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通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

受講生55

(1)試験会場到着から試験室入室までの手順

受験票には、15:30~15:55までに面接会場に着くように指示あり。
早めに着き少し待機した後、エレベーターを使用し受付会場へ。その後、大教室へ誘導され指示された番号の席に座る。

注意事項:通信機器の使用は×。電子を含む辞書は使用可。ドリンクのみ可。飴・ガムは×。トイレに行くときは挙手して誘導員が同行(いちいち人数確認)。 トイレには「ハンカチのみ持っていくように。鞄も置いていくように」言われる。

30分後くらいに、誘導員の後に従って、歩きで階段を使用し小教室へ移動。指示された番号の席に座る。
番号を呼ばれた人(10人ぐらいの単位)が面接室前の椅子に、各々誘導される。(英検の2次試験を思い出しました)
誘導員から「中に入ったら、ご自分が座る椅子の横の椅子に、荷物を置いてください」と言われる。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

外国人試験官は大学教授風の50代くらいの白人男性。多分アメリカ人(アクセントに癖はなし)
日本人試験官は:40代くらいのガイド風の女性。終始感じがよかった。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

ドアが開き、Jが、「どうぞお入りください」と、にこやかに部屋に向かい入れてくれる。
Nと目が合ったので
A: Hello
N: Good afternoon
A: Good afternoon
J: Please put your belongings here. と3つある椅子の端の椅子を指差されたので指示通りに荷物を置く。
A: May I sit down?
J: Please.
J: Miss ○○○, right?
A: Mrs. ○○○.
J: Yes, Could you tell us your name and when and where you were born?
A: I am ○○○ ○○○. I was born in 19○○, ○○(月),○○(日付), in ○○○-ward Tokyo.
J:Thank you.これから私が日本語で話す文章を聞いて英語に訳してください。横に筆記用具があるので、メモを取っていただいて構いません。日本文は一度しか読み上げません。通訳は1分程度でお願いします。

日本語が始まる。

(4) 通訳の日本文

J : 源氏物語は、11世紀初めに書かれた54巻から成る長編物語です。光源氏と言う王子とその周りの400人もの女性のロマンスの物語です。(だったかな?)

(5) 英語訳の再現

A : Tale of Genji is a long story written in the early 11 century.  There are 54 volumes.  The story is about a prince called Genji and about 400 women.  It is a romance.
私のメモ 「源・11初・54vol.・long・prince・400・romance」
(もう少し何か話したようにも思いますが、忘れました)

J  これから3つのトピックをお渡ししますので、その中から一つ選んで2分でプレゼンテーションをしてください。トピックが決まったら、どれについて話をするかまず教えてください。
Nが、3つの各々のトピックが書かれたB6サイズくらいの紙を3枚渡してくれる。、

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

彼岸   優先席   デパ地下

(7) 選択したトピック

デパ地下

(8) プレゼンテーションの再現

私のメモ 「お菓子・TV・作る・食べる」(もっと書きましたが、忘れました)

I choseデパ地下.  デパ地下means the basement floors of department stores.  There are a lot of kinds of food and confectionary there.  You can watch how those confectionary are made and sometimes you can eat some of them.  TV programs sometimes broadcast popular confectionary in these days.
Japanese have a habit of bringing some confectionary when we are invited and visit friend’s or relative’s house. So department basement floors are good place to buy confectionary in such occasion.  If you bring the confectionary that is broadcasted on TV, you may be considered that you know the trend.
I heard that デパ地下is also popular among foreign tourists.  As I mentioned earlier, you can watch how confectionary are made and you can sometimes eat them.  So when you go to a department store, not only to shop in the upper floors, but going デパ地下 might be a good idea. Thank you.

(9) Q&Aのやり取りの再現

N : But I heard these days, departments sales figures are not very well.
A : Right. When I was a child, going to the department stores were really exciting events. It was like going to excursion.  But these days, popularity of department stores is declining.  But older, I mean, elderly people still go to department stores.  Departments’ stores have certain brand, high quality image.  So as I mentioned earlier, if Japanese need to bring some presents, we often go to department stores.
N : I don’t like shopping,  I am very tired when I do shopping.
A : So is my husband.
N : Can I use the Internet to shop from department stores?
A: Yes, you can.  But if you go there, you can actually see things and touch things.  So I recommend you go to department stores.  Department stores are no Amazon.
N  How about other type of shops?
A : Things sold in the department stores are rather expensive. If you go to supermarkets you can buy things with more inexpensive prices. So many people go to supermarkets these days.
N : How about young people?
A : Many young people do not go to department stores these days.  Because department stores do not always carry foreign brands that young people like.  In that case, they prefer to go to the big shopping malls where they can find their favorite foreign brand. But departments stores these days do mergers and acquisitions like 大丸and松坂屋, they are both name of department store, to survive.
N : You mean partnership.
A : Yes, partnership, I mean.
N : What department stores are there in Tokyo? (東京のデパート名を聞かれました。こういう文ではなかったと思いますが、よく覚えていません)
A : There are 三越 and 高島屋 in 日本橋 area.  There is a 日本橋、三越 and 高島屋. (と、言いながら手で橋を作り、橋のこっちとあっちに2つのデパートがあるよ、とジェスチャー)
N : How about 百円ショップ?  Do you go there?
A : Yes, I love it.  You can buy a variety of things, cosmetic, stationary, laundry goods, and so on. The quality is not so high because they are only 100 yen, but you can buy many things.
J : Time is up.
A : Thank you very much.  Where shall I put these memos?
N : You can leave them there.

