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通訳ガイド試験合格者の声
<2004年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声CELの先生方とクラスメートに支えられて合格

渡辺 和子さん (通学受講 & Internet受講)

<CELとの出会い>

 私のCELとの出会いは3度目の通訳ガイド試験1次不合格通知を受け取ってすぐの2003年9月にGICSS(編注:CELが後援する通訳ガイド&コミュニケーションスキル研究会)の日光研修に参加し、そこでCEL最高経営責任者の曽根さんとCEL卒業生の原祐子さん(編注:2002年度通訳ガイド試験合格)にお目にかかったことがきっかけでした。
 その研修で、プロの通訳ガイドとしてご活躍なさっているみなさんにお目にかかり、次回は必ず合格して私も仲間に加わりたいと強く思い、試験合格に向けての勉強方法をお伺いしたところ、親身に相談にのってくださったのがこのお二人でした。お二人の助言がなければ、いまだに私は合格することができなかったと思います。本当にありがとうございました。

 2003年10月にCELの通訳ガイド特別講義に参加いたしまして、江口先生の素晴らしさに感動し、先生について行こうと心に決めました(笑)。

<基礎固め>

 コース選びでは大変迷いましたが、CEL入学以前の2年間の勉強で自分の基礎力のなさを痛感しておりましたので、Preparationコースから始めることにしました。通訳ガイド1次対策コースをとらないでいては遅れをとるのでは?と焦ったりもしましたが、どっちつかずになるのが一番よくないと思い直しました。結果的にこの選択は間違っていませんでした。CELのコースはすべて3ヶ月単位でしたので、その都度自分の進度によってコースの選択を見直せるところがとてもよかったと思います。
 Preparationコースでは、基礎の文法から丁寧に教えていただき、目から鱗の連続でした。またこのコースは、復習重点型になっておりましたので、時間的にも無理なく勉強できました。

 年が明けてから、コースにも慣れて少し時間に余裕がもてるようになった気がしましたので、Buildup Reading & Listeningコースの通信クラスにも途中入会することにしました。

 Buildupコースは、実際に始まってみると盛りだくさんで、フルタイムで働いていた私にはやはり時間的にかなり厳しくなりましたが、教材の面白さと花野先生の丁寧な説明に「がんばってやり遂げよう」という気にさせられました。本当に勉強時間がとれず、授業と復習は、listening部分以外ほとんど通勤の電車の中でやりました。Buildup コースを受講したおかげで、英語の総合力をあげることが出来たことが、その後の通訳ガイド試験の勉強にとても役立ちました。

<1次対策>

 2004年3月より通訳ガイド1次対策コースと通訳ガイド日本事情コースを受講しました。両コースともとても充実した内容で、予習・復習だけでアップアップ状態でしたが、江口先生のテンポある授業と知識の深さに感動しながら楽しく受講できました。また復習の段階で出てきた疑問もメールで質問できるシステムは、すぐに疑問点が解決でき、とてもよかったです。

 3月末ごろ、通訳ガイド試験のスケジュールが変更され、従来の1次試験と3次試験が9月に同時に行われることになりました。英語もままならないのに、まったく手を付けていない日本地理と歴史の勉強なんてどうしたらいいの?!と動揺してしまい、CELにメールをして相談しました。スタッフの田中さんからすぐに返信を頂きまして「情報に振り回されず、現時点で進行中の勉強に集中してください。」と助言いただき、本当に気持ちが落ち着きました。正直7月本試験では時間がない~~と焦っていた頃でしたので、9月に試験がずれたことで少し気持ちが楽になりました。また、春から日本事情コースを受講して、地理・歴史の勉強を始めていたことも安心材料となりました。

 そうこうしているうちに、体調をすっかり崩してしまい、6月は会社にもほとんど出社できず、もちろん勉強も全くといっていいほどできない状態に陥りました。この時は本当に「神様が今年はあきらめなさい。」と言っているのかしら・・・と弱気になってしまいました。あんなに楽しみにして、がんばって通っていたCELにも通うことができず、残り数回を急遽、通学受講から通信受講に変更していただきました。こんな時もCELの柔軟な対応に大変感謝いたしました。そして、ここまでがんばってきたのだから「だめもと」でやってみようと思い直し、通学に復帰できたのが、7月頭の「完全シミュレーション模試」からでした。

 1ヶ月間ほとんど勉強していなかったのですから、結果はご想像の通り惨憺たるもの。特に、日本地理・歴史・一般常識の試験はビリから数えたほうが早いというひどい成績でした。ただ、「1ヶ月勉強していなかったのだから遅れていて当たり前。これから直前講習で、できるだけ挽回するようがんばろう。」と開き直ることができました。それ以降は、とにかく授業には必ず出席し、江口先生がおっしゃることはすべてやるようにしました。教材のワークブックは通勤電車などで暗記するように努め、自宅では地図を頭に入れるための「地図上の日本一週旅行」を復習がてらやっていたら、いつの間にか夜中の3時を過ぎていたこともありました。

 日本地理と歴史の勉強に関しては、範囲があまりにも広く、やればやるほど不安になりましたが、一緒に試験に向けて勉強している仲間たちと情報交換をしながら、疑問点はその場で解決するようにしました。

