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通訳ガイド試験合格者の声
<2002年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声 CELの勉強で芽生えた合格への自信

上路 恵子さん

<1次試験>

 学生時代から英語が好きで、大学卒業後も派遣社員として働きながら、将来英語を使って仕事をすることができるよう、英会話学校や大学の社会人向け英語講座などで、英語の勉強を続けていました。24才の時に、1年間カナダに語学留学することができ、帰国後に、いよいよ英語のキャリアを模索し始めました。教員になることも考えましたが、いろいろと可能性を調べてみて、通訳ガイドをめざすことにしました。

 通訳ガイド試験は何度か受験しましたが、なかなか合格することができません。今年こそは結果を出そうと固く決心して、以前お世話になった江口先生に教えてもらうためにCELに入学しました。

 江口先生の授業では、英文の読み方を徹底的に学びます。どうしてもわからず、困り果てた時に的確に処方箋を与えてくれるのが、江口先生の授業です。どんな難解な文章でも、まるでからまった糸を解きほぐすように、またたくまに解決してくれます。質問をすれば、教材の内容だけでなく、勉強の進め方そのものにも明確に指針を与えていただけるのが有り難かったです。特に、単語が苦手だった私にとって「生きた英文を読み込んでいくことこそが、結局は語彙を増やす近道ですよ」とのアドバイスを忠実に守ったことが、とても役に立ちました。そう、たとえて言えば、魚の名前を覚えるのに図鑑ばっかり見ていたのが、以前の私でした。やはり、水族館や海に行って、本物の魚を目で確かめたほうがずっと記憶に残るものですよね。さらに、江口先生の授業は、単なる英文解釈に終わらず、英文のバックグラウンドを具体的に丁寧に説明していただけるので、英語を読むのが楽しくなりました。英文を無味感想な解析の対象物として見ていたのが、内容に感動したり、批判したりできるようになったのです。これは大きな転換でした。

 このようにCELの教材はとても充実していますので、私はCELの教材だけに絞って、徹底的に予習と復習をしました。試験前には、最初の方の教材にまでさかのぼって、くり返し見返しました。内容の濃い教材は、やるたびに発見がありました。

 CELでのこうしたほんとうの意味での英語の勉強を続けた結果が、念願の1次試験合格となって、実を結びました。

<2次試験>

 2次試験は付け焼き刃では太刀打ちできない、と以前から聞いていたので、私は1次対策の勉強をやるかたわら、CELのクラスメートの人とペアになって、ふだんから2次面接の練習を続けました。江口先生とDan先生の著書である「英語で語る日本事情」をテキストにして、章ごと、トピックごとに、2人で質疑応答をしたり、スピーチの練習をしたのです。

 そして、1次試験に合格してからは、可能な限りCELの2次対策Intensive Classに通いました。10日間で5人ほどの先生に教わることができましたが、どの先生も、上手にencourageしてくれました。”Keep it simple”と短くポイントをまとめる話し方も教わることができました。また、1つのトピックについて、いろいろな側面から見て話題を広げていくことや、感情のこもった生きた英語を話すことの大切さを体得できました。

 その結果、どんなトピックについて質問されても、なんとか合格点をもらえる応答ができるかな、という心境で本試験を迎えることができました。

<3次試験>

 3次対策も、日本地理/歴史にこれまた造詣の深い江口先生のIntensive Classの教材に絞って、勉強をしました。昔から地理/歴史は好きでしたので、試験勉強自体は楽しかったのですが、やはり短期間で暗記することが多くて苦しみました。試験直前になって、江口先生にご相談のメールを打ったところ、なんと、添付ファイルで仏像の写真が送られてきて激励され、感激しました。「あと少し。やるしかない」とどんなに勇気をいただいたかわかりません。

 3次試験まで合格した今、ふりかえってみると、CELを信じ、江口先生を信じてあれだけやったのだから大丈夫、と少しづつ気持ちに余裕がでてきて、それがやがて今年こそ合格できる、という自信につながっていったような気がします。本当に有難うございました。

 英語でキャリアを積むためのパスポートである通訳ガイドの国家資格を、とうとう手に入れることができました。新人通訳ガイド研修を受けて、スキルアップにつとめ、プロとしてデビューするのが楽しみです