TOEICコース受講生の声

CEL受講生の体験記

CEL受講生の声

5週間でTOEIC 500点→670点
さらに5週間で815点にスコアアップ

岡田 鉄彦さん(会社員)


昇進昇給条件TOEIC:740点以上。この春2月、会社で出された通達だ。57歳という年齢も顧みず挑戦する気になったのは妻と2人の娘の後押しのお陰。私は20年前リストラに遭い今の会社に拾われ、少しばかり英語ができるからという理由で、原材料輸入部門に配属された。CELからDMはずっと頂いていた事もあり、今回初めて説明会に参加。「TOEIC対策700点突破コース」という自分にぴったりのコースが4月から新設されると聞き、迷わず即日申し込む。全5回という短い期間で1クールというのも働く身にはありがたい。

担当は田中亜由美先生。TOEICを毎回のように受験され、満点スコアをたたき出す「スゴ技」の持ち主。TOEICの豊富な知識と経験に裏付けされたまさにエキスパートだ。かといって堅苦しい威圧感はまったくなく、緊張気味の私にも先生の方から気さくに話しかけてきてくださった。そのお陰でかなりリラックスした。教室は少人数で和やかな雰囲気。さらに生徒の中に私と同年代とおぼしき方もおられホッとひと安心。テキストは「公式問題集」、プラスオリジナルの「語彙・文法ドリル」の2種類がメイン。それ以外に毎回速読用の読解時事プリント(新聞コラム)などが宿題として渡される。授業の前半はTOEICの各パートごとの演習と解説(リスニング含む)。後半は文法を中心に語彙説明やパッセージの読解。TOEIC独特の問題形式に慣れる『スキル』を詳細にわたり伝授される。

さて、この講座の良い点はまず何と言っても田中亜由美先生の解説の的確さ。かなり早口なので最初戸惑ったが、テンポよく全く無駄のない講義内容のお陰であっという間の3時間。限られた時間内でその回のカリキュラムをくまなく消化したいという先生の熱意と意気込みが伝わってくる。何回か受講しているうち、先生の早口にもいつの間にか慣れっこになり今ではその早口がなぜか小気味よい。この講座で得た成果と所感をまとめてみた。

  1. 先生の話の端々に「時間との勝負」というフレーズがよく出てくる。いかに問題を解くスピードが大切かを再認識させられた。試験の時に役立つ以下のような実戦的なアドバイスが有り難かった。
  2.  (1)選択肢はポイント部分だけ見てあとは見ない。
     (2) Part 3, 4ともに設問を必ず先に読んでおく。(選択肢は読まない)
     (3)マークシートは塗りつぶさずチェックのみ。(あとでまとめて)
     (4) Part7では、single passage最後の方のarticleの難易度が高い。その後のdouble passageの方が比較的解き易いので、articleは後回しにするべき。
     (5)写真問題はbe+being+ppの答えに注意。個人的感情の選択肢は正解には
    ならない。
     (6)設問を説明するナレーション(1分40~50秒)の間に他の問題を解く。
     (7)分からない問題はすぐ諦めて、次に進む。
     (8) Part7 の読解に必ず50分は確保するよう時間配分を調整。

  3. リスニングは応答を予想する練習を授業中させられるので、前もってこんな応答が来るなと心の準備ができるようになった。
  4. 文法書は、田中先生推薦のForest 6th editionを購入。復習用として活用した。
  5. 毎回宿題として配布される「文法模擬問題」+「予習文法プリント」は非常によく整理され例文も分かり易い。(文法はこのプリントだけで充分ではないかと思われるほど)
  6. 授業中「解答・解説プリント」を見ながら、先生からTOEICで狙われやすい文法事項や間違いやすい「落とし穴」を個々にポイント解説してもらえる。(これはかなり参考になった) 
  7. Part 2の会話表現は、暗記するくらい声に出してリピート練習した。

全5回の最終日はTOEIC IP TEST受験がセットになっている。実際テストを『体験できる』というのが非常にうれしい。春のコースでは4月30日に受験。結果は2週間後到着。670点(Listening 350点 / Reading 320点)という結果に驚いた。一気に170点も上がっている。4年前、会社でTOEICを受験した時500点ジャストだった。その時は、まぁこんなものかと思っていた。しかし今回、この670点という数字は心にズッシリと感ずるものがあった。頑張って必死になればその分だけ「数字」となって表れる。TOEICの数値はその人の英語能力だけを数値化したものではない。TOEICの数値=その人の『努力の軌跡』だと思えるのだ。900点を取り自慢していた会社の同僚然り、満点フリークの田中先生もまた然りだと思う。きっときっとその高得点の陰で、血がにじむような地道な努力をされたに違いない。

私は目標の740点をまだクリアーしていない。自分で決めた目標を達成するため、現在もこの「700点突破コース」(第2期)を受講中(⇒第2期TOEIC IP TESTで815点を達成)。目標を同じくする同じクラスの仲間と一緒に頑張ってみようと思っている。