江口裕之のBeauifup Nippon: Hiro's Stylish English

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第11回 : ...の調子はどうですか?

 How are you getting along with~?

Yさてさて、今日の表現は?

H: そうですね、今日は、「なになにの調子はどうですか?」、How are you getting along with~? それから、「頑張ります」、I’ll try hard. の2つを中心に会話をしてみます。

Y: ああ、どちらもよく使う表現ですね。

H: Now Yumiko, I heard that you go to a jazz vocal school. How are you getting along with your lessons?
(さて由美子、ジャズボーカル教室に通っているって聞いたよ。レッスンの調子はどうだい?)

Y: Just fine. My teacher helps me pick up the tunes that are suitable to my key and voice. It’s a lot of fun singing jazz!
(好調よ。先生が私のキーと声に合う曲を選ぶのを手伝ってくれるの。ジャズを歌うのとっても楽しいわ!)

H: That’s good. So, when is your stage debut?
(いいね。で、ステージデビューはいつ?)

Y: Oh, it’s still far off! I even have never thought about it!
(ずっと先の話ですよ!考えたこともないわ!)

H: Come on, Yumiko! If you really put your mind to it, you can accomplish anything!
(由美子、どうしたんだい!その気になればできないことなんてないよ!)

Y: OK, I’ll try hard!
(分かったわ。じゃ、頑張るわ!)

H: さて、由美ちゃんはジャズボーカル教室に通っているそうですが、「レッスンの調子はどうだい」という意味で、 How are you getting along with your lessons? と僕が尋ねました。由美ちゃんは、 Just fine. 「好調です」、と答えましたよね。

Y: get along with~は、その他にも、人を目的語にとって、「やっていく」という意味で用いますよね。

H: そうですね。例えば、「彼は同僚とうまくやっています」という場合には、 fine などを補って。

Y: He is getting along fine with his colleagues. と言いますよね。

H: そうですね。逆に、「彼とやっていくのは難しい」とか言うときには、It’s difficult to get along with him. と言えますよね。

Y: さて、江口さんが「ステージデビューはいつ?」なんて突拍子もないことを聞くので、私は、 It’s still far off. 「ずっと先の話ですよ」、 I even have never thought about it. 「考えたこともありません」と答えました。

H: もうちょっと前向きな姿勢が欲しいですね。そこで、僕が言ったのは、スピルバーグ監督の映画、 Back to the Future で出てきた決まり文句、「その気になればできないことなんてないよ」という表現ですね。 If you really put your mind to it, you can accomplish anything. うーん、いいセリフですね。

Y: 本当ですね。それでつい私も、「じゃ、頑張るわ」っていう意味で、 OK, I’ll try hard. と、その気になって言っちゃいました。

H: いいことですね。さて、「頑張る」、って日本語は英語には訳しにくいんですよね。この場面では、由美ちゃんが言ったI’ll try hardが一番近いかな。他に、「やってみるよ」って感じで I’ll try. 「最善を尽くすよ」って意味で、I’ll try my best. とかもよく言いますよね。

Y: そうですね。また、相手を励まして「頑張ってね」って言いたい時も、ピッタリの英語表現ってなかなかないですよね。近いニュアンスと言えば、Good luck! ですかね。

H: そうですね。例えば、「試験頑張ってね」とかいうときには、 Good luck on your exam! と言えばいいかもね。

Y: そうですね。 By the way Hiro, when is your next live show?(ヒロ、ところでヒロの次のライブはいつ?)

H: Well, I’m going to have a kind of Christmas live show next month. Oh, yes, why don’t we sing a duet in the show? You know, only those getting along fine with each other like us can do that!
(えーっと、来月クリスマスライブショーのようなものをやるつもりなんだ。ああ、そうだ、そこで一緒にデュエットしない?ほら、僕らのように気が合う者同士にしかできないしさ!)

Y: Oh, really? Thanks for the offer! I’ll try my best! Well, what song do you have in mind?
(ええ本当?お誘いありがとう!ベストを尽くすわ!で、どんな曲を考えているの?)

H: Well, how about a tune called “Unforgettable”?
(そうだな、Unforgettableという曲は?)

Y: Wow, that’s my favorite! But, that’s a really difficult song...
(わあ、それって私のお気に入り!でも、すっごく難しい曲ですよね。。。)

H: You know, if we really put our minds to it, we can accomplish anything!
(ほら、その気になればできないことなんてないよ!)

Y: You’re right! Let’s try hard!
(その通りね!頑張りましょう!)

H: さて、今日ご紹介した表現、いろいろでてきましたよね。12月にやるクリスマスライブショーで由美ちゃんとデュエットをやらないかと持ちかけました。Nat King ColeとNatalie ColeのUnforgettableを提案しましたが、由美ちゃんは、好きな曲だけど、難しいってちょっと躊躇していましたよね。

Y: でも江口さんが言った通り、 If we really put our minds to it, we can accomplish anything. その気になればできないことなんてないですよね!

H: その通り。頑張りましょう!Let’s try hard!