 授業の度に、自分の知識のなさを痛感し落ち込みました。そのたびに江口先生にはっぱをかけて頂き、「とにかくやろう!」という気持ちを起こさせていただきました。

 結局最後の授業になっても自分の知識に自信がもてるまでにはなれませんでしたが、こんな私でも合格点がとれるまでのレベルになれたのは、要点だけに絞られたCELオリジナルのコンパクトな教材と江口先生の指導力のお蔭です。私の実体験からですが、日本地理と歴史の勉強に関しては、江口先生の教えに従って短期集中でがんばれば、必ずなんとかなること請け合いです。

 一方で、私の場合は直前に英語の勉強がおろそかになってしまい、とても慌ててしまいました。そこで、すでにやったCEL通訳ガイド1次コースのテキスト中の和文英訳と時事単語の部分をやり直しました。とくに和文英訳の部分は順序だてて文章が組み立てられるようになっていますので、本試験のあいまいな表現にも慌てずにすんだと思います。

 こうして臨んだ本試験でしたが、手ごたえのないまま終わり、江口先生の本試験解説授業を聞いて「また今年もだめだ。」とがっかりしたところ、江口先生が「今年の1次試験の合否にかかわらず、いつかは2次試験の勉強をやらなけらばならないのですから、2次面接試験の勉強を始めて下さい。」とおっしゃったのを聞いて、心を入れ替えて、合格発表までの間、通訳ガイド2次対策コースを受講することにしました。

<2次対策>

 1次試験に気をとられるあまり、すっかり英語を話すことから遠ざかってしまい、またまたどうしようと焦り出しました。Dan先生の2次対策の授業は厳しかったですが、文法の間違いなども含めて、丁寧にアドバイスしてくださり、回を追うごとに楽しくなってきました。

 そんな中、奇跡的に1次試験の合格通知を受け取ったときには嬉しくて舞い上がりました。がんばれば報われることを実感しました。
 嬉しかったのも束の間、今度は難関の面接試験が待ち受けていると、再び焦りを感じました。しかしここまできたら、やるしかありません。CELの2次Intensive Classにすぐに申し込み、2日に1回の割合で参加しました。2次Intensive Classでは、厳しくて、でも同時に親切なCELのネイティブの先生方と、同じ目標に向かってがんばっている多くの仲間と出会うことができました。特に試験直前最後の2週間、私とともに学校外でもカラオケボックスで面接の練習を一緒にして下さったCELのクラスメートのみなさんには本当に感謝しております。一人では、あれほど集中して勉強することは不可能だったと思います。授業に出る度にインタビューの出来の悪さに「やっぱり、もうだめだ。」という思いにとりつかれましたが、いつも激励の言葉を下さった先生方、そしてクラスメートの皆様に本当に感謝しております。

 面接試験当日は、「印象が大事」という曽根さんのお言葉の通り、面接用に1年前から用意していたスーツを着て行きました。朝は口慣らしのために時間より早くCELの仲間数人で集まり、簡単な問題などを出し合いました。私の面接試験の開始時刻は、みなさんの中で一番最後でしたので、次々みなさんが試験場に向かわれるのを見てだんだん緊張してきました。

 待合室までは「これだけがんばってきたのだから、大丈夫」と自分に言い聞かせつつ順番を待ちました。その甲斐もなく、面接試験会場に入室した途端に、あまりの緊張で何がなんだか分からなくなりました。それほど難しい質問をされなかったにもかかわらず、最後まで「こんなはずじゃ・・・」という言葉が頭の中をめぐっていました。それでもとにかくアイコンタクトと笑顔だけでもと努力しましたが、結局最低の手ごたえで終わってしまいました。

 その日はあまりのショックに食事も喉に通らず、面接試験のことを思い出すたびに情けなくて涙が出てきました。それでも、周りのみなさんの優しいお言葉に支えられ、なんとか立ち直ることができました。
 そんなわけで、来年も面接試験を受ける気で勉強を再開した矢先に合格通知を受け取り、もう天にも登るほど本当に嬉しかったです。なぜ私が合格できたのかはいまだに分かりませんが、おそらくは「通訳ガイドになりたい!」という必死の熱意が試験官にも伝わったのでしょう。

<感謝、そして夢に向けて>

 今振り返ってみますと、通訳ガイド試験の勉強を始めて以来、本当にいろいろなことが身の上に起きて、思うように勉強が進まないこともたくさんありました。人生いつ何が起こるか分からないので、やれることはできる時にやっておかなければならないことを痛感致しました。今後はこれを教訓に何事も後回しにせず、できる時に精一杯やりたいと思います。
 最後に、CEL英語ソリューションズでお世話になりました江口先生・Dan先生・花野先生・曽根さん・田中さんはじめスタッフのみなさま、そしてCELを通じて知り合うことのできた勉強仲間の皆様にお礼を述べたいと思います。本当にありがとうございました。この貴重なご縁を大切に、今度は通訳ガイドという夢に向かって進みたいと思います。


※その後、通訳ガイドとしてご活躍されているご様子をご報告いただきました。こちらをご覧下さい>>