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通訳ガイド試験合格者の声
<2007年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声「これだけやれば大丈夫」を信じて

吉澤 徳明さん(通学・Internet通信受講)
>>受講歴 通訳ガイド1次・2次コース通訳ガイド2次直前セミナー

●日本を紹介する難しさを痛感

 私は長く外資系企業に勤めておりますことから、海外から来日する同僚や取引先のお世話をする機会がこれまで多くございました。彼らの滞在が週末に重なると、趣味も高じて個人的に観光地などに案内して喜んでもらった反面、文化の異なる彼らから思いもよらない質問を浴びせられて的確に答えられない場面も多くありました。その場を何とか適当に凌いでも案内を終えた後、常々不完全燃焼の感が苦々しく残ることも多く、日本人として本来熟知していなければならないことを如何に自分は上辺だけを捉えていて、実はその本質の多くを理解していないということを思い知ることとなりました。

●メリハリある江口先生の授業

 数年前、通訳案内士なる国家資格があることを何かの情報誌を通じて知ることとなり、これまでの体験も手伝って是非チャレンジしたいと思うようになりました。しかしながら、仕事が多忙ということもあって、実行に移すことがなかなか出来ないでおりましたところ、転職する機会に3ヶ月程の充電期間を得ることが出来たことをきっかけに、2006年3月に奮起して受験勉強を開始することにいたしました。どのような方法で勉強するのが得策か思いを巡らせておりました中、CEL英語ソリューションズに目が留まりました。早速、学校案内のCourse Guideを取り寄せましたところ、アットホームな雰囲気の中で親身にご指導いただける可能性を直感し、思い切って一次筆記試験Ⅰ(英語)及びⅡ(日本地理・歴史・一般常識)のコースを受講することといたしました。当初はⅠのみを通学とし、Ⅱはインターネット受講といたしておりましたが、仕事を再開した後は通学がままならなくなり、Ⅰもインターネット受講に切り換えました。

 江口先生の授業にはメリハリがあり、どのような角度から学習をするのが最も効果的かについて常にその方法論を示していただきました。また、江口先生手作りの教材には親近感を持つことができ、『これだけマスターしていれば大丈夫』との江口先生の言葉を信じ、決して欲張って学習範囲を広げず、着実に先生の教材に集中して予習・復習を徹底することにいたしました。海外出張も多く、仕事と勉強の両立には大変苦労いたしましたが、週末の朝はジムで汗を流して気分転換をした後、午後は自室の机に向かって予習・復習をこなしながら、インターネットで授業を受けました。これまで海外から来日した同僚等を案内した経験を胸に刻み、彼等を案内する仮想的場面のイメージを自分なりに持ちながら学習をすることに努めました。また、日常の仕事上お付き合いのある外国人とは積極的に日本の歴史や文化などに触れる会話を試み、機会ある度にロールプレーイングを自身に課しました。授業料を払う必要も無く相手も喜んでくれて、さらに自分の勉強にもなるので、まさにこれは一石三鳥でありました。

 一昨年に初めて本試験に臨みましたが、一次試験の歴史、地理及び一般常識は何とか合格できたものの、英語は敢え無く不合格となりました。合格した科目は翌年に限り免除になるので、昨年は英語だけに集中して勉強すればいいものと高をくくっておりましたことが災いし、仕事の忙しさにかまけて何の準備もせずに夏まで来てしまいました。慌ててCELの夏期英語一次筆記試験対策コースを受講することとしましたが、しばらく机に向かっていなかったこともあり、回答を用意するために必要となる感覚を取り戻すのに大変苦労いたしました。そんな中、江口先生の『これだけやっておけば大丈夫』という毎度の安心感ある授業を信じ、集中することができました。再チャレンジの英語一次筆記試験の結果は自己採点では厳しいものと思っておりましたが、何とか合格することができました。

●短期集中の二次試験対策

 さて二次の口述試験まで3週間足らず、一次試験に合格できることを想定していなかったこともあり、何も準備をしていませんでした。仕事では毎日英語を使っているものの、広範囲に及ぶ出題テーマとどのように向き合うべきか悩み、苦労いたしました。まずは以前既に購入しておいた『英語で語る日本事情』を精読することにいたしました。付録の会話集が収録されているCDも愛用のi-Podに落とし、通勤時の電車の中で聴くようにいたしました。また、場面の具体的イメージを持ちながら自分の言葉ではこのように答えようと、あれこれぶつぶつ言っておりましたので、今にして思えば車内の他の乗客は私を怪訝そうに見ていたことでしょう。また、なかなか頭に入らない普段使い慣れない単語は、中高受験生さながらに単語カードに記入し、これも通勤途中の車内でちらちら見てはもぐもぐ口を動かしておりました。

 また、試験本番に備えてCELの二次試験直前Intensive Classを2コマほど受講させていただきました。ネイティブスピーカーの先生から的確にアドバイスをいただくことができて、気持ちを試験本番に向かわせることに役立ちました。本番の試験では、想定外の質問も出て決してすらすら答えられるものばかりではありませんでしたが、沈黙とならないよう自分の持っている知識の範囲の中で何とか凌ぐ努力をいたしました。特に『演歌って何?』との想定外の質問には面食らいましたが、シドロモドロながらも試験官を観光客と思い込むようにして、自分なりに何とか即興で工夫をして乗り切りました。

● いつの日かプロの通訳ガイドに

 この度、2度目のチャレンジで試験に合格できましたことをとても嬉しく思っております。通訳案内士の仕事は大変意義のあるものだと思います。多くの国が世界にある中で、私たちの国を敢えて選んで、しかも大金を叩いてはるばるお越しいただく大切なお客様に『日本に来てよかった!』と心から喜んでいただくための演出が実現できるプロの通訳案内士にいつの日かなれますよう、これから研鑽を重ねたいと覚悟を新たにしております。

 最後に、江口先生をはじめCELの皆様にお世話になりましたことを、心より御礼申し上げます。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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