私の記憶では、こんな感じでした。かなりの漏れはあると思います。

(10) 日本語での質疑応答の有無

なし

(11) 試験終了後のやり取り

なし

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

もう一度英語と日本語でお礼を述べ、部屋を後にしました。

(13) 全体を通しての感想など

試験が始まる前は、何もしていない人もいましたが、私はぎりぎりまで「日本事情」の英文を読んでいました。
受験者の服装は、いわゆるbusiness attireで、季節柄、暗めのスーツの方が大半でした。
入室後は、通訳の説明を聞きながら、こっそり(?)ボールペンが書けるかを試しました。
通訳の時は、Tale of Genji と始めたとたん、「あ、言えた!」と言う反応があったように思います。正確には「The Tale of Genji」ですが…。
通訳後に3枚の紙を試験官が手渡ししてくれるとは思っていなかったので、少しびっくりしました。
トピックは一瞬、「彼岸」と「デパ地下」で悩みましたが、「デパ地下」にし、通訳で使用した紙をひっくり返し、メモを取りながらプレゼンの構想を練りました。
プレゼンの途中で、メモのバインダーを持ったままだったことを思い出し、隣の椅子に置きました。
プレゼンは上に書いた通りに話したとは言えませんが、流れはあんな感じでした。今考えると、confectionaryの代わりに他の単語を使うべきだったと思います。
日本人試験官の方はタイマーを握りしめていましたが、プレゼン中の1分の指示はありませんでした。試験官たちの後ろに教室用時計があり、それで時間を計りました。日本人試験官の反応から、丁度2分くらいに終わったと思います。
「デパ地下は観光客にも良い所だ」と話した時、試験官からは「そう来なくちゃ」と言う感じの反応がありました。
通訳もプレゼンも、あまり難しくない内容でしたが、三越department storeのdepartment storeとか、日本橋bridgeのbridgeとかの、英語を付け忘れたと思います。模擬面接で注意されていたのですが、法隆寺temple, 明治神宮shrineとtemple、shrineばかり練習していて、応用が利きませんでした。
Confectionaryもcountable かuncountableか?デパートに行くもgo to thedepartment storeのはずですが、theは抜かしっぱなし。
大丸と松坂屋は、企業合併したわけではないと思いつつも、ついmergers and acquisitionsと言ってしまい、試験官がパートナーシップね、と直してくれたのは、良かったのか悪かったのか…。
brandで解ってくれたようでしたが、きちんと通じたかどうか?しかも、Rの音を出していなかったと思います。
百円ショップのlaundry goodsは洗濯ネットとか洗濯バサミを思っていたのですが、通じていなかったと思います。
初めは能面のような顔をしていたネイディブ試験官も途中から笑顔になり、とても良い雰囲気のまま終わりました。
10分だったのでしょうか? 大変短く感じました。
質問の中心は買い物でしたので、女性の私には得意分野でラッキーでした。子供のころ行った三越や高島屋を思い浮かべながら質問に答えました。

退出後は廊下の隅で待たされ、グループ全員が揃うと、初めの大教室に誘導され、受験者全員の終了を待ちました。暇になるだろうと思い、文庫本を持って行ったのが正解でした。時間つぶしに読書をし、ほぼ終了時間予定通りに解散となり、前の席の方から順に退出となりました。
外に出たら、もう真っ暗。
でも、「ああ、おわった~~~」と、開放感で一杯でした。

どんな問題が来るか分からない2次面接対策としては、日頃から、自分が見たテレビ番組や読んだ本の内容を英語で話したり、テレビや新聞で知ったニュースを英文で言ってみたり、その日一日したことを英語で話したりと、CELで学習する以外のこともバンバン英語で話せるようにしておかないと、とつくづく感じました。
デパ地下が観光客にも人気なのはテレビのニュースで観たことがありました。どんな事にでも日頃からアンテナを張って、情報収集することも欠かせないと思います。

長いですが、この文章がこれから受験される方々のために、少しでもお役に立てたら幸いです。有難うございました。

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