英検1級コース受講生の体験記

CEL受講生の体験記

50歳代になっても英語は上達する

山崎 光男さん(千葉県在住、通学受講)

<手強さを実感した英検1級>

 私はCELの授業を受講する前段階でTOEICの得点は既に880点の実績がありましたので、英検1級は、少し過去問の分析を行い出題形式に慣れた上で受験すれば、比較的容易に合格出来るものと過信しておりました。その甘い過信の根拠は、英検1級の難易度はTOEICで換算すると860点前後であるという某雑誌の比較表によるものでした。

 手始めに、英検の過去問を解いてみることから始めましたが、TOEICの問題と異なり、難易度が相当に高く中途半端な英語力では全く歯が立たないことを痛感させられました。語彙力の問題だけでなく、長文読解力等々のすべての分野において、大きく実力を養成しなければ突破できるような資格でないことを思い知らされました。

 (現在英検1級の価値は、明らかに過小評価されているように思います。TOEICに換算すると940点以上の価値があるのではないでしょうか。単純な比較はナンセンスですが。)

<独学受験の限界を感じてCELに>

 難関で、かつ、価値ある資格であることを再認識した私は、独学で受験することの限界を感じ、効果的な学習指導を提供している学校を調べてみることにしました。そうしたところ、CEL英語ソリューションズが講義内容や過去の実績等から、私には最適な学校であるように感じられたため、CELのご担当者に、私の現在の英語力、目標などにつき相談させていただき、懇切丁寧な助言いただきまして、即座に、「Buildup Reading & Listeningコース」と「英検1級1次模擬試験コース」の二つのコ-スに同時に入会しました。

 「Buildup Reading & Listeningコース」では、文字通り、センテンス毎に丁寧な読解解説が行われ、今まで中途半端に誤って解釈していた間違いに気づかされ、基礎力を再構築するのに大いに役立ちました。英検1級に早期に合格するには、急がば回れで、Buildup コースでしっかりとした英語の基礎力を養成することが肝心だと思います。

<中身の充実していた模擬試験&解説授業>

 「英検1級1次模擬試験コース」は、毎週、英検1次試験の模擬テスト方式で行われ、毎週の勉強の成果がテスト結果に反映されます。この模擬テストおよび解説授業を通して、長文読解のペース配分、長文の選択問題の解答方法(例えば、すべての語彙がわからなくとも消去法で正解を導き出す方法)や英検でよく出題され実際のビジネス上でも使用頻度の高い重要語彙を、実際の文章の中で学ぶことができました。

 前週の出題問題を次週の毎日の通勤途上で、何度も読み返してパラグラフ毎に何が書かれているか整理しながら読み、せっかく覚えた語彙を忘れないよう復習することを習慣化しました。この長文問題の記事は、一般教養知識としても面白いものが多く、英語の勉強と同時に一般教養の勉強も行っているかのような気持ちにさせられました。興味を抱かせる良問が多く、少し英検1級の出題問題よりも難易度が高いように感じられました。田中先生の授業中には、長文問題の解説時に、関連する文献とか映画の紹介とかしていただくことが多く講義を興味深く拝聴することができました。また、重要語彙の説明時には、今日のABCニュ-ス、CNNなどの英語放送で、どのように使われていたかを具体例を紹介していただけるケ-スなどもあり、記憶を定着させるのに大いに役立ちました。

 私の場合、語彙力の強化には時間がかかり、最も根気が必要な分野になりましたが、CELの教材(模擬テスト等)を中心に、英検Pass単熟語(旺文社)、TOEIC Testスコア860レベル(語研)を補足教材として使用しました。(この3つの教材を記憶すれば、語彙力不足が原因で英検1級テストが不合格となることはないと思います。)新しい語彙を記憶する過程において、50歳代の私は30年前の自分の記憶力との差を思い知らされましたが、「10回忘れて11回覚える」ことをモット-として何度も何度も繰り返して記憶に努めました。覚えているつもりの単語であっても何回も反復した語彙記憶のトレ-ニングを行いました。7,8回目のトレ-ニングのころより大きな効果が生まれ始め、当初、記憶できないと考えていた語彙の殆んど全てを覚えることができました。

 毎回出題されるエッセイ(英作文)については、実践的な良問の出題が多く実際の外人との日常会話の中でも役立つものが多いと思います。毎回のエッセイは全て暗記するくらいに音読トレ-ニング(30~40回の音読)を行いました。

 そのようなトレ-ニングを経て何とか3回目の挑戦(2008年10月)で1次試験に合格することが出来ました。最初の受験は、Listeningで失敗(Listening以外はほぼ合格者平均点を取得)、2回目は語彙問題で失敗(25点満点で11点)するといった具合で、全分野の成績にバラツキが多く、なかなか合格できませんでした。やはり、単に運がよくて合格出来るといった甘い試験ではないようです。

<CELのエッセイを暗唱して臨んだ2次試験>

 1次試験は突破したものの、2次試験の準備は何も考えておりませんでした。1次の合格通知が届いた後は、出張等のため実質2週間の準備期間しかなく、CELの2次直前対策Intensive Classにも参加できませんでした。そこで、私が行ったことは、CELの1次模擬試験で習ったエッセイを15~20本、自分なりに工夫し、少し口語体的に変えて暗唱することでした。

 そうした挑んだ2次試験では、出題された問題とエッセイで暗唱していた内容とを、無理なく結びつけてspeechに活かすことができ、予想外の1回目の受験で合格することが出来ました。

<年齢に関係なくあきらめない気持ちが合格の秘訣>

 合格通知を得た喜びは格別なものがありました。また、英検の受験のために行った勉強・トレ-ニングの効果は大きく、英字新聞をそれほどの苦労なく読むことが出来るようになりました。英検1級は、一般的には英語が出来るレベルの人として見られるレベルでしょうが、まだまだ、通過点に過ぎないと思います。今後も勉強をする習慣を活かして学習を続けさらに英語力の強化に努めようと考えております。

 最後に、仕事をしながらの勉強は、コンスタントな勉強時間を確保することが難しいなど、困難が付きまといます。私の場合は、勉強の中心を通勤時間帯として取り組みました。今後受験される方にも、通勤途上の勉強をお勧めいたしたいと思います。英語の勉強に最適な環境であると思います。

 英語の勉強には特別な才能は不要で、決してあきらめない気持ちさえあれば何歳になっても手遅れということはなく、十分に英検1級の合格力は身につけることが可能であると思います。効率的に英検1級合格を目指される方には、私の経験から、CELの授業が最短期間でその目標の後押しをしてくれるものとして、強くお勧めいたします。

 今回の英検1級合格は、CELのみなさま、とりわけ田中先生のおかげと深く感謝しております。ありがとうございました。



本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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