英検1級コース受講生の体験記

CEL受講生の体験記

英検1級試験合格者の声

楽しみながら継続して道を開きましょう

後藤 明夫さん(会社員)

 この度は念願だった英検1級に合格することができ、CELの諸先生方、スタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。このような合格体験談を書くことができることが夢のようです。また、この合格を一つのステップとして、驕ることなく、勉強を続け、更なるレベルアップを図りたいと考えます。

 私は一昨年(2006年)の秋からCELに通い始め、ちょうど1年で1次合格、そして2次試験も2回目で合格することができました。この場をお借りしてCELで何をどのように学び、また学んだことを自分なりにどのように生かして合格することができたかをお話しすることで、僭越ながら合格を目指されている方々の参考になれば光栄です。

<1次試験の点数の伸び>

 まず、初めに皆さんが気になると思われるところ、私の点数がどのように伸びていったかを明らかにしておきます。英検1級を受験しようと考え、独力で勉強して最初に受験したのが、2006年度第2回で点数は52点/113点の不合格C判定。学生時代は農業経済が専門で、独学での勉強でもありましたが、あまりの1級の問題の難しさに閉口しました。それでも諦めることは考えず、合格するにはプロの力を借りるしかないと判断し、いろいろ情報を収集している中で、CELの存在を知りました。1回目の受験の反省から、英語の総合力のアップと1級試験問題そのものに対する時間管理を含めた「慣れ」の必要性を痛感しておりましたので、迷わず、CELの1次試験強化プランを受講することに決め、その日から合格へ向けた本格的な勉強のスタートを切りました。その後2006年度第3回が61点、2007年度第1回が69点、そして2007年度第2回が80点で1次試験を突破し、2次試験は53点で不合格A判定だったものの、2007年度第3回の試験で65点を取り、合格を達成することができました。幸いなことに、少しずつでも着実に点数が伸びていったことが、私のように意志の弱い人間にとっては何よりの励みであったように思います。

 私はCELでは、1次模擬試験コース、Buildup Reading&Listeningコース、そして2次模擬面接コースを受講してきましたので、それぞれのコースについて述べたいと思います。

<1次模擬試験コース>

 1級の問題そのものの難しさは受験された方ならどなたもご存じと思いますが、その中で最も厄介であり、また重要なのが、制限時間との闘いだと思います。恐らく、時間さえあれば多くの方が1次試験を楽々と突破できるだけの実力はお持ちと思いますが、約130分という限られた時間の中で、単熟語から読解、エッセイ、そしてリスニングをこなすという、この時間との勝負が合否を決定づけると言っても過言ではないと考えます。

 私も単熟語や読解、エッセイ等、個々の問題が難しいだけでなく、如何に時間内に正確に解き、書けるかが何よりも重要であり、不可欠であると受験する度に痛感してきました。いつも制限時間内に満足のいく解答を出せず、「もっと時間があれば・・」と帰途、無念に思ったものでした。そのためには、やはり「制限時間内に解く」ということに慣れる、自分を「鍛える」しかないと思います。その意味ではCELの1次模擬試験コースは最適な練習の場と思います。ハーフサイズの模擬試験を毎週制限時間内に解き、途中フルサイズの試験も受け、その都度、担当の田中先生から詳しい解説をお聞きし、次回への課題を明確にした上で、また模擬試験を受ける・・この繰り返しこそ、本試験の「時間との勝負」への対策としてこの上ないものと思います。また、本試験で緊張するという方にも雰囲気に慣れるという意味で、他の受講生と共にテストを受けるこのコースは非常に効果的なコースと思います。

 CELの問題は、模擬試験ということもあって、本試験の傾向を踏まえた上で作成されており、単熟語問題では実際の本試験でもCELで学んだ多くの単熟語が出題されますし、穴埋め、内容一致問題も形式だけでなく、関連のある内容が本試験に出題され、勉強の成果を生かすことができます。特にエッセイでは、類似したトピックが出題されることも多く、私が合格できた2007年度第2回のエッセイのトピックはその直前にCELの授業で受けたものと酷似したものでした。授業ではテスト後に田中先生から詳しい解説があり、通学受講していた私は、疑問点はしつこいほど先生にお聞きし、さぞ御迷惑をおかけしたと思いますが、不明な点がその場で明確になり、次への意欲へと結びつけることができました。

