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通訳ガイド試験合格者の声
<2007年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声CELで学んだ「大人の勉強法」で短期一発合格へ

瀧沢 一恵さん (通学受講)
>>受講歴 通訳ガイド1次・2次コース通訳ガイド2次直前セミナー

 受験年の3月末で会社を退職した私は、以前から興味のあった通訳ガイド試験にチャレンジしようと決め、数校を検討してCELに通学することにしました。「4月から勉強を始めても通訳ガイド試験は難関だから、1年で合格するとは到底思えない。今年はおためし受験をして、来年が本命受験だな・・・」と思い、気楽にCELの門をたたいたのです。そんな私が、4月からのゼロからの勉強で、全科目初受験で、1次試験、2次試験と一回で合格してしまったのですから、人生は分からないものです。 成功の要因をあえて挙げるとすれば、それは、CELで学んだ「大人の勉強法」だと言えるでしょう。

 まず、通訳ガイド試験が難関だと思ったのは、①通訳ガイド試験は科目数が多く、②各科目の勉強範囲が広く、③特に英語は独特の形式であるからです。したがって合格するには、①一度に合格しようと思わないで、科目免除を利用して2年で全科目をクリアする、②科目ごとに時間をかけて勉強する、③独特の形式に慣れるまで時間をかけて勉強する、という対応が必要なのではないかと思っていました。

<「大人の勉強法」とは>

 上記のように「時間をかけて勉強する」対応は、まさに資格取得の王道です。これができる方は独学なさっても充分だと思いますし、時間をかけたほうが記憶の定着率もよく、実際、現場に行ったときに役立つ知識なども豊富に持つことができます。ただ、私を含め大勢の大人は、仕事、子育て、家事などの合間に勉強時間をやっと確保できる状況ではないでしょうか。そんな大人のための短期間で合格するための勉強法とは、①各科目の合格ライン(約6割)に達することに集中する、②合格必須範囲以外の勉強はしない、③アウトプット(実践)重視で時間をさくことではないかと思い、私はこれをCELでやってみることにしました。

<CELの「大人の勉強法」>

 CELの1次英語筆記試験対策Standardコースの授業では、本試験と同形式の課題が事前に与えられ、当日は江口先生の模範解答・解説という内容でした。4月からCELに通い始めた私でしたが、最初の授業は内容のレベルの高さとテンポの速さに圧倒されてしまい、早くも登校拒否症になるところでした。1次英語筆記試験対策Basicコースのクラスに移らせてもらおうかと悩んだのですが、出来ないながらも本番さながらの緊張感と迫力に惹きつけられた私は、①予習は全てしなくてもいいから、とにかく授業には出る、②復習を中心に模範解答を理解する、③模擬試験も逃げないでとにかく受ける、という3つのルールを自分に課しました。

 オール・オア・ナッシングの思想に陥らなかったことや、模範解答を理解することで、3ヶ月後頃にようやく、正解の大体のパターンを肌で感じることができてくるようになりました。 また、模擬試験も本番と同形式で行うので、時間配分の参考になりました。順位はクラス内では悪かったものの、自分の絶対評価が回数を経るごとに改善しているという客観的な評価を得られたことは、とても励みになりました。加えて、試験の分野別に自分の点数とCEL生徒全体の平均点を比較することにより自分の不得意分野が分かり、合格ラインまで何が今足りないかを瞬時に認識することができました。

