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CEL受講生の体験記

2017年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


CELで育んだ日本への関心

西村 隆さん (通訳ガイドコース受講)


 1年間、たいへんお世話になりました。おかげさまで、通訳案内士試験に合格いたしました。

<受験のきっかけは、英語力向上>

 1999年に40歳を機に某銀行を辞め、高田馬場に引っ越してきて、経営コンサルタントを開業しました。経営コンサルタントというよりは、フリーの翻訳業、パートタイムの企業顧問の仕事が主で、クライアントは、外資系金融機関や、中小企業、資産家などが中心でした。最近では、自分でも投資をして、会社を上場させ、役員に就任するような仕事もやっています。

 英語は、1988年に米国大学のMBAを取得しており、銀行でもその後5年間は国際金融畑で世界を飛び回っておりましたが、その後、国内営業。独立してからも、英語を翻訳する以外は、特に英語を話す機会はありませんでした。

 2016年、ある公共機関から仕事の打診があったのですが、その時、TOEIC900点以上という要件がありました。2016年7月以降、英語をブラッシュアップしないといけないと思い、20数年ぶりにTOEICを2回受けました。2回目の2016年11月に900点を取り、一応、英語力をアピールするにはこのレベルでよいかと判断し、TOEIC受験は、これでやめました。

その過程でCELの存在を知り、また通訳案内士の資格も知りました。知った時点でその年の1次試験は終了していたので、通訳案内士試験は、2017年に受けることにしました。通訳案内士は話す英語が主なので、この資格を取るとさらに、英語力を向上させることができると思ったからです。

CEL入学前に、少しでも準備できることはないかと調べ、歴史検定二級の存在を知り2016年11月に受験し、合格しました。これにより通訳案内士1次試験の日本歴史科目免除となりました。

<二次試験対策でCELをフル活用>

 1次試験の残り科目、日本地理と一般常識は独習したので、CELでは二次試験対策として、江口先生の「日本事情コースVersion2〜4」とDaniel Dumas先生の「通訳ガイド2次模擬面接コース」を申し込みました。

(1) 日本事情コース(江口先生)
 すばらしい授業でした。長年いろんな学校に行きましたが、間違いなくbestの一つです。テキスト、講義内容、英語とも、本当に感動しました。通訳案内士試験に合格したことよりも、江口先生の授業で、日本文化に興味を持ち、深く考える機会をいただいたことに感謝しています。

1.テキスト
 江口先生とDan先生共著の「英語で語る日本事情」は、何度も読みました。CDはスマホに録音し、電車の中、週末宅に行くバスの中なので、よく聞きました。たぶん、10回以上は繰り返し聞いたと思います。二次試験前は、とくに「用語」の定義部分を聞いては、頭の中で繰り返しました。この学習は、二次試験対策でおおいに役に立ちました。

2.予習
 Version 2では、英語本文を読んで、日本語でも内容をよく知らない箇所(旧暦や年中行事など)をテキストやwebで調べて、おおよそ理解したうえで、授業を受けました。けっこう理解してから授業を受けましたが、それでも江口先生の鋭い質問には50%程度しか答えられなかったと思います。さらに、テキストに知らない単語が出てくるたびに、暗記に努めました。

 Version 3については、本文テキストはよく読み、知らない内容は調べ、関連の本を読んでから授業を受けました。さらに、すべてのプレゼン用エッセイ(48回)をワードファイルに自分で書いてから、授業に臨みました。書いている過程で、いろいろ文献を調べるし、英語の言い回しも考えますので、非常にいい訓練になりました。二次試験前には、また自分のエッセイを読み直し、口述でのプレゼンの骨格を考える訓練をしました。

 Version 3の予習時間は、ほぼ丸一日。関連本を読む時間を入れると2日ほど予習しました。試験に通るだけならそこまで不要と思いますが、日本文化を深く理解したい観点からはそれでも不十分だったと思います。

 Version 4の予習は、一つのプレゼントピックについて、どのように話をするか、10個ほどのネタを調べ、メモ書きしてから臨みました。Version 4の予習は半日程度。

3.授業
 英語の質問に答えるところが一番おもしろく、一番勉強になったところです。知らない内容を聞かれて適当に答えるとやはり支離滅裂。逆に、知っていたことを聞かれるとうれしかったです。日本語での知識とは別に、最初の頃は、日本文化関係の英語の語彙が足りず、また、英語表現も不十分でしたが、回数を重ねるたびに、語彙が増え、言い回しにも慣れてきました。

だんだん慣れてくると、質問された際に、他の生徒とは違った観点で、うまく答えてみようと、事前に本を読んでネタを仕入れたり、必死に予習するようになりました。各授業の前に、最低毎週1,2冊は関連本を読んだと思います。このおかげで年間通じて、日本文化について、相当な量の読書をしたことになります。

