ご入会アクセスお問い合わせ・資料請求お役だち情報書籍会員サービストップページ学校案内レギュラーコースイベント・セミナーFAQ
通訳ガイド試験合格者の声
<2007年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声CELで成長した充実した3年間

小林 啓子さん (通学・CD/Internet通信受講)
>>受講歴 通訳ガイド1次コース通訳ガイド2次直前セミナー

<通訳ガイドを目指すきっかけとCELを選んだわけ>

 学生時代に経験したホームステイ先で「我々の日本観はアメリカから経由されてきたものなんだ」とカナダ人から聞いてショックを受けた。折りしも、ジャパンバッシングの時だった。仏像や文楽、お寺めぐりなど日本の古いものが大好き。この日本のよさを日本人の私が伝えなければ!と思ったのが、通訳ガイドを目指すきっかけとなった。といっても、机上で勉強するような英語は得意ではなく、なんだかんだと勉強を始めない理由をつけて、いざ、覚悟を決めたときには傍らに1歳の娘がいた。しかし学校には通いたい。既に合格していた友人が太鼓判を押していたCELは自宅から非常に近く、なんといってもまず教育理念に非常に共感。これまで海外の小学校で日本文化を紹介する活動や、博物館のガイドボランティア、米国人駐在員の秘書などを経験したが、いつも感じていた落ちこぼれ感。英語ができるとは言えない私が欲しくてたまらなかったのが、CELのどこに出ても恥ずかしくない『本物の英語力』。「その場しのぎの英語力なんていらない。CELしか考えられない!」、実家の両親に子供を預けながら、期待と不安いっぱいで歩き始めた道だった。

<1年目:勉強のスタイルを確立>

 まず、授業に圧倒される。江口先生のテンポの良い授業にぐいぐい引き込まれ、うなずいて授業を聞いてはいるものの、アンダーラインも引けずメモも取れないまま過ぎていく。もちろん、予習で手一杯、復習などは出来たためしがなかった。授業終了後の他の生徒さんの質問の嵐を横目で見ながら、自分は質問すら出来ないのが最初の4ヶ月だった。本試験も受験を迷っていたが、クラスメートの助言で“来年のために”受験することを決めた。時間がないないと嘆きながらも、課題集の予習・復習を軸にする勉強スタイルが確立できつつあった。

 また、地理・歴史・一般常識のコースも取り、毎週のように行われた小テストに向けて、英語よりも力を入れて勉強したおかげで(とにかく江口先生の授業が楽しくて仕方なかった)翌年の合格の基盤となった。江口先生手作りの地理・歴史・一般常識の特製テキストは、非常にコンパクトにまとめられている反面、試験対策として全く漏れがなく網羅されており、通訳ガイド試験受験者はもちろん、日本人であるならば是非学習をおススメしたい代物である。江口先生の授業では、地図帳や歴史資料集を傍らに、まるで本当に旅行に行っているような錯覚や歴史をその場で実体験しているような感覚に何度陥ったことか。授業時間中は、合格後の旅行を夢見た幸せなひと時でもあった。

<2年目:合格を目指せるように>

 江口先生とのカウンセリングを経て、2年目のスタートは最弱点の単語から。先生特製の単語帳を購入し、“江口式暗記法”を伝授していただき挑む。もう一つの弱点である英文和訳対策に、課題集の長文英訳も始め、復習も繰り返し出来るまでに効率が上がってきた。とにかく課題集は知識の宝庫。長文読解で取り上げられたトピックが、数週間後に日本の新聞紙上にお目見えするなど、世界の時事ニュースを先取りしたものであり、飽きたことなど1度たりともなかった。日本語要約問題も毎回日本に関する情報があふれていた。知識欲を満たし、試験勉強という意識すらも薄らいでくる楽しさがあった。合格した今も、先生が吟味して選ばれたこれら通訳ガイドコースの教材の英文集が手に入るなら、のどから手が出るほど欲しいと思わせるほどだ。

