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通訳ガイド試験合格者の声
<2008年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声短期間で実力アップしたCELの授業

谷田 綾乃さん(通学受講)
>>受講歴 通訳ガイド1次・2次コース通訳ガイド2次直前セミナー

<アメリカ人学生の日本への関心に触発されて>

 旅行先でのコミュニケーションはすべて主人にまかせきりだった私が、英語を本格的に勉強したい、と思い立ったのが5年前の冬。旅行先のシンガポールで主人が高熱でダウンし口もきけない状態のなか、来ていただいたホテルドクターとの意思疎通が思うように図れず悔しい思いをしたのがきっかけでした。「英語を勉強してごらん。世界が広がるから。」5ヶ国語を話すというそのお医者さまの言葉に背中を押されて、細々と始めた勉強でした。

 まずは、と始めたインターネットの英会話スクールで少しずつ会話に慣れてきたころ、購読していた英字新聞で「米国からの大学生のホストファミリー募集」の広告を見つけ応募。幼稚園生の息子と2歳になったばかりの娘を抱えての慌しさの中、日本に居ながらにして感じられる異文化交流の楽しさに「ホストファミリーをライフワークにしたい」と感じ、同時に、米国の学生たちの日本への興味関心の対象の幅の広さに、当初は日本人としてとても誇らしい気分でした。けれど、「相撲を見に行きたいのだけど、どこで見られるの?行ったことはある?」「アメリカから来る両親と富士山に登るのだけど、どのルートがおすすめ?」「昔風の家を見に行きたいのだけど」など、答えられない質問ばかりで、二十歳のアメリカ人学生のほうがよっぽど日本事情に精通している現実にびっくり。わたしもぜひ知っておくべきだろう!と痛感し、徐々に通訳ガイド試験を意識するようになりました。

 しかし、国内線の客室乗務員時代の先輩が通訳ガイドを目指していたことを思い出すと、ステイ先でも観光も食事もそこそこにいつもホテルにこもって勉強していたにもかかわらず、「受験できるレベルにもいかないのよ」と。一方、私は、留学経験も無く、英会話の勉強もはじめたばかり。まったく自信もないまま、「娘が小学校に入学するまでに合格できればラッキー」くらいの、長期戦を見込んだ軽い気持ちでスタートを切ったのでした。

<「なんだか良さそうな」CELに惹かれて>

 歴史検定の勉強はしていたので日本史は受かるかな、上空からご案内していた日本地理の知識や地方ステイで(遊びつつ)体得した観光情報は、本試験でどのくらい得点に結びつくのかな、程度のお試し気分で臨んだ2007年度の初受験でした。試験会場の成蹊大学に向かう道すがら、各学校の先生方やスタッフの方々がパンフレットを配っていました。まるでお祭りみたいな喧騒の中、赤いTシャツを着たCELのスタッフの方々の暖かそうな雰囲気が「なんだか良さそう!」で、運良く日本地理・日本歴史・一般常識3科目の合格をいただいた直後には、迷わずCEL英語ソリューションズの門をたたきました。

<中身の濃いCELの授業の予習・復習に明け暮れて>

 子供が小さいこともあって、自宅学習ではモチベーションを維持できないと思い、通学コースを選びました。カウンセリングではBasicコースから徐々にレベルアップしていくことを勧めていただきましたが、子供の帰宅時刻を考えると午後クラスに通学するのは無理だったので、無謀にもいきなりStandardコースに。同時に日本事情コースもスタートし、春までの3ヶ月は、寝ないで勉強しないと追いつかない状態でした。

 Standardコースの授業の前日は明け方まで予習して、数時間後には教室で解説を聞いているという日々。復習事項も山のようにあったので、日本事情コースの予習・復習を最小限にとどめることでバランスをとりました。「日本事情コースの英文は、情報をとるための英文です。予習はほどほどに」という江口先生の言葉を信じて、予習は前半の英文を読むだけ、復習はiPodに落とした講義の前半部分を1.5倍速で聴きまくるだけ、にしました。

<Standardコースの内容を徹底的に学習>

 当初は、まわりの方が「こんな単語を使ってみたのですが」「この言い回しはどうでしょう」などと、やけに高度な質問をされている中、私は何を質問していいのかもわからず、クラスメートのレベルの高さに圧倒されっぱなしでした。皆さまの単語力に触発されて、この頃はStandardコースをもとに単語帳を作ったりもしていましたが、書く作業だけで自己満足。結局、試験直前までStandardコースは、受講生用のホームページからすべてプリントアウトし、長文はノートに貼って、単語・イディオム・気になる構文などをすべて書きこんでしまい、寝る前やお風呂の中や子供のおけいこの待ち時間など、暇を見つけては音読を繰り返しました。Standardコースの毎回の日本事情英作文の模範解答と、日本事情コースのQ&Aもすべて印刷して1冊にファイルし、余白に自分が使える言葉で簡単に手直ししたものを書き込んでおきました。これは、1次試験の直前期にとても役立ちました。

 受講を重ねるにつれて、辞書への依存度が激減していきました。Standardコースの教材の音読を重ねていくうちに、知らず知らずのうちに語彙が増えていたのだと思います。授業内で江口先生が取り上げられる文章はどれもタイムリーかつ通訳ガイド試験に直結しそうな記事ばかりなので、そのまま本試験の素材となりうるかも、と「ヤマかけ」の気分を楽しみつつ真剣に読み込むことで、結果として、本試験レベルのボキャブラリーをしっかり固めてくれました。

