英検1級コース受講生の体験記

CEL受講生の体験記

英検1級試験合格者の声

「思いがけない合格」はCELでの学習のたまもの

小池 優さん(愛媛県在住、CD通信受講)


<準1級に合格したら次は1級、とずっと思っていた>

  長年の夢だった英検1級に合格することができ厚く御礼申し上げます。これもひとえにCELの素晴らしい講座のおかげです。

 初めて英検1級を受験したのは大学2年のときでした。準1級に合格したから次は1級をという軽い気持ちでの受験でしたが、得点は半分以下だったように記憶しています。社会人となって再び受験し始めましたが、いつも不合格B。「頭が悪いのではないか」、「学生時代のように若くないので、なかなか記憶できないのではないか」と、ほとんど勉強することなく思っていました。その頃は、合格者の勧める英検1級に役立ったという類の参考書や問題集を買ってみるものの、使いこなせずにいました。そんな折、たまたま出会ったのがCELでした。「トラッドジャパンの江口先生の学校だったらなんとなく良さそう」という軽い気持ちで、資料請求しました。

  受講前は、受講料や授業内容についてCELに電話で問い合わせをし、自分にも続けられそうかどうか、どの講座がふさわしいか、何時間程度の勉強時間が必要かといった問いに、スタッフの方から懇切丁寧なアドバイスを頂きました。1次試験会場まで距離にして70キロ、2次試験会場までは飛行機での移動という田舎暮らしの自分にとっては、1回でも早く合格することがこれ以上時間もお金も無駄にしないことにつながる、と自分に言い聞かせ、自分への投資と思って「英検1級合格12ヶ月プラン」の受講を決意いたしました。

<1次試験対策:毎週届くCELの教材をこなすことで、学習のペース作り>

  いつでもすぐに取り組めるCD受講にしたのは、私の場合、インターネット受講だとついつい他のサイトを見てしまうといった誘惑があったからです。スタッフの方に、毎週10時間程度時間がとれるなら「Buildup Reading & Listeningコース」と「英検1級1次模擬試験コース」とのダブル受講でも大丈夫、と言われ、後先考えずダブル受講にしました。全く勉強する習慣のなかった自分が、突然毎週10時間も勉強できるはずもなく、当初は課題を溜め込むこともありました。課題をこなし、CDを聞くことだけで精一杯でしたが、毎週届く教材と締め切り期限のある課題は、自分を追い込むことにつながりました。

<Buildup Reading & Listeningコース:英検1級対策を超えた、充実した教材と講義を堪能>

  「Buildup Reading & Listeningコース」は、評判どおりで、旬の話題を取り上げた、単なる英検対策以上の内容でした。テンポの良い花野幸子先生の講義、そして豊富な話題に、初めて高尚な英語に触れたように思います。英語を楽しむこと、新しいことを知れる喜び、花野先生のような英語の使い手になりたいという憧れが常にありました。また逆に、講義が面白かったからこそ、予習をして講義を聴きたいという気持ちにいつもなりました。

<英検1級1次模擬試験コース:CDから聞こえる田中先生の声に励まされて、ついに1次試験突破>

  「英検1級1次模擬試験コース」では、自分の力不足を再認識することができました。田中美智子先生の解説は、関連する話題に触れていただけるので、記憶に残りやすかったです。また、模擬試験に提出期限があるのも良かったです。期限を過ぎても採点はして頂けますが、期限内に出すことを心がけました。点数だけでなく、全受講生の中での偏差値も出て、大体の自分の力がつかめます。偏差値40からのスタートで、毎回絶望的な点数でしたが、少しずつ復習する要領もつかめていけたかのように思います。

  最も苦手なのは1番の語彙問題でした。4つの選択肢の全てを知らないということも多々ありました。「新しい単語に出会えてラッキーと思ってください」という田中先生のお言葉にいつも励まされました。復習方法は人により千差万別ですので、自分に最適な方法を見つけることが大事だと思います。覚えるのに時間がかかる自分にとっては、やはり何度も触れないと覚えられないと気づいてからは、単語を書いたメモを家中に張り、お風呂やトイレでも目に入るようにしました。英語ニュースもやっと見るようになりました。講座の中では内容だけでなく、解くコツをも教えていただきました。特に、解く順番を変えることで、試験中の心理的な負担も随分変わりました。