 エッセイはNativeの先生方が採点して下さり、正直、いつも酷い点を取り、コメントも厳しいものばかりで、「は~あ」と思う毎回でしたが、それが却ってやる気に火をつけ、復習しながら、次こそはという思いを新たに受けてきました。

 田中先生の解説は非常に分かりやすく、どうすれば正確に読み、聴き、解けるようになるのか御指導頂き、そのためには継続以外に王道無しということを痛感しました。また、こういったいわゆる「試験対策」コースは、どうしてもテストの結果で一喜一憂し、深く考えがちになりますが、田中先生の明るい御性格と解説中に話されるテスト問題に関したちょっとした話題がそうした雰囲気をパッと明るいものにして下さり、私などはいつも成績が悪く落ち込んでいても、次こそは頑張ろうという新たな元気を頂くことができました。

 若干個人的な勉強方法を述べますと、私は単熟語問題は好きでもあり、また得意(?)としておりましたので、毎回のテストでは極力満点を目指し、できなかった単熟語は復習の際、派生語も含め辞書で確認し、同じ問題は二度と間違えないようにしました。読解問題は昔から苦手でしたが、最低限取らないことには合格がほど遠いのもこの分野で、復習の際、毎回のテストで本文のどの辺に解答のヒントがあり、選択肢のどこが間違っているのかを、必ず確認しました。先生からは本文をまず読んでから設問へと言われたのですが、本文の内容を直ぐに忘れてしまう私は、先生には失礼ながら、設問を見てから、本文を読むというやり方で通しました。何れにせよ結局は、本文の内容がきちんと理解できていれば正解には迷わずたどり着けるのですが・・。

 リスニングも、如何せん帰国子女でもないので、毎回のように打ちのめされましたが、田中先生から、「英語の上達には、毎日5分でも良いから英語に触れるように!」と御指導を受け、その日以降、どんな少ない時間でも毎日英文に触れ、特に弱かったリスニングに関しては、授業後に頂けるリスニングのCDを枕元に置いて、寝る前に最初はオーバーラッピング、そしてシャドーイングへと移行し、例えどんなに酔っぱらって帰ってきた日でも必ず行うよう(ちゃんと発音できていなかったと思いますが・・)にして、それは合格した今でも続けています。もう習慣と言いますか、やらないと眠れない状態ですね。

 前述したエッセイも毎回、厳しいコメントを頂きましたが、先生から言われたように「エッセイノート」を作成し、自分なりにちょっとアレンジし、見開きの左ページには模範解答から抜粋した自分でも使えそうな(ここが重要です!)文章や表現をまとめ、右ページに添削されて戻ってきた自分の文章を修正し、書き写すということをやっていました。エッセイは長くても30分程度で書き上げることを目標にしていましたが、毎回練習を重ねる内、時計を見なくても30分以内で書けるようになったのには驚きました。

 何よりもこのコースでは、「試験問題への慣れ」と「時間との勝負」をテーマに、如何にその中で成果を上げられるかを目標にしました。

<Buildup Reading&Listeningコース>

 最初に受験した時の点数が52点で、これは明らかに総合力が不足していると痛感しましたので、総合力アップを目的に模擬試験コースと平行して、Buildup Reading&Listeningコースを受講しました。

 正にこのコースは、読む・聞くを中心に、総合力をアップさせるには最適のコースで、何より担当の花野先生の使われる題材が新聞より早いほど最新の話題で、楽しく、興味深いものばかりで、また説明も明快・的確で、毎回の授業が本当に楽しみでした。ただ、内容は非常に濃く、「読解」にしても多少易しいものから、いくら考えても分からないような難しいものまで幅広く、先生の説明を伺って、初めて「あ、そういうことだったのか!」と思うことがしばしば(いつも?)でした。

