通訳ガイド(通訳案内士)2次試験レポート

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受講生35

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

私は12時集合でしたが、地方からきていたので、3時間くらい早く、会場の明海大学に着きました。一番最初に入る待合室で復習、食事などしていました。
12時になって、受付会場に移動。これからは、食事、携帯はダメ。試験開始は1時の予定。
受付をして、番号のついたカードを首から下げ(○-△)、大きな待合室で全員揃うのを待つ。説明後、-△など同じ番号ごとにまとめて呼ばれて、また別の待合室に移動。指示を受けて数人ずつ教室の前に移動。スーツケースはここで預けた。下一桁の番号が同じ教室を使いました。
試験室の前の椅子で試験官に呼ばれるのを待つ。終わった人が出た後、試験官がドアを開けて受験生を呼び入れる。(私の場合、が前の受験生は欠席だったので、補助員にどうすれば良いか聞きました。他の教室の進行に合わせるので、呼ばれるのを待てば良いとのことでした。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

日本人女性の試験官がドアを開けて呼び入れてくれた。
日本人の女性試験官は50代くらい。外国人試験官も女性、40代くらい、アメリカ人?
二人ともとてもにこやかな方たちでした。

(3) 自己紹介等のウオーミングアップのやり取り

試験官:Hello, come in. から始まって、部屋に入るとこちらも挨拶。荷物を椅子に置くようにと日本人が指示。
Hello, Good afternoon. Nice to meet you.と挨拶。
日本人が英語で名前と受験番号を聞いた。名前はI am ~.で答えたが、受験番号はもう使わないのでしまって良いと待合室で言われていたので、○−△としかこたえられませんでした。
すぐ日本人試験官による日本語での試験方法の説明に入った。ウォームアップはなかった。
日本文を読むので、メモをとっても良い。30秒後に英語で説明してください。

(4) 通訳の日本文

祇園祭は京都の三大祭りの一つです。祇園祭りは7世紀に疫病の退散の為に始まりました。7月1日から1ヶ月間行われます。祭りのハイライトは32基の山車が街を練り歩く山鉾巡行です。
日本人試験官がゆっくりはっきり話してくれて、メモも楽だった。

(5) 英語訳の再現

Gion Maturi is one of the 3 major festivals in Kyoto.Gion Festival dates back to 7th century to get rid of the infectious disease. It is the origin.Gion Festival is held from July and last for one month.The highlight of the festival is July 17th when 32 gorgeous floats go around the city.Please take a look of them.

(6) プレゼンテーションの3つのトピック

(1)年末年始に日本人は何をするのですか?
(2)スキー場はどこがおすすめですか?
(3)侍についての説明

まず日本人からの説明があった。
3つのトピックから一つ選んで、1分?で準備して2分のプレゼンをしてください。(たしか1分半で合図をするといったような?ちょっとわかりません)先ず何を話すか教えてください。

(7) 選択したトピック

もちろんおすすめのスキー場についてです。
試験官には、私は実は北海道からきたので、ここで北海道の宣伝をさせていただきますと伝えました。

(8) プレゼンテーションの再現

・北海道から来ましたので、この場を使って北海道の宣伝をさせていただきます。
・北海道には数多くの素晴らしいスキー場がありますが、ここではニセコをお勧めします。
・ニセコは札幌から車で2時間のところにあり、国内国外に人気のスキー場です。
・スロープは広く、雪質は素晴らしい乾いたスノーパウダーです。
・ニセコは特にオーストラリア、ニュージーランドからの観光客が多いのです。
・町はネイティブのスタッフもいるので、言葉のバリアはありません。
・スキー場の目の前には、エゾ(北海道の)富士と呼ばれる羊蹄山も見えます。
・温泉もあって、スキーで疲れたら、温泉も楽しめます。
・帰りに札幌のススキノでお酒を飲んで日本人と交流ができます。(2分をちょっとオーバー)

(9) Q&Aのやり取りの再現

ネイティブの試験官からの質問のみでした。

Q:ニセコに行くのはパック旅行ですか?個人旅行でも行けますか?
A: 個人旅行でも行けますが、パック旅行が多いです。千歳空港に着いた時、パック旅行の係の人が、旗を持って待っていて、そのままニセコに行けるのでとても便利です。

Q:私はスキー初心者ですが、ニセコにいっても楽しめますか?
A:ニセコにはたくさんのスキー場があります。経験者向きのところもありますが、家族が楽しめるコースもあります。

Q: おすすめの食べ物はありますか?
A:北海道の名物ジンギスカンがおすすめです。
ジンギスカンはラムバーベキューで独特の鍋で野菜と一緒に料理します。ディップソースが特別に美味しいのです。ぜひ食べてみてください。

(10) 日本語での質疑応答の有無

日本人試験官からこれで終わりです。Thank you.  Have a good day.

これで終わり?と思ったが、Thank you very much.  I really had a good time. Thank you for giving me this opportunity. Good by. ありがとうございました。

(11) 試験終了後のやり取り

ありませんでした。

(12) 終了後、退出してから解散までの手順

部屋を出ると廊下で指示があり、廊下においた椅子で同じグループが揃うのを待ち、そこからまた大きな最終待合室に行って全員が終了するまで待ち、解散となりました。2時半過ぎに解散でした。

(13) 全体を通しての感想など

・千葉県浦安は遠くて不便だと思いましたが、行ってみると予想外に近くで便利でした。
・試験官がとてもにこやかな方たちで、笑顔で聞いてくださっていたので、最初から緊張はあまりありませんでした。
・自己紹介が簡単でウォームアップは無いに等しいものでした。どこから来たかなど、全くきかれません。会場で知り合いにあったので、帰り道でどんな問題だったか話し合ったのですが、全く同じ問題でした。最後のQ&Aはそれぞれ違っていましたので、試験官の裁量のようでした。
・今年から試験内容が変わり心配していましたが、大変有名な事柄から出題されていたこと、はっきりゆっくり話してくださったこと、プレゼンも自分が選べることなど、やり易くなっていた気がします。せっかくなので、「この場をお借りして、北海道のスキー場の宣伝をさせて頂きます」と言ったら、試験官が大笑いしてくださいました。
・アイコンタクトをしなければと、CELのニュースレターにあった通り立ち上がって話ました。身振りもできるし、立って通訳してよかったと思います。
・いろいろニュースレター、通信教育教材を試験直前に購入し、間に合わないかもと心配しました。とにかくおぼえられないことばかりでしたが、主な要点を覚えました。
・使った本は、『新英語で語る日本事情』、『英語で伝えたいふつうの日本』 です。 『ふつうの日本』は全部読むことができました。
・心構え、試験の受け方、過去問などいろいろお世話になりました。地方に住んでおり、通訳ガイドは独学でした。今年初めて受験したので、一次試験の準備で精一杯でしたので、二次の準備は10月に入ってからでした。いろいろな情報をいただき、励みとさせていただきました。

結果は分かりませんが、自分としては手応えをかんじております。
本当にありがとうございました。

 

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