ご入会アクセスお問い合わせ・資料請求お役だち情報書籍会員サービストップページ学校案内レギュラーコースイベント・セミナーFAQ
通訳ガイド試験合格者の声
<2004年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声英語学習に対する「センス」を与えてくれたCEL

山下 友子さん(通学受講)

<CELとの出会い>

 2001年夏に英検1級に合格し、英語力をさらに充実させるために次なる目標を探していたところ見つけたのが、通訳ガイドという素晴らしい資格でした。資格取得に向けての学習は、独学では当然限界があると思い、学校選びを始めました。そんな時、英語学習者の中で評判の高い江口先生がCELで教鞭を取っていらっしゃることを知り、早速コースの説明会に参加しました。

 江口先生の説明は明瞭簡潔でテンポが良く、またユーモアのセンスも抜群で、楽しく学習することができ、やはり江口先生のいらっしゃるCELをおいて他に行く学校はないと確信しました。ただ、通訳ガイド試験は難関で、仕事をもちながら最大効果を発揮するような学習を進められるだろうかと不安になりました。全力投球で打ち込めば、限られた時間の中でも効率よく学習できるカリキュラムになっているのか心配だったのです。そこで、最高経営責任者の曽根さんに相談したところ、「講師の江口の教授法は、試験対策はもちろん、試験合格後も実践で通用する英語力を身につけるためには、他に類を見ないほど優れたものです。入念に準備されたCELの教材だけをしっかり勉強すれば、試験合格は間違いないことは、過去の受講生が実証しています。ただ、学習に費やせる時間は個人によって異なりますので、合格までの期間には個人差が出て来るでしょう。もちろん、本人の取り組み方が重要なのは言うまでもありません。」というアドバイスを頂きました。本当にその通りだと思いました。これで、CELについて行こうと決心することができました。

 次の問題はコース選びでした、仕事の関係で、平日に学校に通うのは無理なので、土曜日にまとめて授業を受けることを考えました。午前中に2次対策クラス、午後に1次対策クラスを取ると、予習・復習の時間も合わせるとかなりハードだと思いました。悩んでいる私に、スタッフの田中さんが「一度試してみて、無理だと思えばいつでもやめることはできますよ」と声をかけてくれました。すると気持ちが一気に楽になり、結局、土曜日は10:30~18:00までCELに入り浸りで勉強することになりました。

<1次英語筆記試験対策>

 江口先生の授業は本当に素晴らしく、1秒も無駄にできないほどスリルと感動に満ち溢れていました。先生の深い背景知識にもとづく英文解釈は、英文の上辺だけの理解にとどまらず。筆者のメッセージそのものをつかむのに役立ちました。それはまた、通訳ガイド試験にまさに求められている要素であると同時に、本来、求めるべき英語力そのものだということを教えていただきました。教材については、長文読解問題には語句メモがついているので、重要単語をすぐにチェックすることができ、復習に活用できました。また、条件付き英作文では、外国人観光客から尋ねられるであろう様々な「Why?」に対して、その質問を正確に分析して回答を導き出せるようになっており、外国人に論理的に説明する方法を身につけることができました。また、短文・長文英作文では、毎授業、「単語の適材適所」とも言うべき使い方を含めた表現法を学べ、これはすべて暗記するよう努めました。江口先生の授業で学んだ英語力は、会社の仕事で英語を使う際にも、すぐに大いに役立ちました。本試験が近付くと、1ヶ月おきに行われた1次模擬試験は、本試験の傾向にぴったりあったもので、自分のその時点の英語力を客観的に評価することが出来ました。

<1次日本地理・歴史・一般常識試験対策>

 日本地理・歴史は、学生の頃から暗記ものというイメージが強く、手をつけるのに恐怖感さえありました。ですが、1次英語筆記試験対策コースの授業の中でも、日本の地理・歴史について興味深いお話しをしていただけたので、早く江口先生の日本地理・歴史・一般常識の授業を受けたいという思いが募ってきました。

 2004年春に通訳ガイド日本事情コースが開設され、実際に授業を受けてみると、基礎知識の少ない私は情報量の多さに息も絶え絶えで、授業に付いて行くのに精一杯でした。それでも、江口先生の興味をそそるトークで、何とか最後までついて行くことができました。

