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通訳ガイド試験合格者の声
<2002年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声 CELで学んだ生きた英語

塚田 由貴さん(通信受講)

<1次試験>

 メーカーの研究所で研究員として仕事をするかたわら、通信教育などを利用して好きな英語を趣味の延長として勉強していました。就職して5年ほどたった頃に英検2級を受けたところ、1回で合格することができました。すると、上の級にも合格しようと欲がでてきて、準1級に挑戦開始、これも2年ほどでクリアすることができました。準1級を取得してみると、英語のプロになろうかな、という夢が芽生えてきました。よし、通訳ガイド試験をめざそうと決心してチャレンジを始めましたが、それまでの英検のようにはスムーズにいきません。何度挑戦しても跳ね返されてしまう、高い高い壁でした。

 最後の望みとCELに入学したのが、結果として大正解でした。じっくりと自分のペースで教材をこなしたかった私はCD-ROM受講を選びました。CD-ROM1枚の中に、1週間分の授業の教材と授業の録画ビデオが収録されており、通学授業とまったく同じペースで同じ内容を受講できるので、とても便利です。CELの教材は、内容が充実していますので、何回やっても、そのたびに新しい発見があります。最高級の茶葉を、一回使っただけで捨てるのはもったいないし、何回か入れても味が変わらないのと同じです。CELの教材だけを何度も何度もくり返し復習しました。

 ある時期、「単語の意味は分かるのに、文章全体を通してみると読めない」という症状が顕著になって悩んだことがありました。江口先生にメールで相談したところ、「長文と対話しながら、起承転結をつかむように読みましょう」とアドバイスを受けました。この一言で開眼しました。文章を書いている筆者の意図がわかるようになったのです。個々の文章にとらわれるのではなく、全体の流れを掴むことで、英文の読解力が飛躍的に上がりました。思えば、江口先生の授業自体、2時間の中で起承転結がしっかりとしていることがわかりました。だらだらと単調に進む授業ではないので、分かりやすいのです。

 また、英作文に関しても、模擬試験の丁寧な添削を通して、自由に書く勇気をもらいました。ここでも、「些末な表現にこだわらずに、大意をはずさない。」採点担当の方のこんなアドバイスが自信を与えてくれました。

 時間を区切って授業中に実施されるミニテストの時は、通信受講生でも緊張感いっぱいです。まるで教室にいるかのように授業に参加できたのもよかったです。

<2次試験>

 2次試験に失敗した経験のある私にとって、CELのIntensive Classの授業は衝撃的でした。2次試験が単に英会話の試験ではないことが、改めて身に染みてわかりました。以前は、自分の意見を言うのに精一杯であったのが、相手(試験官)とのキャッチボールを楽しむようになることができました。先生方が口を酸っぱくして「面接試験では、暗記は通用しません」とくり返される意味もよく分かりました。「微に入り細に入り原稿を書いている暇があったら、口を動かしましょう。楽譜を暗記してもピアノは弾けませんよ」江口先生にもだめを押されました。そして、どんな話題であってもロジカルに考えてコメントする姿勢や、自分に関する話題(personal information)を交えると会話がはずむことなども教わり、何が聞かれるかわからない面接試験の心がまえができたような気がしました。少人数のCELのクラスでは、1回の授業で最低でも3回の模擬面接を練習することができました。試験直前には、夫に頼んで、さまざまな話題を取り上げて日本語で質問してもらい、私が英語で答えるという練習もして、仕上げをしました。

 本試験で環境問題について尋ねられた時、以前の私なら大上段にかぶった堅苦しい話しかできなかったでしょうが、今回は「夜は極力ヘアドライヤーを使わずに、ささやかながら省エネに貢献している」とウィットに富んだコメントをすることができました。

 私にとって最難関の二次試験に晴れて合格できたのも、CELの的確なご指導のおかげ、と深く感謝しています。

<3次試験>

 3次対策のIntensive ClassもCD-ROM受講しました。日本地理と歴史は昔から苦手でしたが、江口先生の授業は、話しが面白いので楽しく勉強できました。授業を聞いていると、暗記ものの平面的な歴史ではなく、裏話も含めてストーリー性がでてきて、歴史がビジュアルに立体的になるのです。オリジナルの穴埋め式テキストはたいへん良くできていて、4~5回くり返すことで、自然と歴史の流れをつかむことができました。さらに、授業では地理と歴史の相関性までに話が発展していったのは驚きでした。勉強の過程で、日本地理と歴史を好きになっていました。

 通訳ガイド資格の取得で、私の英語資格挑戦に終止符を打つことができました。今後は、さらに研鑽を積んで、苦労して手にいれたこの貴重な資格を活かして、プロの通訳ガイドとして活動していこうと期待に胸膨らませています。