 「リスニング」も生の音源を使用するため、様々な発音、スピードの英語に触れ、最初は耳(?)が回るようでした。この授業は、「Preparation」「Study」「Exercises」の3種類の教材から構成されていて、まず、授業前にPreparationを予習し、Studyで当日確認し、Exercisesで授業中に練習問題を解くというある意味「正攻法」の授業内容なのですが、そのどれもが、密度が濃く、最初の頃は授業に着いていくのが精一杯で、終わると「やっと終わった~」とホッとしたものでした。予習では、まず辞書を引かずに本文の内容を押さえ、その後意味の分からない単語や熟語を調べ授業に臨み、Studyで確認しつつ、先生の詳しい解説をお聞きしました。解説の際には「Structure」という文章の構造図のようなものを用いて説明して頂けるので、今まで自分勝手に解釈していた文の構造を把握した上で意味を理解することができるようになり、また理解するよう努める習慣がつき、読解の理解力が向上すると共に、読解の楽しさも味わえるようになったと思います。ただ、その過程、ほとんど毎回の授業で、花野先生には「訳の分からない(自分では真剣なのですが・・)」質問を繰り返したにも関わらず御丁寧に説明頂き、今更ながら大変恐縮しています。また、「Exercises」でその日にやったトピックや単熟語、文法の練習問題を行えるので、その日の授業でやった内容をその場で確認することができました。

 リスニングは、ディクテーションと言って聴いた内容を空欄に書き写していくのですが、これがただでさえ聴き取りが苦手で、書くのも遅い私には、非常にきついもの(しかも段々空欄が長くなっていくのです・・)でしたが、先生がいつも仰るように、「細かな点より、まず何が述べられているか、話されているかを押さえるように!」ということを念頭に、流れる英文の「主張や主題」を押さえるように努めました。復習の際には、「Preparation」を「Study」にある単熟語のまとめ(Glossary)を参考にしながら再度読み直し、「Exercises」をやり直して間違った箇所を見直し、リスニングのCDを聴きながら、授業中に書いた自分のディクテーションの箇所とどこが違っていたのか確認しながら、時間のある限り聴き直しました。

 復習の時間は、もちろんやり方次第で大きく変わるでしょうが、私はかなり時間をかけた(かかった?)方だと思います。また、この授業では、中間と最後に「テスト」があるのですが、このテストのための勉強(要は復習ですが・・)もかなり時間をかけました。正直言って、予習や特に復習はしんどいものではありましたが、毎週継続していく中で授業をどうにか余裕を持って受けられるようになっている自分に気づき、恐らく知らず知らずのうちに単熟語や文法、読解、リスニングの理解力が上がっていったのだと思います。授業の最終テストで自分なりに満点を目標にするほどにもなりましたが、結局、満点を取ることはできず、今後の「持ち越し」となりました。

 花野先生からは常に「読む・聴く・書く・話す」は全てつながっていると御指摘を受け、「聴くことはできるけど読めない」とか「読めるけど聴けない」・・といったことは、本当は聴けていない、あるいは読めていないということであり、結局は総合力が不足していることの現れで、あくまで全体のレベルアップを図ることが必要と自分も授業を受ける中で痛感致しました。

 様々な角度から総合力のレベルアップを図るのに適したコースだと思いますが、私個人として何よりもこのコースを継続したい(1次試験合格後も継続しました)と思ったのは、冒頭にも申しましたが、題材の内容の豊かさ、楽しさ、興味深さ、そして花野先生の論理明快で分かりやすい解説のおかげと思っております。1級コースはどうしても「試験」を意識してしまいがちですが、このコースを受講されて、英語学習の苦しさ(?)だけでなく、本当の意味での楽しさも味わって頂きたいし、頂けると私は思っています。やはり楽しくない、楽しめないと勉強は続かないと思います。継続していく中で、知らず知らずの内に英検を突破する以上の、本当の意味での英語の総合力が向上している・・正に理想的なことだと思います。このコースの素晴らしさは、そこにあると思います。

<2次模擬面接コース>

 1次試験から1ヶ月あまりで2次試験が実施されますが、1次の正解は直ぐに発表されますが、エッセイを含めた総合結果の発表が後日になるため、私は1次試験の合否がその最後まで判断できず、最終的に1次合格を知ってから、正味10日あまりで2次対策を行うことになりました。正直言って2次を受験するのは初めてですし、何をどうしたらいいかも分からないまま、CELのカウンセラーの方から、やはり何回か練習の場は設けた方が良いというアドバイスを受け、直前のIntensiveコースを3回ほど受講して、やり方や雰囲気だけでも掴んで本試験に臨みました。本試験では、自分では緊張していなかった(個人的には話すのが好きなので・・)つもりでしたが、1分間でのトピックの選択、スピーチ内容の整理、そして2分間での発表、その後の質疑応答とあっという間に過ぎ、結局後から考えると、緊張と練習不足により、スピーチの構成、質問への応対が不十分で、53点/100点で不合格という結果になりました。また、点数には反映されないものの、受験時のこちらの雰囲気や態度といったことも重要な要素であると実感しました。この1回目の反省から、まずはトピックに沿ったスピーチを的確に行うこと、質問を良く理解し、簡潔・明快に答えること、そしてそのためには何より、本試験に沿った練習の数を重ね、どんなトピックにも対応できる柔軟性を身につける必要性を痛感し、CELの週2回の2次模擬面接コースを受講することにしました。