 「今までのようなことだったら、自己学習で充分だ。自分で教材を買って、過去問を解けばいいではないか」と思われる方もいらっしゃると思います。実際にこの方法で合格された方もいると思いますし、過去問を解くことは重要だと思います。しかし、試験の対策として重要なのは、「過去問やJNTOのガイドラインを理解し、傾向を把握することによって、今後出題しそうなタイムリーなトピックを予想し、解答できるようにすることだ」というのが私の実感です。 自己学習は、前半はOKでも、後半は充分ではありません。いかに良質な予想問題を本番と同じ形式で解く練習をするかがカギであると思います。私はCELの生徒としては明らかにダメ生徒でしたが、試験直前だけはがんばりました。本番の10日間前から、CELで生徒にオプションで発売している「10日間完成、実践予想問題集」を全科目、毎日本試験と同形式で実施したのです。江口先生が、本番2週間前の最後の授業で、「みなさん、もう充分勉強しているのだから、何か新しく勉強することはやめて、リラックスして健康に留意してすごしましょう」とおっしゃっているのを聞き流しつつ、最後のダッシュを開始しました。この最後のダッシュは他人から見れば無謀かもしれませんが、蓄積がほとんどなく、一か八かで臨んでいた私にとっては、試験のリズムを体に覚えこませる上で役に立ちました。

 英語以外の科目である、「歴史」、「地理」、「一般常識」もCELの薄いテキスト以外は全く手をつけないと固く誓いを立てました。江口先生の、「ここまでは試験に出ないから・・・」の言葉には待ってましたとばかりにテキストに「出ない!」と大きく書き込みをし、「だまされたと思って、ここは○○とゴロで覚えて・・・」というところは、素直に覚えようとしました。これらの科目は記述式ではなく、選択肢から選ぶ形式ですので、短い隙間時間にテキストを繰り返し見ておく勉強法で対応可能だと思います。地図帳や歴史図録は出題範囲の確認でチラッと見る程度しか使いませんでしたが、かろうじて、全科目を一度に合格することができました。これも、合格ラインを突破するのに必要なことだけをやると決めて、実践した結果だと思います。

<自分で工夫した「大人の勉強法」>

 この他、自分で工夫した点もいくつかあります。1つ目は、「実力も大事だが、見た目も大事」だと会社員生活で経験していたので、それを実践したことです。2次試験のインタビューで、プロらしい服装で望むということも、もちろんありました。加えて、筆記試験の解答用紙が採点者に読みやすいように、通常より太い芯のシャープペンシル(芯0.7ミリ)を購入し、通常より濃い色(Bくらい)を使いました。字をきれいに書ければいいのですが、時間との戦いの中で、突然きれいに書けといっても無理な話です。それが、筆記用具を変えるだけで、くっきりとした、以前より読みやすい解答用紙になりました。

 2つ目は、「自分の得意分野の土俵に相手を引っ張り込んで勝負する」作戦をたてたことです。私は2次試験のインタビューも、合格発表後の準備で相変わらずバタバタでしたので、幅広い質問に応用できる「自分のオールマイティカード」を用意しました。具体的には、私は博物館でボランティア活動をしていましたので、その経験や内容を説明できるように準備しました。そして、「外国人におすすめのスポットはどこか?」、「日本文化に触れたい外国人をどこに連れて行くか」、「経済的に旅行したい外国人におすすめの場所は?」などの質問すべてに対応可能なコンテンツにまとめておきました。実際の試験では、この土俵に引っ張りこむ質問はなかったのですが、「江戸時代には、侍がいたのは知っているが、他にはどんな人たちがいたのか?」という質問に対し、用意していた「歴史上で好きな人物=伊能忠敬」の答えを引っ張り出して回答したところ、好印象だったようです。このように、「自分のオールマイティカード」を用意しておくと、心の安定剤になると思います。

<CELのすごさ>

 CELなしでの合格は有り得なかった私ですが、CELのすごさは、①厳選された教材と熱意のある講師陣、②レベルの高い生徒による刺激、③暖かいスタッフの励ましが調和していることだと思います。本来は、④本人の努力が一番上に来なくてはならなかったのですが、①~③の威力にしがみついていたら、合格を手にしていました。この先、通訳ガイドのトレーニングを積むにあたり、短期合格の弊害(=実力不足)が露呈されると思いますが、CELでの短くも楽しかった経験を力に、がんばりたいと思います。CELのみなさまには本当にお世話になり、感謝しております。ありがとうございました。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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