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受講生4 女性

試験の様子(福岡会場)

9:00-9:25 受付、10:00本番開始。試験官は北米人男性(30代??)、日本人女性(40代?)の2名。二人とも終始、笑みをたたえられ、感じのよい方でした。

質問内容

(以下、J:日本人試験官、N:ネイティブ試験官、A:受験者)

A: (ドアをノックして)Good morning.

N: Good morning. Have a seat. What is your name? Where do you live?

A: My name is ... I live in xxxx, Fukuoka city.

(ここからはかなり、あがっていたのであまり詳しく覚えていません。日本語で再現します)

N: 「私が旅行者と仮定して、日本を地理的に説明してください。」

A: (どう答えていいか、東経や北緯などを言わなければならないのか、とパニック状態に。)アジアにあり、中国大陸と海を挟んでいる。太平洋の上にある等となんとか、答える。

N: 「今度は歴史について質問します。銃はいつ、輸入されましたか?」

A: (GunをGodと聞き違えて、また、パニックに。)神道の起源の説明をもごもごとし始める。

N: 私の勘違いに気づかれ、"Gun"と発音して、もう一度、質問を繰り返されました。

A: 「1543年にヨーロッパから輸入されました。」

N: 「日本のどこで生産されたのか? 何のために使ったのか?」

A: 「サムライが合戦で使いました」

N: 「日本で最も成功している産業は何だと思いますか?」

A: 「自動車産業だと思います」

N: 「どうして、自動車産業で成功したと思いますか」

A: 「日本人がGroup-orientedであり、学校でもそのように教育をされているので、工場での労働に向いていたという一面があると思います。ただ、韓国もこれから伸びていくと思います。日本の自動車産業はもっと、デザインなどで外国のニーズに合わせるようにすればよいでしょう。」(やっと、ここからはスムーズに話せるようになりました。)

N: 「私が旅行をするとして、福岡空港から博多駅には簡単に行けますか?」

A: 「ええ、簡単です。英語のサインがいろいろなところにありますから。」(福岡空港も博多駅もよく知っていますので、自信たっぷりに言うことができました)

N: 「日本のお正月について話してください。」

A: 「日本のお正月には、多くの人が神社に行きます。故郷に帰る人もいます。また、お正月にはお祝いの料理として、三段の重箱に入った料理、おせちを食べます。材料には、それぞれ、意味が込められています。たとえば、エビには長寿、等の意味があるのですよ」

N: 「お正月は何日間ですか?」

A: 「6日間です。」(え、と顔をされたので、気がついて言い直した)「3日間です。」(なぜか、sixとthreeを言い間違える)

N: 「日本の典型的な朝ごはんは何ですか?」

A: 「私自身は典型的ではなくて、シリアルを食べているのですが、世代が上の人には、ごはんと焼き魚とみそ汁の人が多いです。」(シリアルなど、余計なことを言ったかとも思ったのですが、朝が和食の人ばかりではないので、overgeneralizeしたくない、という気持ちがありました)

(ここでJがカードでNに指示を出して、ここから日本語の質問にかわりました。)

J: 「ここからは、日本語でお尋ねします。あなたが通訳案内士になったとして、どんなことに配慮したいと思いますか」

A: 「私は九州を中心に活動したいと考えており、中国語と英語ができますので、アジアの旅行者の多様性に対応したいと思っています。たとえば、宗教的な制限、食事やお祈りの時間などについて配慮をしたりするため、あらかじめ、ご希望を聞きます。またお家族でのご旅行が多いと思いますので、お年を召した方やお子様に心配りをしたいです。前もって、よく現地の下調べをします。」(常々、思っていることを心をこめて話しました)

J: 「ありがとうございました。以上です。」

A: 「ありがとうございました。Thank you very much.」(部屋を出るとき、もう一度、会釈した。)

試験を終えて

英検1級取得で一次免除、日本地理、日本歴史、一般常識に昨年合格し、昨年度は仕事で口述試験を受験できなかったため、初めての口述試験(しかも、日本地理・歴史は1年ほど遠ざかっている状態)で、準備不足の感は否めません。
口述試験は独学では無理、と上京して、CELで口述試験の特訓を2回、受けましたが、時間がゆるせば、もっと受けたかったです。他の受講生から学ぶ点も多く、ダン先生のおっしゃったCommunicativeであること、Descriptiveであることが大事だと思いました。覚えていることを諳んじるよりも、自分の言葉で説明するよう心がけましたが、もっと練習をしたほうがよかったと反省しています。
今回、自己紹介をしてください、という問いかけはなかったため、特にしませんでした。
会場で他の受験者を見て気付いたことを一点。福岡の会場は大学だったため、広いキャンパス(しかも、階段や坂が多く、バリアフリーではない)をスーツケースやキャリーバックなどを転がして歩くのは大変だったのでは、と思います。荷物すべてをもって受付、待合室、面接会場、試験後の待合室を移動しなければならないので、遠方からの受験者はホテルなどに重い荷物は預けて来られたほうがよいかもしれません。

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