英検１級の大きな壁を乗り越えた
大きな喜び
真野 沢也さん（会社員）
このたびは、念願であった英検1級に合格することができ、CELの皆様のご指導に深く感謝申し上げます。
私にとって英検1級は、どんなことがあっても合格したい試験であり、また、合格できないうちはこれから先には進めないぐらいの、思い入れのある試験でした。ただ実際には、私にとってはとても大きな壁でした。
＜スタッフと先生の手厚いサポートに感謝＞
まずはじめに、事務局の田中様、そして英検１級コース担当の田中美智子先生に御礼申しあげます。もしお二人がいらっしゃらなければ、この時期に、この合格体験記を書くことはありえませんでした。
田中様には、コース選択から日々の勉強へのアドバイスまで、的確にカウンセリングしていただきました。そのため、迷うことなく勉強を継続することができました。困ったときは相談すれば解決するだろうという安心感もあり、実際にその都度、最適な選択ができました。いろいろなことに手を出しては失敗するという悪循環からも、脱け出すことができました。
田中美智子先生には、英語の具体的な勉強法と、常に前向きに挑戦していく姿勢を教わりました。クラスで名前を覚えていただき、いつも応援してくださったので、合格はできなくても、前回よりは良い点を取りたいという強い気持ちを持ち続けることができました。
特に、１次試験模擬試験コースとワークショップリスニング入門では、どのようにリスニング力を強化していくかということを詳しく教わり、それまでの自分のやり方を180度変えることができました。それと同時に、毎日自分が努力しないと何も変わらないということも学びました。
１次試験模擬試験コースとワークショップリスニング入門の受講をきっかけに、空いている時間は、ひたすらリスニングの訓練をするようになりました。とても苦手だったリスニングでしたが、その甲斐があって、少しずつですが聴き取れるようになっていきました。また本番の試験では、「この単語は絶対に覚えておかないといけません」と、田中先生が授業中におっしゃられた単語が、最後の長文問題のキーワードになっていました。おかげで、一気に英文の内容をつかむことができ、その問題を短い時間で解き終えることができて、その分エッセイに時間を割くことができました。その結果が合格。正直、本番の時の出来が頂点でした。
＜充実した内容をフル活用した１次模擬試験コース＞
私は、2011年度の春学期と夏学期にお世話になりました。毎週、本番さながらの模擬試験を受けることで、時間配分を体で覚えることができました。また、クラスにはやる気のある優秀な方が多く、大変刺激を受けました。
模擬試験の成績は、偏差値36と最下位に近いときもあるなど、悪いことが多かったのですが、あまり気にせずに、出来なかった箇所の復習に力を入れました。
語彙については、CELの模擬試験に出てきた単語をとにかく暗記しました。本番の試験でも、それらの単語がたくさん出題されました。
エッセイに関しては、模範解答を中心に学習し、さらにCELのホームページにある、2004年度以降の過去のエッセイ問題の模範解答を、何回も読みました。本番のエッセイでも、模範解答のエッセンスを組み合わせられるように意識して勉強しました。CELの教室で、さらに自宅で、本番さながらに想定配分時間内に書く訓練をするのが一番だと思います。
リスニングパートの点数は、最後までよくありませんでしたが、田中先生の教えに従い、毎日少しずつ復習しました。訓練を続けていくと、英語自体が聴き取れるようになっていき、正解にたどり着くことができるようになっていきました。また意味が理解できた文章 (特にパート２)を何回も聴いていくことで、長文を読むスピードも早くなっていきました。授業中に教えていただいた「スリーステップ法」でしつこく何回も聴いて、さらに読むようにしたのが上達の秘訣でした。
田中先生の授業は、大変リラックスした雰囲気で、とても楽しく学習することができました。もう一期受講したいくらい充実していました。
＜読む力・聴く力向上に最適のBuildup Reading & Listeningコース＞
苦手のリスニング力の向上と、リーディング力強化をはかるために、Buildup Reading & Listeningコースも受講しました。2011年度の春学期と夏学期、そして一次試験合格後の秋冬学期の三期にわたりお世話になりました。途中、仕事の都合で授業に出席できない時も多かったのですが、インターネットでいつでも補講できるので安心でした。
花野先生の授業は、どんな難しい内容でもまったく疑問の残らない、とても論理的で明解なものでした。一回の授業につき、文章を三つ読んでいきます。その中に出てくる単語を覚えていけば、ものすごい数の単語が暗記できます。しかも、１次模擬試験コースで出てきた単語が、Buildup Reading & Listeningコースでも繰り返し出てきたので、定着度が上がって、とにかく単語を増やすことができ、とてもよかったです。難解な英文に関しては、とてもわかりやすい図解がテキストに掲載されており、文章構造の難しい文章が読めるようになっていきます。リスニングパートの授業では、ディクテーションの時間があります。最初はまったく書けませんでしたが、花野先生の丁寧な指導のおかげで、少しずつできるようになっていきました。
教材の内容は最新のトピックで構成されており，科学系、文化系、社会経済系など偏りなく学習でき、さまざまな内容の英文に触れることができます。このように、教材自体がものすごく工夫されたもので、必ず読む・聴く力がつくようになっており、英語の好きな方だけでなく、なんとかして英語を読めるようになりたい方、英語を聴き取れるようになりたい方には、最高のコースでおすすめです。
＜２次面接コース、Buildup Communication コース、2次試験直前Intensive Classesを活用して話す力を強化＞
私は英語を話すという経験がここ10年くらい全くといってありませんでした。それに加えリスニング力が不足していたために、授業についていくのが大変でしたが、１次試験を突破できたことがうれしく、また何とか合格したいという思いで、Dan先生を中心に、nativeの先生方の授業に、時間の許す限り、出られるだけ出席しました。2次模擬面接コースに加えて、Dan先生のBuildup Communicationコース、そして2次試験直前Intensive Classesなど、可能な限り話す能力と質疑応答の能力を高めるようにしました。すべてのコースで、クラスメートの優秀な方々のスピーチや、質問に対する答え方などがとても参考になり、英語を話すコツを短期間で身につけることができました。
２次試験の２回目に不合格になった時は少し落ち込みましたが、開き直って勉強を続けました。日本語から英語への瞬間英作文、2次模擬面接コースの100のトピックについて日本語で内容を考えてみたり、これまでやってきた１次模擬試験のエッセイのパートとリスニングパートを音読したりなど、手元にあるCELの教材をフル活用しました。その結果、３回目の２次試験は67点で合格でした。
＜CELあっての英検１級合格＞
最後になりますが、私にとって、CELという存在がなければ、1級合格はありえませんでした。諸先生方、事務局の田中様、石村様、その他のスタッフの皆様のおかげだと、感謝しております。本当にありがとうございます。これからは、通訳ガイド資格取得をめざして、江口先生の授業を中心に楽しく勉強していこうと思います。
ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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