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通訳ガイド試験合格者の声
<2003年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声 「わかる」、「楽しい」、「力がつく」CELの授業

早矢仕 道子さん (Internet受講)

<一次試験>

 「そんなに難しい試験ではないだろう。」という私の勝手な思い込みから始まった通訳ガイド試験への挑戦でした。父や夫の海外転勤で外国に住み生活した経験があり、この経験が何かの役にたつかもしれないと思ったのでしたが・・・。結局これは全くの見込み違いでした。

 近くの英語学校に楽しく通い、気楽に受けた1回目は、今思えば当然のことながら不合格でした。その後、専門学校に通って勉強しましたが、2回続けて不合格。すっかりやる気がなくなってしまいました。

 それでも、どこかにすっかりやめてしまうのももったいないかな、と思うところがあったのでしょう。CELの通訳ガイドInternetクラスの授業を受けてみることにしました。初めは課題をため込んでしまうだけだったのですが、ある時から急に勉強が楽しくなってきました。授業で取り上げられる課題英文は難しいのですが、内容がおもしろいのです。予習をした後、次は授業です。パソコンの画面に映る江口先生に軽くご挨拶をして、そして講義を聴くのですが、これがとにかくおもしろくて、ためになるのです。課題英文は、時代の最先端をいく最新トピックばかりでした。日本の新聞、テレビだけではなかなか知ることのできない世界の動き、特に米国や英国の雑誌や新聞記事では、日本人とは違った視点でのものの見方、考え方を知ることができました。 

 また、江口先生の授業では英文をただ訳すだけではなく、理解を深めるための色々な設問があります。決められた字数で要約したりするのはとても骨の折れる作業でしたが、その過程において理解が深まり、英文が生き生きと目の前に広がって行くのはとても感動的でした。

 やはり、「わかる」、「楽しい」、「力がつく」というのは子供も大人も同じと思いました。CELで勉強している間に、TOEICは910点、英検1級も特別な準備をすることなく1次試験に合格できました。CELはいつも「本物の英語力」とおっしゃっていますが、通訳ガイド試験の勉強で英検やTOEICにも通用する力がついたのは本当だと思います。そして晴れて、通訳ガイド試験も1次試験に合格することができました。

<二次試験>

 英語圏の国での生活体験があるので、まあ日常会話は大丈夫という自信があったのですが、時事問題や、日本人独特の考え方、行動様式を説明する、また日本文化の紹介などには、とても苦手意識をもっていました。

 CELの通訳ガイド2次対策コースは小人数で、毎回いくつかの決められたトピックについて話し合います。その中で、苦手意識のあった時事問題等の理解を深め、自分の考えを整理することができました。そしてそれぞれのトピックについてふさわしい用語や表現を学ぶことができました。またクラスメートのレベルの高さに驚き、考え方や発言に感心したり、刺激を受けたりしながら、わたしもがんばろうと何度も思いました。1次試験合格後は、2次Intensive Classも取り、徹底的に模擬面接の訓練を受けました。繰り返し練習を積んだおかげで、質疑応答の際にも、だんだんと頭の中がすっきりとまとまってきて、笑顔やジェスチャーを加えるゆとりもでてきました。

 試験当日はとても緊張したのですが、努めてリラックスするように心掛け、面接を楽しもうという前向きの気持ちで臨みました。部屋に入るときには明るく元気に挨拶をしました。すると三人の試験官から、大きな声で気持ちの良い挨拶が返ってきて、その瞬間、部屋のコーナーで天使か女神がやさしく、微笑んでいるのが見えたような気持がしました(ちょっと変ですか?)。面接は、最初から最後まで自然な流れで進行しましたが、終わり方がちょっとあっけなく、唐突に終わってしまったのが気になりました。合格発表までは不安と自信の入り混じる不思議な気持ちでしたので、合格の知らせがあった時には、「あー、やっぱり女神はいたのだ!」と、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

<三次試験>

 江口先生の三次対策授業は素晴らしい!の一言です。「ほんとうに英語の先生だったのかしら?」と疑ってしまうほど内容が充実していて、おもしろいのです。私は日本人として何十年も生きているのに、こんなに多くの事を知らなかったと思い、茫然としてしまったのですが、でも、通訳ガイド試験勉強のおかげで、今になって一生懸命、日本の地理と歴史を勉強する機会に恵まれたのは幸運でした。過去問のひとつひとつが、これから勉強する内容への扉でした。断片的な知識、今までに行ったことのある場所などが、地図や年表の力を借りながら、どんどん二次元、三次元の世界になり、点が線となり、面となり、立体となって、「日本の姿」が見えてくると、勉強って楽しいなと思うほどでした。

 しかしながら、3次試験の勉強は、自分一人ではとても効率的にできるものではありません。江口先生の興味の尽きない授業があってこそのことでした。本番の試験は予想より一般常識の問題がとてもむずかしく、これはだめかも・・と不安になりましたが、一方で、この勉強はおもしろいからもう一度やってもいいかなと思ったりもしました。

 それでもやはり、晴れて「合格」の2文字を見た時には、心の底から「受かって良かった!!!」と思いました。

<まとめ>

 最初に考えていたよりずっと長い合格への道のりでしたが、途中であきらめずにやってきてよかったなと思っていますす。CELでは、本当に多くの事を学ぶことが出来ました。CELの先生方、スタッフの方々本当にありがとうございました。

 通訳ガイド試験に合格したのは、大きな節目ではありますが、これからも安易に諦めることなく、精進したいと思います。

 そして、これから通訳ガイド試験を目指す皆様に、応援のエールをおくりたいと思います。