 英作文が大の苦手だったのですが、Standardコースの模範解答に併記されているエクササイズと、授業中にミニテスト形式で行われる1行英作文を含めると、ひとつの言い回しについての例文が5つも紹介されていましたので、英作文専用ノートを作ってすべての例文を写し、いつも持ち歩いては確認していました。今年の本試験の英作文はデータの羅列のような設問で、一瞬あせったものの、このノートの言い回しが自然と頭に浮かんできて、大変助かりました。

<英語力アップを実感>

 江口先生の授業は、毎回が発見の連続で、「へ~!そうなんだ!」と思うことばかり。「へ~」の内容は、英語そのものの知識にとどまらず、最新の時事ネタやうんちくや、はたまた江口先生の個人的嗜好や・・・。自宅に帰ると、主人を相手に覚えたての知識を得意げに披露しては「インプット→アウトプット」を繰り返していました。そして江口先生の小気味良いテンポの講義と豊富なうんちく話に浸っているだけで、春ごろには、いつの間にか英語力がぐわーんと上がってきている自分に気がつきました。連休前の初めての模擬試験、順位1番、と書かれている成績表に、遅ればせながら「今年受かりたい!」という欲がでてきました。

 あれこれ手をつけてあいまいな知識を増やすよりも確実なものを着実に増やそう!と信じて、CELの教材のプリントアウトとハンドブック、江口先生とDan先生のご著書の『英語で語る日本事情』だけに頼りきりで臨んだ1次試験。ハンドブックや教材のあちこちにあった情報や、講義で江口先生がおっしゃっていたことが解答欄にパチリパチリとおさまっていく感じは、まるでパズル!楽しみつつ試験を終えることができ、江口先生の教材に感謝、感謝!です。

<当初は悪戦苦闘だった2次試験対策>

 1次試験の感触が良かったので、9月からの2次対策Intensiveクラスに通い始めたのですが、筆記試験だけにターゲットを絞っていたうえにもともと会話が苦手、さらに初回のトピックスが大の苦手な「政治」で、いきなり卒倒しそうに緊張しました。前日にちょっと目を通したようなことをしどろもどろに答えると、外国人の先生からすぐに「それはどういうこと?」「ホント?違うんじゃない?」と容赦なく突っ込みが入り、毎回冷や汗。その後も「経済」「時事」関連など、日本語での議論であっても逃げ出したくなるようなテーマのクラスに半泣きで通う私は、一番の落ちこぼれ生徒でした。そんな中でも、クラスの仲間には精神的にも情報面でも本当に助けていただき、また、厳しい!という第一印象だったDan先生の、実は暖かいお人柄や分かりやすくて実用的なアドバイスのおかげで、たった3ヶ月ほどで2次試験に(英語力はともかく)気持ちの余裕を持って臨めるまでになっていたことはびっくりでした。

 江口先生が「暗記はだめ。自分の言葉で話せるようにしてください」とおっしゃっていたのを信じて、2次対策は、「私ならどう答えたいか」を日本語でイメージしてから、その英語での言い回しをネットで探したり、英語のウィキペディアを読みまくって参考となる表現を拾ったりして、自分なりの解答をノートにメモしていきました。

<CELの対策が効果を発揮した2次試験本番>

 2次試験前日は、曽根先生のおっしゃっていた「インタビューは通訳ガイドとしての適性を見る就職面接です」ということばを思い出し、深夜早朝学習でボロボロの顔にとっておきのパックをしてからゆっくり休み、当日は明るめのお化粧で「元気!」をアピールしました。

 2次試験では、きれいな英語を話される素敵な日本人女性がインタビュアーのお一人で、「こんな通訳ガイドになれたらいいなあ」とうっとりしながら、お隣のネイティブの男性とおしゃべりしてきたような感じ。質問に対する答えの内容としては「あちゃちゃ・・・」ではありましたが、ラッキーにも合格をいただけたのは、CELの2次対策講座の賜物だとひしひしと感じています。

<学ぶことの楽しさを教えていただきました>

 漠然と思い描いていた夢が、こんなにも早く実現するとは思ってもみませんでした。ひとえに、小さな小さな質問にも丁寧に答えてくださった江口先生、度胸をつけて送り出してくださったDan先生、いつも泣きついていた私に前向きなアドバイスを下さって、上手く勉強の緩急をコントロールしてくださったスタッフの田中さんをはじめ、CELの皆さまのおかげだと、感謝の気持ちです。

 特に、江口先生のお人柄と造詣の深さには本当に尊敬の念を抱いています。「人に教えるには、教えることの10倍の知識が必要」、と聞いたことがありますが、きっと、江口先生の情報量は計りしれないほど莫大なのでしょう!江口先生の講義を通じて、様々なことを深く考える機会を与えていただき、学ぶことの楽しさを教えていただきました。合格という結果以上に大きな収穫だったと思っています。心よりありがとうございました。

<これからもCELで実力アップします!>

 通訳ガイド試験に合格させていただいたことで、根っからの接客業好き・旅行業好きの血が俄然騒ぎ出しましたが、まだまだ通訳ガイドの現場に出るには実力不足。しばらくはCELの講座で勉強を続けさせていただきながら、自己研鑽に励んでまいりたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 また、江口先生のご活躍をテレビで拝見できるのも楽しみにしています!!

本当にありがとうございました。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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