 コースを通じて、江口先生の質問に対する回答の自己採点は、60点程度だったでしょうか?その後、家に帰って、同じ質問(授業で初めて知った内容など)をされたらどうこたえるか、復習をしました。この訓練は、いい勉強になりました。もう一度、同じ質問をされたら、今だと、80点程度取れると思います。

4.復習
 Version 2では、本文の言い回し、語彙、作文の単数複数、aやtheの点検、江口先生の例文の暗記などが中心。Version 3では、江口先生の模範解答を2回ずつ読み込み、ラインマーカーを引いて、言い回しなどを暗記。Version 4では、通訳用の模範例文を暗記、さらに、日本文を自分の声でスマホに録音、耳で聞いて、口で答える訓練。録音例文は50個になりました。

5.2次試験試験対策用の復習
 10月から、Version 2と3のテキストを引っ張り出し(かなりの分量ですが)、12月の本番試験まで、10回程度繰り返して、音読しました。毎日2時間程度、音読しました。この勉強も本番ではすごく役に立ち、今でも、Version 2と3のテキストの英文は、相当程度頭に残っています。

(2) 通訳ガイド2次模擬面接コース(Dan先生、Ian先生、Colin先生)

 最初のプレゼンテーマは、自分でエッセイを書き、印刷して授業で配りました。毎回2テーマほどはエッセイを書きました。今でも、相当出来の良かったと自分でも思うものがいくつかあります(@蘭学事始め、A日本の鎖国の歴史、B仏像研究、C江戸時代の江戸散歩など)。その他、毎回10~20個のテーマについてdiscussしますが、各テーマとも、本やWEBでよく調べ、自分の文章にしてから、授業を受けました。

せっかく調べた内容なので、みんなでシェアしたいと思い、調べた成果物は、人数分コピーして配りました(毎回1人分40ページくらい)。現在、文具伝票を集計していますが、去年のA4コピー用紙は異常な消費で、8か月で、たぶん、2000枚ほど皆さんに配ったと思います。予習には、ずいぶん時間をかけました。この授業だけで丸一日以上。江口先生の授業と合わせ(両方とも火曜日)、週末と月曜の3日間は、ほとんど予習していたように思います。関連の英文wikipediaはほとんど読んだと思います。相当な量を読んだと思います。試験勉強とは別に、おかげさまで、膨大な知識を得、膨大な英語の資料を読みこなしました。

(3) 2次試験模擬面接クラス
 11月1日から始まった模擬面接クラスは、A〜Pまで全16種類のクラスがあります。全部受講したかったのですが、結果的には12回受けました。テキストは、家に帰ってから録音し、例文を暗記。エッセイも全テーマについて、テキストを3回ほど読みました。

今思えば、通訳問題もプレゼンもけっこう難しかったです。なにより、即答しないといけないので、どんなテーマでも失敗しないようにこなす訓練ができたことが良かったと思います。

 模擬面接の直後の先生からのフィードバック(なかには、厳しい評価もありましたが)が一番勉強になりました。本番のプレゼンテーマは、「桜前線」でしたが、これは実際に模擬面接でやったことがあった内容なので、本番では余裕で実践できました(自分でも相当いい内容だったと思います)。

先生方によって、評価にばらつきはありましたが、どれもおおむね良い評価をいただいていました。毎回出席は、しんどかったですが、12回もやれば、自信もつきます。

本番では、曽根先生から何度も指導された、1.ゆっくり話す、2.アイコンタクト、3.笑顔で接する・・これらは、実践できたと思います。

(4) 通訳問題集
 1.江口先生の授業の例文50題、2.過去問2012-2016:50題、3.模擬面接出席問題、48問・・・これらを全部自分でスマホに録音し、ワードに日本文英文を書いて、通訳問題集を作成し、勉強仲間にも録音を配布して、何度も繰り返しました。

<実際に通訳ガイドをやってみたい!>

 過去1年間、かなり日本文化を勉強し、今度はそれをしゃべりたくて仕方なくなりました。合格後3つの通訳案内士団体に入会し、個別の研修に参加しています。これらの研修がまた面白いのです。しばらくは、さらに研修を重ね、(他の仕事との調整はありますが)実際に通訳ガイドをやってみたいと思っています。また今年は、中国語で通訳ガイド試験を受けます。すでに1次試験は免除されています(HSK6級200点)。2年以内に合格したいと思います。

 今後の目標は、通訳ガイドの世界と、従来自分でやってきた得意な分野との接点を探し(インバウンドビジネス、協力企業研修、IR通訳、日本文化紹介プレゼンなど)、自分にしかできない分野を一生懸命考え、新ビジネスを切り開きたいと思ってます。

 通訳案内士試験とCELのおかげで、視野が広がり、さらに、新ビジネスの可能性も広がりました。重ねて、お礼申し上げます。