 教材も、歴史は毎回1つの時代区分でまとめられており、地理の方は個々のトピックがクイズ形式で確認できるようになっていたので、要領よく学習を進めることができました。

<2次面接試験対策>

 面接試験で取り上げられる質問は、日本の風物や習慣のみならず、政治・経済はじめ様々な分野にわたるので、自分の不得意分野は徹底的につぶさなくてはなりません。Dan先生の2次対策コースでは、毎回1つのトピックが取り上げられて、そのトピックに関してあらゆる角度でQ&Aが準備されます。また、ほぼ毎回、当該トピックについての関連記事とそのComprehension Questionsまでいただけるので、そのトピックについての理解をさらに深めることが出来ました。日本での生活が長いDan先生の日本事情に関する幅広い知識は、たいていの日本人は顔負けというほどですから、曖昧で適当な答えはすぐに見破られて通用しません。常にトピックの正確な理解と情報のアウトプットが要求されました。そのため、楽しい中にも常に緊張感の漂うクラスでした。また、毎回授業の最初に行う、最近のニュースについてのdiscussionでは、国際社会で起きる様々な出来事に関する表現を学ぶことができ、これもまた自分1人では得られない学習効果の1つでした。さらに、1クラス8名までという少人数制クラスなので、常にdiscussionに参加できる雰囲気があり、同時に、何事に関しても自分の意見を持つという姿勢作りに大きな役割を果たしてくれました。

<1次試験直前対策>

 「7~8月は現時点の英語力のレベルを落とさないようにしつつ、日本地理・歴史・一般常識の学習に集中し、とにかくCELオリジナルのワークブックを完全にマスターするように」という江口先生の言葉を信じて、ひたすらワークブックを繰り返し学習しました。曖昧な所は、必ず「図説日本史」「詳説日本史」「旅に出たくなる日本地図」などで確認しました。まさに、瞬きするのも惜しいほどの思いで、貪欲に勉強に打ち込みました。

 1次本試験には体当たりで臨んだものの、試験終了後は悔やまれることが次々と頭を駆け巡りました。気持ちは落ち込んでいましたが、万が一合格していた時のために備えて、後悔しないようにと、1次試験の結果発表まで、夏期の2次対策コースで勉強を続けることにしました。常に英語で口を慣らしておくことが必要だと考えたからです。

 その後1ヶ月して、ついに夢にまで見た1次試験合格通知を手にした時には、喜びで胸が踊るようでした。そして次の瞬間から2次試験に向けて、本格的な準備を始めました。

<2次直前対策>

 まず最初に、「2次対策特別セミナー」で “I love Japan”の精神を再確認させていただき、すぐにその日から2次Intensive Classに参加し始めました。このクラスでは、毎回のように外国人講師が代わり、またQuestionの内容も多岐に渡りましたので、本番の面接試験時に、どんなタイプの面接官や質問にあっても慌てず対応できる力がつきました。また、4名までの定員制での本番さながらのクラスは、常に手に汗握る緊張ものでした。自分の拙い回答が本当に情けなく、その分一層勉強しなくては、という思いに駆られました。模擬インタビュー毎に示される講師からの手厳しいながらも暖かい親身のfeedbackは、痛いほど身に染みました。また、他の受講生の回答も大変参考になったことは言うまでもありません。

 どんな面接官でもどんな質問でも対応できるようにと、会社帰りの夜のクラスも含めて、可能な限り多くのクラスに参加し、毎回必死についていきました。そうしているうちに、実際に通訳ガイドになったら、こんな風に説明するといいんだな、とイメージできるようになりました。

<夢の通訳ガイド資格を手にして>

 こうして、とうとう通訳ガイド試験に合格し、念願の国家資格を手にすることができました。通訳ガイド試験の勉強は、やればやるほど奥が深く、合格証書を目の前にした時は、まさに「合格させていただいた」という思いでいっぱいでした。

 今CELで勉強してきた道のりを振り返ってみますと、ここまで勉強を続けてくることができたのは、『どれだけ勉強しても、CELでは教えられることの連続で、それはまた感動そのものだった』これに尽きると思います。

 通学できる環境にあったからこそ、教室で授業を受けることができたことを本当に有り難く思っていました。授業は毎回最前列で受け、通勤電車の中は1分1秒を惜しんで勉強に熱中できたのも、CELあってのことでした。

 江口先生、Dan先生、曽根さん、田中さんはじめCELスタッフの方々、そして、CELで出会ったクラスメートのみなさんに支えられて、今、通訳ガイドの資格を手にすることが出来たのです。心より感謝申し上げます。

 これからは、CELでしっかり身に付けた英語学習に対する「センス」を片時も忘れることなく、常に学びの精神を胸に前進してゆきたいと思います。