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通訳ガイド試験合格者の声
<2001年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声 エンターテイナー江口先生の授業を堪能

大谷 雅子 さん (主婦)

<1次試験>

 夫の海外転勤でアメリカに住み始める少し前に、通訳ガイド試験のことを知り、帰国した時には必ず受けようと思うようになりました。99年3月に帰国、さっそく7月に1次試験を受験しましたが、特別に準備もしていなかったので、当然のように不合格。2000年の合格を目指すことにしました。

 受験対策のような予備校形式の授業には馴染めなかったので、そのかわりに、通訳養成学校の入門クラスで英語の勉強を続けました。そうして受験した2000年の本試験でしたが、またもや不合格になってしまいました。がっかりしてしまったことに加えて、通訳の学校の授業もちょうど終わってしまったので、しばらくは勉強を開始する気になりませんでした。

 今年になって、友人からその評判を聞いていた江口先生の教えるCELの雑誌広告を見て、また勉強する意欲が湧いてきました。通訳ガイド試験受験対策を行っているすべての学校の授業を見学した上で、やはり江口先生に教わることにしました。

 江口先生の授業は、扱う英文のトピックがバラエティに富む上に、エンターテイナーとしての本領発揮で、毎回たいへん楽しく受講することができました。京都議定書やカリフォルニア州の電力問題などの時事問題をはじめ、どんな題材でも、江口先生が豊富な背景知識を交えて説明してくださるので、日本語の新聞や雑誌では得られないような情報や知識までも仕入れることができました。このように、英語だけではなく、そこから派生する話題や知識を教えていただいたことは、たいへん有意義でした。

 分量だけでなく中身も濃い教材は、授業の予習と復習、それに本試験の直前と、合計3回みっちりとこなしました。英文和訳があまり得意ではなかったのですが、江口先生のおかげで、英文の内容を理解し、きちんと日本語にすることができるようになったのが実感できました。

 やはり、決められた時間にきちんと授業に出る生活を続けると、めりはりをつけて集中的に勉強をすることができました。こうして、3回目の挑戦で、1次試験を無事パスすることができました。

<2次試験>

 1次試験が終わったあとは、2次試験対策として、日本語の新聞を読んで、時事問題を確認しておくように心がけていましたが、英語に訳したり、話したりする勉強は、1次試験の合格発表までやる気になりませんでした。

 1次試験合格の結果をきいて、あわててCELの2次対策Intensive Classに申し込みました。1回目の授業から、いきなり本試験の模擬面接が行われて、うまくできずにたいへんショックを受けました。そこで、授業後に配付されるモデルアンサーを見て不得意な内容を確認し、項目別にトピックをノートに整理していくようにしました。

 Intensive Classには、全部で10回ほど参加しましたが、すべて違う先生にあたり、いろいろな視点から有意義なアドバイスを受けることができました。また、全クラスが4人定員制だったので、授業はいつも緊張感に満ちており、自分の発表する機会も多くて、本試験のための十分な練習ができました。授業でクラスメートの話す内容や話し方もたいへん参考になりました。毎回、授業が終わるとぐったりと疲れはてるほど充実した授業内容でした。

 自宅では、Internet で時事問題や社会問題を確認して、本試験に備えましたが、この2次試験の直前の期間が、精神的にも肉体的にもたいへんきつかったです。

 本試験では、出生率の低下、日本人はなぜブランド品に執着するのか、外来語の多い理由、の3つが質問されました。3つともCELの授業で取り上げたトピックでしたのでラッキーでしたが、面接自体があまりにもあっさりと終わってしまったので不安でした。それでも、CELでご指導いただいたとおりに、面接試験中は笑顔を絶やさず、決して否定的な回答にならないように心掛けました。その結果、終始なごやかな雰囲気を保つことができたのが勝因だったと思います。

 無事合格できたのも、CELのIntensive Classでおおいに鍛えてもらったからだと感謝しています。

<3次試験>

 高校時代からまったくやっていない日本史と日本地理には自信がなかったので、2次対策Intensive Classの最終日に、CELで3次対策の教科書一式を購入しました。2次試験が終わってからは、教科書を読んでいましたが、やはり2次の合格発表までは、なんとなく眺めているだけで、本腰を入れて勉強することはできませんでした。

 CELの3次対策授業のテキストは、日本史3册、日本地理3冊、一般常識1册、計7册の薄いワークブックだけです。最初は、あんなに膨大な範囲の日本史と日本地理を、これだけにまとめてしまって大丈夫だろうかと思いました。

 でも、授業が始まってみると、江口先生の講義はたいへん中身が濃く、授業中はひたすら聴いているだけでした。江口先生が、「ワークブックだけで絶対に大丈夫!」とおっしゃるので、それを信じて、自宅に帰ってから、ワークブックを徹底的に復習しました。結局、本試験までに3回ワークブックをくり返してやりました。

 同時に、江口先生の日本史、日本地理の解説授業は、さまざまなエピソードが盛り込まれてたいへん興味深く、高校時代とは違って、楽しく勉強を続けることができました。日本の歴史にも改めて関心が深まり、3次試験直後には、京都を訪れて、3日間寺社仏閣巡りをしたほどです。

 実際に3次試験を受けてみると、CELのワークブックだけで十分に対応できたことがはっきりと実感できました。本試験では、日本地理は完璧、日本史も7~8割は得点できたと思います。

 最初は、膨大な範囲の3次試験に不安いっぱいでしたが、江口先生に励まされて勉強を続けた結果、無事3次試験もクリアーすることができました。やればできるんだ、と自信もつきました。また、これから通訳ガイドとして仕事をしていく上でも、3次試験対策の勉強はたいへんためになったと思います。

 これで晴れて、念願の通訳ガイドの資格を手にすることができました。これから、通訳ガイドとしてデビューすべく準備を始めたいと思います。

 夢をかなえてくれた江口先生、ほんとうにほんとうに、有難うございました。