英検1級コース受講生の体験記

CEL受講生の体験記

「本試験そのままのCELオリジナル模擬試験」

徳重 富士子様(主婦)

 大学を卒業して就職もせず、すぐ結婚して主婦業・子育てをし、何か仕事をしたいと考え出したのが末っ子が中学3年になった時でした。母が東京オリンピック以前から通訳ガイドをしていたのを見ていて、主婦が、ある程度の年齢になっても出来る仕事はこれだと思い、1989年に通訳ガイド免許を取りました。以来バブル崩壊後の不況の中でも、かなり仕事に恵まれてキャリアをつむことが出来ました。夢中になって仕事をしているうちに、通訳ガイド試験は一発合格したにもかかわらず、TOEICも英検1級も受けたことが無い、私の英語力の礎は?と、はっと気づきました。英検1級の過去問題集を見たら、とても合格できるような力はないことを知り、改めて愕然としました。性格上独学では無理と思い、CELを知ってお世話になることにしました。

 以下に、1次試験対策と2次試験対策それぞれについて、CELで学んで良かった点を列挙いたします。


<英検1級1次対策コース>

(1) 模試形式

 毎回模試を受験する形式は、1級受験の際に避けて通れない時間配分を、知らぬ間に体内時計に覚えさせてくれた気がします。本試験ではやや時間に余裕があったのも、この模試形式のお陰と思ってます。そして、模試とは言え毎回の実践的な緊張した臨場感は、本試験受験の際の度胸を据える助けとなりました。自分自身の成績分析に加えて、受験生全体の詳細な成績統計が分かるのも、自分の力を知るのに非常に役に立ちました。(成績が悪い時はひどく落ち込んで、勉強をするのが嫌になることも有りましたが。)

(2) Vocabulary

 選択肢も含めて、CELの模試に出題された語彙をすべてしっかり復習して本番に臨もうと決心してからは、とても気が楽になりました。試験問題と別冊で配布される解説・解答集も充実しており、なるべく英英辞典で語彙の用例を引いて文章の中で覚えるようにしてからは、この石頭にも少しずつ語彙が定着するようになりました。

(3)Reading

  Readingを制するものは英検1級をも制するとの信念で、読解問題には特に力を入れました。と言っても、毎回の模試をしっかり復習するのが手一杯でした。最新の話題・時事問題を網羅しているCELの教材(Buildup コースも含めて)だけをきちんと復習すれば良いのだ、と自分に言い聞かせて、地に足をつけて地道に努力することにしました。先生の快調なテンポと明晰な分析とで進められる解説授業は、自分の英文読解の甘さをこれでもかと知らしめてくれました。帰宅してから、更に読み直して、疑問点が出れば次回質問させていただくと言う繰り返しをしました。模試&解授という授業形式は、ともすれば一方通行になりがちですが、先生は努めてbilateral communicationを大切にしてくださいました。また、英文読解では、英語力はもちろん、話のバックグラウンドを知っているか否かで出来不出来が決まるところがあります。科学音痴の私にとりましては、ミトコンドリア、オゾンと大気汚染、レム睡眠、プレートと地殻運動等の「先生の理科のお教室」がどれほど楽しく有意義であったでしょうか。(先生の通訳ガイドコースのお授業は、さぞや楽しいでしょうね。聴講したいです。)

(4)英作文・要旨要約

 毎回、模擬試験で練習をさせていただき、懇切丁寧な添削・採点をして返却してくださったのには、ただただ本当に感謝でした。この訓練があったからこそ、本番でもそこそこの時間で片づけたのに、そこそこの点をいただけたのだと思います。

(5) Listening

 CELの模擬試験は、問題数こそ半分でしたが、問題レベルといい傾向といい、本試験さながらのPart1~3の充実した内容は、非常に有用でした。特に、Part 3でポイントをまとめて要点を書く訓練をしたお陰で、本番では思ったよりも高得点をとることが出来ました。


<英検1級2次対策コース>

 1次試験合格をインターネットで知ったのが11/8(金)でした。翌週の月曜日から試験前日の土曜日まで、九州・京都と出張が決まっていたので、急遽CELにお願いして、土・日の二日間だけDumas先生の英検2次対策Intensive Classに入れて頂き、泥縄で2次試験対策をしました。わずか二回のレッスンでしたがSpeechの要領を的確に教えていただき、ご一緒させていただいたお仲間のSpeech を聞かせていただくことで、随分と参考になりました。Dumas先生の、通常のクラスで使っていらっしゃるSpeechのトピック一覧表をお分け頂き、出張中はストップウォッチを握って、飛行機の中、新幹線の中、夜ホテルの自分の部屋へ戻ってからと、時間をみつけては、ぶつぶつとSpeechの練習をしました。土曜日夜遅く帰京して、日曜日の試験は午前の部、ウォーミングアップどころか寝坊しないように起きるのがやっとでした。最初にしゃべったThesisと結論が完全に矛盾しているのに自分でも気づきました。「ああ駄目だ。」「でも免罪符はまだ三枚有るぞ。(今回不合格でも、あと3回2次試験受験資格があります)」と夫から励まされて気を取り直して、花野先生のピアノコンサートに伺って、素敵な音楽に浸っていたりしました。数日後、合格通知をいただいたときは、さすがに嬉しかったです。

 合格は目的地ではなく、出発点と考えています。CELで教えていただいた勉強のknow-howを身につけて、更なる飛躍をしたいと思います。人間幾つになっても何か目標に向かって進みたいと考えています。その道標を示して下さったCELの皆様、心より感謝申し上げます。お世話になりました。本当に有難うございました。


>>徳重様のBuildupコースを受講しての感想はこちら


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
英検1級試験対策を万全に通訳ガイド(通訳案内士)試験対策に確かな実績英字新聞・雑誌・英文ニュースを読める代に聴けるようになりたい方に