 2次模擬面接コースは、毎回一人2本ずつスピーチを行い、Nativeの先生と質疑応答を行い、その都度「評価表」を頂くという形で進められて行きます。トピック内容は、過去問題の一覧表とCELが過去問題に沿って作った独自のリストから選び、予め準備して臨むという方法と、全く本試験と同じように、その場で5つの中から選び、スピーチするというImpromptuで行う方法があり、受講生によってやり方はまちまちでしたが、私はまずスピーチの構成をしっかりしたものにすると同時に、トピックに関連した情報収集の必要性を感じていたので、暫くは原稿を準備して授業に臨みました。もちろん、スピーチの練習ですから、原稿を準備したからといって読むことはできず、ポイントを押さえつつスピーチを行うことになります。スピーチといっても基本的には1次のエッセイと同様な考え方で取り組むことができ、まずIntroductionで自分の主張を明確にし、そしてその理由なりサポート文を2つ明示しつつ、それぞれに可能な限り具体例を挙げて補い、最後にConclusionを述べるという構成です。エッセイではPointsが初めから与えられているのと、理由等を3つほど述べることが異なる点でしょうか。トピックを見た段階で、自分の主張や1番目の理由なり具体例は比較的早く思い浮かぶのですが、2番目の理由と具体例を見つけるに時間がかかり、原稿を書く段階でも苦労するのですから、Impromptuで話すとなると、予め多くの話題に対するかなりな情報量を持っていることと、その情報の引き出し方に「熟練」を要すると思いました。

 Nativeの先生方からは。スピーチに対する質問以外に、その答え方やトピックに対するスピーチの構成の仕方、そして文法や発音のチェックを行ってもらえます。私はお喋りな人間なのですが、それとトピックに沿った内容を論理的にもちろん英語で話すとなると当たり前ですが事情は全く異なり、いつも途中で「う~ん」と唸り、先生方から指摘されていましたので、自分のスピーチは必ず録音して、後からスピーチの構成や内容、文法や発音のチェックを授業後毎回行いました。その都度、論理的に物事を考え、話すということの難しさや大切さを痛感しました。あとは先ほども触れましたが、トピック内容は、政治、経済、社会、科学・・と多岐に渡っており、特に近年では環境問題や教育問題が重要視されていましたので、それらの情報を集め、基本的な事項だけでも頭の中に入れておくということを意識して行っていました。今は時間があればインターネットで様々な情報が得られますが、パソコンが苦手な方はそこまで行わなくても、毎日の新聞を問題意識を持って読むということでも対処は可能かと思います。個人的には、授業と並行して日常生活の中で気づいたことなど自分でトピックを作り、それにブツブツと言いながら自分で答えるという自問自答練習を行っておりました。

 CELの先生方はアメリカ出身の方から英国の方まで幅広くいらっしゃり、本試験でもどこの国出身の試験官に当たるか分かりませんので、そういった意味ではアクセントや発音などバラエティーに富んだ先生方に接することができ、本試験対策には非常に効果的と思います。また、先生方の個性もまちまち(本試験もそのようですが・・)で、CELの先生方は概して優しい先生が多く、スピーチの修正点や発音等も丁寧に指導して頂け、楽しく授業を受けることができるのですが、あまり優しい先生ばかりに習っていると、自分などは甘い人間なので、不謹慎ながらも気の緩みが生じてきます。一方、中には非常に厳しい先生もいらっしゃって、スピーチの内容はもちろん、質疑応答や時間管理、そして発音やアクセントまで毎回厳しく指導して下さる先生もおり、当初はもうこの先生には習いたくないとまで思った先生もいらっしゃいましたし、受講生の方々の性格もいろいろだとは思いますが、個人的には上を目指すためにはより厳しい先生に「挑んでいく」姿勢が必要ではないかと感じています。試験に合格するための授業ですので、試験以上の「厳しさ」や「覚悟」が求められましょう。・・・と、申しましたが、厳しいと言われる先生方が決して生徒を「いじめ」ている訳ではなく、当然ながらあくまで合格のための「愛の鞭」であるということを敢えてここに申し添えておきます。そうした厳しい先生方とコースの後半には日常会話を笑いながら楽しむことができ、スピーチも「上達したね!」と言われることは何よりも自信につながります。その勢いで本試験に臨むことができるのです。今更さらながら改めて、さすがプロだな~とつくづく敬服しております。