 一方で、この頃から「時間がない!」という言葉は恥ずべきものだと言う認識になる。時間がないのはみんな同じ。CELの中身の濃い教材を有意義に使い、短時間の学習でも自分の貯金を確実に増やしていくしかないんだ、と思い至る。しかし、この年の本試験直前は目も当てられないものだった。合格も狙えるまでになっていたと思うが、直前の1ヶ月は言いようのない不安に襲われた。先生にメールで相談し、弱点の補強のために今までの課題集の下線部訳に手をつけたのはいいが、何を血迷ったのか、覚えていない単語までを書き抜く始末。歴史が前年のように満足に勉強できていないことも災いし、試験当日は電車やバスの中でも不安で泣いていた。こんな状態だからか、英語の手ごたえはさっぱり。しかし本試験の解答・解説セミナーでの採点は案外良く期待をしたが、日本語筆記試験3科目のみの合格となる。

<3年目:“ニローデサヨナラ”>

 3年目の秋期コースは初のインターネット受講で今までの学習ペースが乱れ慌てたが、春からは通学受講で回復。英語だけに集中できる環境は最高!と模試の順位も念願の1ケタ台に。そしてこの2年、通訳ガイド用語以外のやりたくても手が回らなかったハンドブックにもきちんと向かえるようになった。このままの調子で行けば、と意気込んでいたら大きな落とし穴が。なんと事もあろうに最終回の模試の順位がビリ同然!たじろいだが、「これが本番でなくてよかった。たとえ合格圏にいても起こりうることなんだ」と却って手綱を締めることができた。

 1次本試験直前の8月、お世話になったホストファミリーが来日し案内をするうちに、CELで蓄えた知識を発することが心底嬉しくて仕方なく、これが自分の財産だと痛感した。通訳ガイドになるんだ、と試験に立ち向かう力がより一層みなぎった。やがて受験票が送付されて来て、見ると受験番号は“2634”。「ニローデサヨナラ、だ!」と自分を励まし、通学最終日には江口先生との握手でパワーを頂いた。そのおかげで、試験本番は前年と打って変わり、試験問題との相性も良く、終始嬉しい気持ちで問題を解くことができた。終了後はスッキリ、やるだけやれた、と気分爽快だった。

<2次試験対策へ>

 通信受講で取っていた『日本事情コース』を学習。CDから流れる江口先生の熱弁に感激し、「そうだそうだ、日本ってこんなにいい国なんだ!」とひとりで拍手をしつつ興奮しながら一通りやり終え、先生にその後の学習方法のご指南を乞う。「合格発表までにインプットを全部済ませておくこと」との指令で、再びおしりに火がつく。そして念願の1次試験合格。江口先生の指導どおりに進めていたおかげで、すぐに2次試験対策の模擬面接授業のアウトプットに専念できた。ボランティア活動を通じて、英語でのコミュニケーションには慣れているつもりだったが、神経質になり始めていたせいか、受講を重ねるたびに外国人講師からいただく評価が落ちていく。「あまり評価自体は気にしなくてもいいですよ」とスタッフの田中さんに励まされる。模擬面接クラスでの外国人講師とのやり取りと、10年余りガイドボランティアをしてきた自信を胸に2次試験に臨んだ。2次試験直前にCELから届いた“Have fun!”というメッセージどおりに、楽しむつもりで面接試験に臨んだが、実際は単なる質疑応答に終わってしまった。全く緊張もせず、普段どおりの自分でいられたのが吉と出るか凶と出るか?

<念願の合格、そして>

 1/31最終合格発表の日、自分の名前を合格者一覧の中から見つけた瞬間は、「家族を巻き込みながらも続けてきて本当によかった。」と号泣。子育ての傍らに勉強をするはずが、いつしかそれが逆転してしまっていたかもしれない。しかし、そこまで熱中してしまい、英語が苦手だった私が3年で難関の通訳ガイド試験に合格できたのは、江口先生の教材、お人柄、そして温かく、時に厳しい励ましを下さったスタッフの方々、両親の手助け、そして苦楽をともに勉強してきたCELのクラスメートのみなさんがいてくれたからだ。通訳ガイドへの切符を手に入れた今、想像していたような浮揚感はなく、これからが自分の夢を実現させる本当の道のりだ、と緊張感でいっぱいだ。この先、また泣きつくこともあるかもしれないが、江口先生をはじめCELで知り合った仲間のみなさま、これからも末永くお付き合いくださいませ。 


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
英検1級試験対策を万全に通訳ガイド(通訳案内士)試験対策に確かな実績英字新聞・雑誌・英文ニュースを読める代に聴けるようになりたい方に