の説明をすることに面白さを感じていたことがあります。2020年に東京オリンピックが開催されることが決定し、その時に通訳ガイドとして活躍できるよう、目標時期を早め、資格取得に専念できるよう仕事をやめました。


<まずは独学で>

CELを知ったのは、通訳案内士試験受験の始めの取り組みとして、江口先生の著書である「新・英語で語る日本事情」を購入した時です。CELで試験対策のための様々なコースが用意されていることもその時知りましたが、受験の目標を翌年の夏と定め、一年半弱を市販の問題集などを使い、幅広く学んでゆくことを目指しました。問題集での学習の中、日本地理、一般常識についてはクリアできる自信が持てたので、課題は英語と日本史ということがわかりました。日本史については「もういちど読む山川日本史」を購入して学習し、効果があったと思います。

 英語については仕事で英語を使う機会はなく、個人的に学習は続けてきていたものの、20年ほど前に受けたTOEICスコアは560点と、英語が得意というよりは「英語が苦手ではない」といったレベルで、英語力の底上げが通訳案内士試験突破への最重要課題であることは明らかでした。一般的な教材を使い英語の学習をした結果、初めに通訳案内士試験を受けたひと月前の2014年7月のTOEICスコアは680点でした。このレベルで試験に合格できるかどうかかなり不安がありました。

 2014年8月に受験した1次試験では、日本地理・日本歴史・一般常識はすべて自己採点で70点以上、結果も合格でした。英語はマークシート部分が30点。見直してみて「40点は取らなけばいけない問題」と思いましたが後の祭りで、結果不合格でした。


<英語力アップ目指してCELに入学>

この時点で2015年8月の1次試験では英語の免除を目指し、TOEIC向けの勉強に専念しましたが、2015年4月に受験したTOEICは800点にとどまりました。前年に比べ英語の実力は上がっていると感じていましたが、仕事を辞めて取り組んでいるのでこれ以上の失敗は許されません。CELの1次英語直前コースを受講することとしました。

 CELに通うことは容易だったのですが、同じような年齢の人は少ないだろうという気恥しさからInternet受講しました。田中先生の授業はわかりやすく、英語への愛情を感じられ、楽しく受講できました。Internet受講ということで、自分の集中力が高い時間帯を選んで受講できることもメリットとなりました。英語学習は範囲が広く、時に自信を失いかけてしまうことがあるのですが、CELのコースでは範囲をある程度限定してくれるので、自信をもって学習に当たることができました。私のように試験向けの学習に専念しているものにとっては、年に一度しかない試験に落ちることは一年間の生活費が余計にかかることを意味します。


<すべてが役立ったCELの二次試験対策>

おかげさまで、英語のみの受験となった2015年度一次試験は自己採点で75点。一次試験の結果発表の前から二次試験対策を始めました。メーリングリストで送られてくる「通訳ガイド2次試験合格に向けて」の曽根先生のメールはとても参考になりました。もちろん「通訳ガイド2次試験対策セミナー」の受講も参考になりました。

 「2次試験直前模擬面接クラス」も受講しました。模擬面接では思ったことを言えず、一番最低だったのは、回答が短すぎて試験官役の先生が時間を持て余してしまっていることでした。これでは「会話を継続してゆこうという意欲がない」とされ、二次試験に落ちてしまうことも考えられました。このクラスの受講後、本番の試験まで一ヶ月の時間があり、問題点を修正できたことはとても大きかったです。もし模擬面接クラスを体験していなければ、二次試験会場でパニックになっていたかもしれません。

 本番の面接試験には、曽根先生の「試験当日は、これから『初ガイドをするんだ!』と浮き浮きした気分で、元気に試験会場にいらっしゃってください!」という言葉を何度も心の中で繰り返し、笑顔で面接試験に臨むことができました。これだけ準備をしても、面接試験前にはめまいがして倒れそうなくらい緊張しましたので、CELでのしっかりした準備と曽根先生のメールは、それを和らげてくれたのだと信じています。

 おかげさまで無事合格することができ、今は来るべき仕事を想像しながらワクワクしている状況です。本当にお世話になりました。ありがとうございました。