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通訳ガイド試験合格者の声
<2005年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声五年間良く頑張りました

深井 早苗 さん(通学受講)

 「通訳ガイドになろう」と思ったのは、2000年の夏の頃でした。当時の私は東京のオフィス街にある従業員十数名程の文房具店の店長として働いておりましたが、家族の看病が必要になり、そのまま仕事を続けることが難しい状況になってきたのです。何とかその年いっぱいは勤務させてもらえることになりましたが、これを機会に私は将来についてじっくり考えてみました。とりあえずパートタイムでもっと時間の自由になる仕事を見つけるか?それとも、もっと先のことまで考えて何か資格を身につけるか?本当に私が得意とすることはいったい何なのだろうか?

 そこで思いついたのが通訳ガイドでした。英会話は少しだけできる。長年接客の仕事をしてきて自信もある。勉強は嫌いじゃない・・・ それだけの比較的単純な軽い気持ちで私は2001年の1月から試験勉強を始めました。それまでも、海外旅行で出会ったガイドさんや、はとバスの外国人向け観光ツアーでの通訳ガイドの方を見て、漠然とした憧れがあったのでしょう。

 しかしながら、当時の私の英語力といえば、TOEICで550点程度のレベルでした。もちろん最初に受けた通訳ガイド本試験はさんざんの出来でした。これではいつまでたってもだめかも・・・もうあきらめて、ほかの道を探そうかしらと思い始めていた2001年の秋、CELのことを知りました。さっそく参加した通訳ガイドコースの説明会はとても魅力的で、ここで学べば何とかなるかもしれないと、すぐ入学を決めました。試験対策としての通訳ガイドコースに加えて、英語の総合力の底上げをはかるために、Buildupコースも受講することにしました。

<楽しさ満点のCELの授業>

 CELに通いだしてからの勉強は、いままでとぜんぜん違いました。何よりも授業が楽しい。だから一所懸命予習・復習する。花野先生のBuildupコースの授業では、教材がつい1週間前の出来事だったりして、その新鮮さに興味倍増、勉強の楽しさにつながります。江口先生の通訳ガイドコースでは、単に英文の解釈にとどまらず、そのバックグラウンドについてのお話が聞けて、英文を深く読むことを教えていただけます。テレビや新聞でもいろいろな事件や現象の背景がわかってくると、人生そのものまで面白くなってきます。CELに通いだしてから半年間で、TOEICは580点から755点に飛躍的にアップして、英語力の上達をはっきりと実感できました。

 2004年から通訳ガイド試験の試験形式が変わって、一次試験対策として、日本歴史や地理を勉強しなくてはならなくなりました。これが私には良い刺激になりました。さらに人生を楽しくしてくれる材料が加わったのです。高校時代から理科系志望で、歴史も地理も真剣に勉強したことのなかった私には何もかもが新鮮です。江口先生の授業で勉強したことは、テレビを見ているとよく出てきます。今まで漠然と見ていた旅番組や、歴史番組が何倍も面白くなるのです。地理や歴史について、以前は、夫に妙な質問をしてあきれられていた私が、反対に夫に対して解説したりできるようになるのですから。江口先生は授業中に「はい、目の合った人答えて下さい」と質問を投げかけてきますが、私は積極的に目が合うように、そして答えられるように、予習して行きました。子供みたいに、先生に喜んでもらいたいと思うのです。

 この五年間に私の人生にはいろいろなことが起こりました。幸せなことも試練もいろいろありました。孫も生まれました。そうした中でも、CELには通い続けました。パートタイムで働き、家族の面倒を見ながら勉強するのは大変でしたが、CELで勉強することが生きがいでした。そして「このままやっていけば、きっといつか通訳ガイド試験に合格できる」という確信みたいなものがありました。少しでも勉強時間を作ろうと努力をし、我が家の壁は、英単語と歴史年表や日本地図でいっぱいになりました。

 2004年には、初めて受けた英検準一級に合格しました。2005年に入ってから、CELの模擬テストで良い成績が取れるようになりました。以前はビリから数えた方が早かった成績がトップから10番以内に入り、自分でも実力がついている実感があって、「今年こそ受かるかな」と思えるようになりました。

 2005年の一次試験では実力を出し切れたと思います。いくつかのミスはありましたが、受かっているかも・・・と思いました。CELの授業中に課されるミニテストで身につけた度胸が役に立ちました。歴史と地理、一般常識もCELの教材で学んだことは全部書くことができました。8割以上得点できたと思います。

<みなさんの励ましに支えられて、合格!>

 合格の通知をいただいてうれしさに飛び跳ねたのも束の間。一次試験が終わってからすっかり羽を伸ばしてしまい、まったく勉強していななかった私は、二次試験まで一ヶ月ないことに気づき、またまた途方にくれてしまいました。早速CELの二次試験直前対策クラスに申し込みました。この直前対策クラスは四人定員の小クラスで、受講生が次々に模擬面接を受けるのですが、いい刺激を受ける反面、良くできる人を見て自己嫌悪にも陥りました。Dan先生はじめ、ネイティブの先生方には、「英語力はまだまだだけど、笑顔がいいのでそれで頑張りなさい」と言っていただきました。また、CELスタッフの皆さんも同様に励ましてくださいました。

 本番の面接試験では、とにかく笑顔で元気よくと思い、入室するときから大きな声で”Good afternoon!!”にこやかな笑顔とともに入っていきました。あっという間の、なごやかで笑いも起こる面接試験だったので、これは「もしかしたら合格かも?」と思いました。ちょっと失敗もあったけれど手応えは充分。・・・・そして、そして、そして、夢にまで見た「通訳ガイド試験合格」、ついに夢の第一歩を手にしました。

 大きな重い扉を、五年目にして開いたような気がします。この扉を開けたのは自分のこつこつとした努力だけでなく、指導してくださったCELの先生方、よく考えられた楽しい教材、いつも励ましてくださったスタッフの皆さんのお力添えがあってのものと思っております。本当にありがとうございました。

 扉の向こうの世界も、また努力と勉強の連続と思いますが、嬉しいことに一緒に学んできて一緒に合格したCELの仲良し同級生たちがいます。これからもこの仲間たちと、励ましあっていけるのは本当に心強いことです。

 「よく頑張りました」と自分をほめてあげたい気持ちです。そして支え続け、後押ししてくれた家族の皆にも感謝したいと思います。



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