  CELの受講開始後初めて受験した本試験で初めての不合格A(67点)、その次の本試験で奇跡の合格(84点)を果たすことができました。恥ずかしながら、手元には6枚もの不合格通知があり、それまでのスコアはいつも不合格Bでだいたい60点前後でしたから、20点以上もアップできたのは奇跡、CELでの学習なしではありえませんでした。

<2次試験対策:英検1級1次模擬試験コースのEssay Model Answerを活用>

  思いがけない合格を果たした1次試験発表後は、面接まで1週間しかないため、藁にもすがる思いで、全く面識のない田中先生にメールを送りました。返信メールを頂き感激。1次のEssayの模範解答をしっかり読み込むようにとアドバイスいただきました。結局、出産時期と重なり、4回チャンスのある2次試験の最初の2回は2次試験をスキップ、最後の2回を背水の陣で挑みました。

  遠方暮らしかつ乳児がいるためCELの2次対策のクラスは受講できず、インターネットのサイトで調べてみましたが、スピーチを10本、100本書いて覚えると良いとか、得意分野の山をいくつかはるとよいとか、ネット上の合格者の方々のやり方は千差万別です。気持ちは焦るばかりで、気の遠くなるような準備に取りかかりました。多種多様なトピックのスピーチを書くのは無理と諦め、やはりCELのEssayの模範解答(Model Answer)しかないと思い、この段になってやっと読み込みました。

  初挑戦は2012年第2回でしたが、山をはった教育分野のトピックは1つもなく、なんとか言えそうな国際協力のトピックを選択。しかし、準備していない分野の英語が全く口をついて出ず、1分にも満たないスピーチに終わりました。ただ、スピーチさえなんとかなれば、合格に手が届きそうだという手応えはありました。

  2回目の挑戦とはいえ、私にとっては最後となる面接日はあっという間に近づいて来ました。やれることを全てやろうと思いで準備を始めました。しかし、慣れない育児と並行しての試験準備は計画通りに進まないもので、スピーチを書いたり覚えたりするまとまった時間がほとんどとれず、どんどん切羽詰り追い込まれていきました。やれなかったことを何かのせいにするのは楽だけれど、もし精一杯やってダメならまた1次試験から受ければいいと開き直ったり、イライラが募ったり焦ったり、そんな繰り返しでした。そんな折、ある方から「スピーチ発表会ではないからスピーチを覚えるよりも、自分のことを話さなくてはいけないよ」とアドバイスを頂き、肩の力が抜けました。それからは、自分のこれまでの体験や人生を英語で言えるように準備していきました。

  面接当日、またもや面接カードには教育分野のトピックはなく、また国際協力のトピックを選択せざるを得ない状況になりました。前回話せなかったので、スピーチを書き直し、暗唱していたにもかかわらず、結局思い出せず、即興スピーチの難しさを思い知りました。絶望的な思いで帰途につきました。 

  もうすっかり諦めていたところに、今回受け取ったのは思いがけない合格通知。前回と比べ、speech点は変わらず(15 /30点)、interactionが3点アップ(21 /30点)、grammar and vocabulary が2点アップ(12 /20点)、pronunciationが4点アップ(14 /20点)していました。自分の語彙や発音がそんなに変化するとは考えられませんから、印象も大切だったでしょうし、運も味方してくれたのかもしれません。ボランティアや国際協力に携わってきた個人的な体験や思いがあったので、つっこまれた質問に応えられたのが良かったのでしょうか。スピーチがボロボロでも最後まで諦めないことが大切だと思います。

<英検1級合格:次は、通訳案内士試験合格を目指して>

  合格は奇跡の連続でした。ただ、受験しなかったら合格はなかったですし、CELで勉強しなかったらまだ合格していなかったことは確かです。本当にギリギリでの合格でしたが、数点の差でも合格できたのは、CELで培ってきた力や支えていただいた先生方のおかげです。

  受講を迷われている方、CELの講座はお勧めです。ありきたりですが「継続は力なり」。決してあきらめないことが大事だと思います。必ずいつかは合格できると信じて、学習を続けることが大切です。そのきっかけが、私にとってはCELとの出会いでした。勉強の習慣を思い出させてくれたCEL、英語の楽しさを再認識させていただいたCEL、夢の1つを叶えて頂いたCELに感謝の気持ちでいっぱいです。
今はやっとスタートラインに立てたような気持ちでいます。これからも英語を楽しみつつ次の目標(通訳案内士試験合格)に向けて学習を続けていきます。

  最後になりましたが、これまで支えていただきましたCELの先生方と家族に、心より感謝申し上げます。




本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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