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CEL受講生の体験記

2016年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声 CELの先生方の言葉が合格への道しるべに

富岡 宏修さん (通訳ガイドコース受講)

<東京オリンピック、そして定年後も外国人をおもてなししたい>
 50歳が近くなり、だんだんと「定年」が近づいてくることを意識し始めました。今の時代、定年後にも自分の生きがいとなるようなことを見つけ、仕事としていきたい、という思いが強くなりました。しかし、私は、以前より英語の勉強が好きだったことだけで、ただ漫然と「英語を武器に何かしたい」ぐらいの考えしかありませんでした。

 そんな中、2020年東京オリンピック開催が決まり、ピンと来ました。「そうだ、通訳ガイド資格を取って、東京オリンピック、さらにはその先も、インバウンドのお客さまに日本の良さを伝えて行こう。」と、強く思うようになり、通訳ガイド資格取得への勉強を始めました。

<「トラッドジャパン」の江口先生に教わりたい>
 ネットで「通訳ガイド資格の学校」と検索し、最初に出てきたのがCELでした。調べてみると、「トラッドジャパンの江口先生がいらっしゃる!」ということでCELに決めました。また、CELのHPで通訳ガイドコースを見て、その充実した内容を知り、すぐに受講を決心しました。

<面白さ満載のCELの授業>
 私は、英語が免除だったので、日本歴史・日本地理・一般常識の3科目を通信受講しました。各科目のテキストとも、要点のみをまとめており、薄く持ち運びに便利なので、毎日、通勤の電車の中で読みなおしました。

 また、何といっても、江口先生と曽根先生の講義が、とてもおもしろく、興味を持って受講することができました。ある事柄について、関連するトリビアやおもしろい話を必ず入れて説明いただいたので、後までしっかりと要点が頭に残りました。

 しかしながら、第一回目の挑戦では、日本地理だけが不合格となってしましました。2015年度の日本地理の試験は、過去の傾向とは全く違うものだったので、今後、どのように勉強していけばよいか、正直わからなくなりました。そこでCELに相談に行ったところ、2015年度の傾向も踏まえ、テキストを改訂される旨、お話を伺うことができました。改訂後のテキストは、主な重要伝統的建造物や世界ジオパーク等もテキストに含め、かつ、すべての重要な観光スポットについて、地図上で旅行し、地図上の場所を確実に頭に入れることができる内容になっていました。「このテキストに懸けよう。」と思い、再度、CELの日本地理の授業を通信受講しました。このテキストと授業のおかげで、翌年の日本地理は、90点近い得点が取れて合格できました。本当に感謝です。

<中身の濃いCELの2次試験対策の教材と授業> 
 2次試験対策は、9~10月の「日本事情コース」10回シリーズと、直前模擬面接クラスを6回受講しました。「日本事情コース」は、毎回1テーマについて、関連するトピックの解説と、通訳パートの2部構成で授業が進みます。初めて日本事情を勉強する私にとっては、内容の幅広さと江口先生の興味深い話で、毎回、集中して講義を受講できて、とても中味が濃かったです。今、はっきり言えることは、あの「日本事情コース」のテキストと、「新・英語で語る日本事情」をしっかり勉強すれば、2次試験対策のインプットの準備としては十分、ということです。

 模擬面接クラスは、2つの点で、とてもためになりました。正直、10回はおろか、受講できる限り受講したほうがよかったと思います。よかった点のひとつは、通訳パート問題が長めに設定されていたことです。2016年度の通訳パート問題は、例年よりも長くなったように思いますが、模擬面接クラスで長めの問題に慣れていたので、その点では慌てることはありませんでした。

 もうひとつのよい点は、先生方の厳しいコメントです。英語に多少は自信があった私ですが、特に曽根先生のコメントには、思い切り落ち込みました。「Ahh」と文章の間をつなぐ際の癖の聞き苦しさや、通訳パートで全く顔を上げないこと等、ほんとうに厳しく指導いただきました。しかし、それで自分が奮起したのは事実でした。

<先生方の言葉とアドバイスを信じたことが勝利につながった>
 今考えると、特に二次試験対策で、迷いを断ち切る大きなポイントが2つありました。一つめは、「説明できるトピックや語句をどこまで広げるか」ということです。2次試験が近づくと、「新・英語で語る日本事情」に取り上げてないトピックに出くわすと、一気に不安になりました。本当に「新・英語で語る日本事情」で扱っているトピックだけでよいのか、と。そんなとき、日本事情コースの授業で、江口先生から、「新・英語で語る日本事情」だけで十分である理由を丁寧に説明いただき、不安を吹っ切ることができました。それは、「3つのプレゼン・トピックのうち、一つをしっかり話せれば試験としてはOKである」ことと、「「新・英語で語る日本事情」の掲載トピックをしっかり自分の言葉で説明できれば、他のトピックの説明に応用が利く」ということでした。

 もうひとつは、模擬面接クラスで落ち込んだときでした。「もう準備が間に合わないのではないか?」という不安に取りつかれました。そんなとき、「「新・英語で語る日本事情」を最低でも10回、大きな声で読んでみなさい。」という曽根先生のアドバイスをいただき、藁をも掴む思いで、最終的に20回近く朗読しました。正直、本番の2次面接試験は、緊張で上がってしまい、何を話したかよく覚えていません。しかし、それでも合格できたのは、曽根先生にいただいた、「朗読最低10回」のアドバイスをしっかりと実践して、的確な表現が身についていたからだと思います。

 本当に先生方のアドバイス一つ一つすべてが、試験に対する不安を払しょくし、合格に向かって進む道しるべになったと思います。改めて、CELのすべての先生方、スタッフの皆様に感謝申し上げます。