 CELで毎週2回計4本のスピーチ練習と自分自身での練習を続ける中で、かなり自信もついてきましたので、授業の終盤は本試験と同様、ほとんどImpromptuでスピーチを行いました。スピーチ原稿を準備していくことは確かに情報を集め、整理し、論理的なスピーチ文を書くという意味で重要なのですが、本試験では当然原稿は持ち込めませんし、覚えていっても、そのトピックが出るとは限りませんので、私は直前には、過去問題を含め、自分でやったトピック毎に①自分の主張②理由など2つ③各理由の具体例をまとめ、そのKey wordのみ覚えるようにしました。その方が精神的にも楽ですし、練習を重ねる内に、いろんなトピックに共通して使えるKey wordのようなものが分かってきますので、それを重点的に覚えました。その他には、本試験の冒頭で試験官と日常会話を1分ほど行うのですが、1回目の試験では自己紹介を予想して準備していたのが、全く違う話題を振られ、臨機応変に対応できなかったため、2回目は自己紹介の練習はもちろん、どんな話題にも適宜対応できるようあれこれ回答を用意し臨みました。

 スピーチといっても一種のプレゼンテーションですので、突飛なことを言う必要は全くないのですが、如何に自分をアピールし、試験官の記憶に留めさせるかも重要な要素になってくると思います。私は仕事の関係でアフリカ諸国に行くことが多く、恐らく受験生の中では珍しいだろうと考えましたので、その点だけは少なくともアピールするよう心がけました。こうした練習のおかげで、本試験では全く緊張することなく、誠に先生方には申し訳ないのですが、多少トピックはずれのスピーチになってしまいましたが、その後の質疑応答でカバーできたようで、試験官の顔を笑顔で眺めながら、彼(女)等とのコミュニケーションや試験自体を楽しみつつ、合格することができました。

<受講生に便利なCELの受講システム>

 CELには上記以外にも様々な特徴や特色があります。既に触れましたが、各音声CDを頂けるというのは、私も以前幾つかの学校へ通いましたが初めてで、授業後の復習だけでなく、今でも続けているようにリスニングそのものの勉強に非常に役に立っています。また、インターネット授業も受けられますし、私は通学受講していましたが、インターネットにアクセスすれば受講生ならテキストはPDFファイルで保存されておりますので、授業後必要な箇所をプリントアウトして使用することができます。また授業でできなかった質問もメールで問い合わせることができ、そういった点では、現在の通信デジタル機器を最大限に生かした授業を行っていると言うことができると思います。

<知見を広め、楽しみながら継続。これが合格への道>

 最後になりましたが、改めて1級合格のお礼を申し上げると共に、今後の一層の精進をここに誓いたいと思います。英検1級は難関です。受講生の皆さんはそれぞれお忙しい中、時間をやりくりされて試験勉強を行っていることと思います。ただ、難関ではありますが、

 いや、難関だからこそ、試験の合格そのものだけを目的にするのではなく、合格後の生かし方を含め、苦しいながらも、楽しみつつ勉強されることが一番大切なように思います。幸い、英検の問題は他の英語資格試験と違って内容も多岐に渡り、英語の実力はもちろんのこと、多くの知見が試される試験でもあります。そういった意味で勉強は大変ですが、逆に今まで知らなかった様々な話題に触れ、新たな知見が得られると前向きに考えられ、楽しみながら勉強されることが結局は合格への最短距離のような気がします。楽しくなければ継続できませんし、継続こそが合格への道と思っております。その点、CELの授業はどれも内容が充実していて楽しく、そして素晴らしい先生方が揃っていらっしゃいますので、先生方を信じ、支えに、また目標にされ勉強を続けられることで、道を開くことができると確信しております。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
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