2021年度
通訳ガイド(全国通訳案内士)2次試験レポート

受講生7

(0) 集合時刻

13:00~13:25

(1) 試験会場到着から試験室入室までの手順

12:40に会場着。受付時間前に到着した人は控室が使えると言われ、ラウンジのような場所を案内される。テーブルと椅子があり、20人ぐらいの方がいた。13時少し前にまもなく受付開始との案内があり、外へ出る。受験票に記載の数字毎に(受付時間の枠内に「窓口(2)」と記載あり)縦1列に並んで待つ。今のうちにトイレに行きたい人は行くように、受付後は自由にいけなくなりますと言われ、トイレに行きまた並んだ。前から3人ずつ中に入るよう言われ、番号と同じ(2)で受付。写真付き身分証明書を見せて、受験番号と8-(1)という番号が記載されたカード(首から下げる)を受け取る。携帯電話の電源を切ってから広いホールに入ると、8-(1)座席に案内された。ホールでは、トイレに行きたい人は係員付き添いで行くようになっていた。13時半から説明が始まり、その後は参考書などの資料は見れなかった。10分ほどの説明の後、(4)から順に呼ばれ、数字毎に試験会場に移動。8-(1)という数字は、第8部屋の(1)番目に試験を受ける人、という意味だった。部屋の少し手前で一度着席して待機、その後部屋の前にある椅子に移動して待機。日本人試験官の方がドアを開けてくださり入室。

(2) 試験官の性別、推定年齢、(外国人面接官はアクセントから判断して)国籍

日本人試験官は40代後半~50代前半の女性、外国人試験官は40代後半の、おそらくイギリス人

(3)自己紹介等のイントロのやり取り

日本人試験官の方から英語で、名前、生年月日、現在の住まいを言うように言われ答える。やり取りというよりあくまでもリストを確認する為の事務的な感じ。その後すぐにプレゼンに移る。

(4) プレゼンテーションの3つのトピック

トピックはデジタル庁、城下町、七夕飾り。
考える時間は30秒、自分の選んだトピックを英語で言ってから、2分程度でプレゼンを始めるようにとの指示(指示は日本語)。30秒でタイマーが鳴った。プレゼンを始めて2分過ぎる頃では?と思っていたがタイマーは鳴らず。そろそろかと思い、自分からプレゼンを終わらせた。

(5) ご自身の選択したトピック

城下町

(6) ご自身のプレゼンテーションの再現

日本では、江戸時代(17世紀初め〜19世紀半ば)の前の時代に、大名によって城が造られた。大名はそこを起点に自分の領土を広げる為に戦い、城を中心に人々が集まって住むようになった。日本の城は、堀に囲まれた石垣の上に建つ天守閣やその他の建物が特徴である。日本にはいくつか有名な城下町があるが、兵庫県姫路市は有名だ。白鷺城とも言われ、白い壁と黒い瓦屋根が美しい。城を中心に街が広がっているのがよくわかるので、ぜひ行ってみてください。…というような話をしたと思う。緊張していたのと2分という時間が気になり、世界遺産や国宝であることも言わぬまま終わらせてしまった。内容も、城の説明が多くなり良くなかったと思う。

(7) Q&Aのやり取りの再現

1. 姫路市は東京から遠い?⇒新幹線で4時間ほどで、さほど遠くはないです。
2. 東京の近くには城下町はあるか?⇒はい、あります。
(ここですぐに小田原はそう?と聞かれ、)はいそうです、東京から1時間ぐらいで、小田原城もまた美しいです。
3. 姫路とどちらが大きい?⇒姫路です。

Q&Aは2分前後か。タイマーが鳴ったので、きちんと時間を計られていたように感じました。

(8) 通訳の日本文

出汁はさまざまな日本料理に使われます。味噌汁やだし巻き卵、うどん、蕎麦のスープとしても使われ、食材(料理?) の味を引き立てます。インスタントやティーバックの出汁もあります。

日本語がかなりゆっくりで、言葉の切れ目もおや?と思う箇所もあり、大意を取って訳す練習をしていた私にはかえって難しく感じた。

(9) ご自身の英語訳の再現

よく覚えていない。

(10) situationの内容 

日本食を自分の国に持って帰りたい。何がおすすめか。
条件として、お客様はイギリスでレストランを経営している。

(11) 試験官とのrole play応答内容の再現

(A)日本食をお持ち帰りになるのは良いですね。どんな料理が気に入りましたか?
(N)寿司、天ぷらなどが美味しかった。出汁も気に入った。
(A)では、インスタントの味噌汁や粉末の出汁などもありますよ。
(N)税関で引っかからないか心配だ。
(A)食材にもよりますが、インスタント類は大丈夫です。生だと検疫に寄る必要があります。何をお持ち帰りになれるかは調べてみるので、ご心配いりません。
(N)ネットでも日本食は買えるか?
(A)はい、買えます。いろいろありますが、何が買えるかは店や食材にもよります。

(12) 追加のQ&A(もしあれば)

特になし

(13) 終了後、退出してから解散までの手順

日本人試験官の方から、以上で終了です。忘れ物をしないようにお帰りください、と言われ、自分の筆記用具を片付けて荷物をまとめる。立ち上がると、お二人とも下を向いて評価シートに記入されていたのでThank you for today’s interview.と言ってからドアへ向かい、部屋を出る時も一礼してThank you.と言って退室した。同じフロアの端に案内され、おそらく(1)が全員集まるまで10分ほどそこで待機。その後、別の建物の控室に案内された。ここで(4)までの全員が集まるまで待機し、解散。解散したのは15:15だった。

(14) 全体を通しての感想など

楽しもう、おもてなしをする気持ちでやろうと考えてはいましたが、実際はかなり緊張してしまい、思うようにいきませんでした。後から、あれも言っていないこれも言っていない、なんだかトンチンカンな事を言ってしまったな…とばかり思い出されます。今思えば、通訳問題やシチュエーション、Q&Aも、CELの模擬面接より簡単だったと思います。しかし、二次面接を経験できた事自体、本当に勉強になりました。CELの模擬面接は、1人でプレゼンや通訳練習をするより、より現実的な練習ができました。お客様目線で考える事の大切さを教えて頂き、来年はもっと上手くできるのではないかと思います。魅力的な卒業生の方々にもお会いでき、ああなれたら良いなと合格への気持ちが強くなりました。外国人の先生との模擬面接も、CELで直接お会いする形で出来たら有難いと思いました。ありがとうございました。

 

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