ご入会アクセスお問い合わせ・資料請求お役だち情報書籍会員サービストップページ学校案内レギュラーコースイベント・セミナーFAQ
通訳ガイド試験合格者の声
<2001年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声 短期集中の勉強で、通訳ガイド試験と英検1級に一気に合格

檀上 いずみ さん

<1次試験>

 二人目の子どもを出産した後、自分の人生についてじっくりと考えるようになりました。子どもの頃に、小説家か通訳になりたいと思っていたことを思い出し、結婚してから少しずつ勉強していながら、中途半端に終わっていた英語をもう一度やり直そうと思いました。

 英語関係の本をかたっぱしから読んで、通訳ガイドの国家資格のことを知り、自分もいつかは取得したいと思うようになりました。10年前のことです。

 英語科を出ているとはいえ、英検2級程度の実力しかなく、海外に住んだ経験もないので、地道に基礎からやっていくしかありません。しかも、子どもが小さかったので、毎日20分間、NHKのラジオ英会話を聴くのが精一杯で、それもあまり集中して勉強することはできませんでした。のんびりとした勉強をしていたので、英検準1級に合格するまで5年もかかってしまいました。

 準1級に合格した後、またのんびりとしてしまい、それからまた2年たって、やっと、1級と、そして最後の砦の通訳ガイド試験にトライしようという気持ちになりました。

 当初は独学で勉強しようと思いましたが、通訳ガイド試験対策に関しては、市販の問題集や参考書は充実していません。結局、また中途半端な勉強のまま、本試験を受験して2年連続して、1次試験で敗退しました。

 自分には読解力がない!、と強く感じて、こうなったら専門の学校に行こうと決心しました。今度こそ短期集中で勉強して、2001年度中に合格したいと思って、2001年の3月に開講したCELの通訳ガイドコースに入学しました。

 江口先生の1次対策コースの教材には、最新の素材から厳選された英文が豊富に使われています。予習の段階で「わからないなあ」と思う箇所には、必ずといっていいほど下線が引いてあります。生徒の間違えやすいところ、苦手なポイントを、きっちりと指摘していただけるのが、なによりの勉強になりました。

 良く出来た教材、わかりやすい授業、ずっと独学でやってきた私にとっては、自分のもやもやした疑問点が、雲が晴れるようにすーと解決していくのが、とても嬉しかったです。また、授業後には、不確かな部分を江口先生に納得いくまで質問しました。江口先生は、毎回どんな質問に対しても、丁寧に、そして明解に教えてくださいました。

 CELの教材だけに絞って、予習と復習を徹底的にやることで、1次試験の対策は充分でした。本試験は、とても難しく感じ、知らない単語もあって焦ったのですが、江口先生からいただいたアドバイス、「授業でこれだけ英文を読んだのだから大丈夫。CELの生徒が難しいと感じる文章は、他の受験生はもっと難しく感じているはず」を思い出して、とにかく解答用紙をうめていきました。

 それでもやはり、出来映えに自信が持てなかったので、合格の知らせを受けた時は、ほんとうに嬉しかったです。

<2次試験>

 週2回の1次対策コースに加えて、私は週1回の2次対策コースも取りました。ふだんの生活でまったく英語を使うことがないので、少しでも英語を話す機会が欲しかったのです。

 毎週の教材は、Dan先生の手作りで、「わかりやすい、話しやすい、覚えやすい」の3拍子そろった優れものでした。自分が話す時にすぐに応用することができるように工夫されてあるのです。授業では、発音も含めて、Dan先生から容赦なく厳しい指導をいただきます。このように自分の英語を直してもらう機会は、他にはないので、たいへんためになりました。日常生活で英語に接する機会のない人は、1次と2次の対策を並行して行うことをお勧めします。

 1次試験合格発表後も、8月中は、子どもの夏休みの宿題にかかりっきりで、2次試験の勉強はできず、9月になってからほぼ毎日、CELのIntensive Classに通いました。他の受講生の方々がみなお上手で、落ち込んだのですが、それでも3月から2次対策コースを取っていたおかげで、ほとんどのトピックをすでに授業で1回はカバーしていたのが助かりました。

 CELのIntensive Classのよいところは、なにより生徒4人限定の少人数制な点です。1人あたり、たっぷりとQ&Aの練習をすることができます。本試験までに、日本事象と時事問題について自分なりの考えをまとめておきました。

 本試験では、とてもあがってしまい、文法ミスもたくさんしたと思うのですが、CELでいただいたアドバイスとおり、お辞儀、スマイル、否定的なことを言わずにきちんと自分の意見を伝える、ことを心掛けました。

<3次試験>

 2次試験の結果にまったく自信が持てなかったのですが、2次試験直後から、すぐに3次対策を始めました。地理も歴史も苦手で、学校で習ったことをすべて忘れていた私は、CELの教材のWorkbookだけをひたすら暗記することにしました。自分でノートにまとめて、5回はくり返して覚えました。

 江口先生の地理と歴史の授業は、さまざまなエピソードを交えた、たいへん興味深く面白いもので、飽きることはありませんでした。

 本試験では、Workbookからも多くが出題され、地理は1つ間違っただけ、歴史も7割はできたと思います。何度も何度も漢字の練習をした「那覇」が出たのを見た時には感動しました。

 こうして、念願の通訳ガイド試験に合格することができました。さらに、英検1級も並行して受験して合格。1級の本試験では、通訳ガイドコースの教材に出て来た単語がいくつも出るなど、CELでの通訳ガイド試験対策の勉強がおおいに役立ちました。

 英検1級と通訳ガイド資格、私の夢を一気にかなえてくれたのも、CELに通ったからこそ、と感謝の気持ちでいっぱいです。

 近い将来、通訳ガイドになって、子どもの時の夢を叶えたいと思います。