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通訳ガイド試験合格者の声
<2006年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声充実していたCELでの学び

中村 誠さん(通学受講)
>>受講歴 通訳ガイド2次直前セミナー1通訳ガイド2次直前セミナー2
<英検1級の次をめざして> 

 私がCEL英語ソリューションズのことを知ったのは、2002年3月のことでした。前年に英検1級に合格し、英語学習の次の目標を探していた時に、「ヒアリングマラソン」で有名なアルクが主催して横浜で開催された総合語学イベントに参加しました。そこで、CELのブースにいたスタッフの方から、通訳ガイド試験のことを教えていただき、翌月のCEL全般を紹介するセミナーに参加しました。

 このセミナーで通訳ガイドについてたいへん興味を持ちました。その際に購入したのが、名著「英語で語る日本事情」(Japan Times社刊)でした。その日は、著者である江口先生にサインをいただいて帰ったのですが、この本が江口先生とのご縁の始まりでした。

<英検1級保有の特典を利用>

 ここで、「一念発起して通訳ガイドに挑戦!」となれば、とても格好良いのですが、当時は「英検と同じような修業を、また行うのか・・・」という気持ちでした。書店で過去の本試験問題を見たところ、地道な勉強が不可欠と判り、また、その頃通訳の勉強を始めていたこともあり、通訳ガイド試験受験は将来の課題として残りました。

 ところが、大きな神風が吹きました。国土交通省が通訳案内士試験のシステムを変更し、「英検1級保持者は、最難関の英語1次筆記試験免除」としてくれたのです。この吉報に飛びついた訳です。久々の日本地理・歴史の勉強に不安はありましたが、とりあえず、挑戦することにしました。2006年4月のことです。

<短期集中でも万全だったCELの2次試験対策>

 CELにお世話になったのは、2次面接試験対策です。

 2006年11月17日(金)、JNTO(国際観光振興機構)で1次筆記試験の合格者名簿に自分の名前があったのを確かめてから、すぐにCELに向かい、2次Intensive Classを申し込みました。日本語筆記試験の自己採点の結果、「1次試験に合格できる」とは思っていましたが、実際合格発表されて、合格を自分の目で確かめるまでは2次試験の準備モードに入れなかったのです。

とにかく、普段は英語を喋っていないので、いかに英語を口に出して練習するかに腐心しました。iPod shuffleに「英語で語る日本事情」の付録CDを録音し、通勤・帰宅途上で聴き続け、自宅や最寄駅まで歩いて行く間にシャドーイングしました。

実質、1次試験の合格発表からの2週間だけが準備期間だったのですが、CELの2次Intensive Class を十二分に活用しました。このクラスは、外国人講師1名に受講生4名まで限定という少人数クラスです。受講生が1人ずつ本番さながらの形式でインタビューを複数回受けられ、自分の何が良くて、何が足りないかというフィードバックをいただくことができました。クラスでは、「明るく、励ましてくれる」というNative Instructorsの基本姿勢を感じ、短い準備期間でとかく不安に陥りがちな受験生としては、おおいに勇気づけられました。

 同時に、非常に役立ったのは、CELの「通訳ガイド2次試験の気になる点すべてお答えしますセミナー」で、まさしく本番を目前に控えた2次試験受験者にとっては、有益な情報の宝庫でした。曽根先生や江口先生からの「2次試験は、外資系企業の就職面接のようなものだから、きちんとしたBusiness Attireで臨むこと」、「本番の面接では、事前に準備していないテーマが聞かれるのが普通。でも、沈黙は禁なので、会話を転がすこと」等々、実践的なアドバイスが満載でした。このセミナー、万難を排して出席して、本当に良かったと思います。私がしたことは、CELで教えていただいたことをそのまま地道に実践しただけですが、これが成功につながりました。

 本番の面接では、以下のとおりハッキリとした手応えを感じました。

(1) とにかく、「楽しかった」のひと言に尽きる。3名の試験官と会話を楽しむことが出来た。

(2) 最初から、Examinersが微笑みをもって私を迎えてくれたので、とてもリラックスして臨むことができた。自己紹介で、私が用意したネタで笑ってくれたので、勢いのついたまま質問に答えられた。この先制攻撃は極めて有効だった。

(3) 話す内容はともかく、会話が途切れることはなかったので、流暢に話すことが出来た。

(4) 試験中は、「背筋を伸ばしての、笑顔でのアイ・コンタクト」を心がけた。これを実践した上で、十分なジェスチャーを入れながら話した。

<合格発表に一番乗り>

 2007年2月9日(金)、この日はJNTOに朝9時前から詰めかけ、日本で一番早く歴史の証人になりました。ツーリスト・インフォメーションセンターで、久々に、大歓声を上げてしまいました。その場にいたJNTOの方々の拍手が忘れられません。

 その後、霞ヶ関の政府刊行物サービス・センターで、家宝とするべく合格者名簿が掲載されている当日の官報(号外!)を購入して、その足で高田馬場のCELに向かいました。スタッフの方にもたいへん喜んでいただき、とても嬉しく思いました。

<通訳ガイドのオンリーワンめざして>

通訳案内士の国家試験は、日本から英語で発信する者にとって、日本のことを学ぶには最適な試験です。1次筆記試験のために日本の地理・歴史・一般常識を学び、それを2次面接試験で口に出して説明するという、非常にバランスの取れた試験です。私の場合、幸いなことに、英検1級を保有しているので最難関の1次英語筆記試験は免除でしたが、今回、通訳案内士の国家試験を受けてみて、日本についての学びを深めることが出来ました。

 国家資格を得たことは非常に嬉しいのですが、ここからが始まりです。CEL主催の“Celebration Party”では、江口先生、曽根先生やスタッフの方々にお祝いしていただき、とても嬉しく思いました。一方で、ゲストのGICSS(通訳ガイド&コミュニケーション・スキル研究会)の松岡明子先生からお話しを伺い、今後、プロの通訳ガイドとして活動するには、あまりにも多くのことを学ばなければならないと、覚悟を新たにしました。合格者数が増えたということは、プロの通訳ガイド間の競争激化を意味します。現在、フルタイムで組織人として働く私が、すぐに通訳ガイドとして稼動することはないのですが、将来を考えて、今から十分に準備をしておくことにしました。一方で、通訳ガイドを目指して培ってきた英語のスキルを、勤務先の業務に活かせれば・・・と思っています。

 私は全日本スキー連盟の正指導員の資格を持っていますが、この資格を持っている人は全国に大勢います。そして通訳案内士も、今年新たに全国で英語だけで787名が合格しました。この2つの集合(スキー正指導員&通訳案内士)の重なりに入る私、「ナンバーワン」にはなれなくても、将来「オンリーワン」を目指せると思っています。これから余暇の中で研鑽することが増えました。

 先日、東京都庁で通訳案内士の登録を行いました。登録証を受け取ったのですが、“National Guide Certificate”と、“National”の部分が太文字になっていました。登録証自体が「地域限定ではなく、日本全国で、報酬を得て通訳案内をして良い」と謳っている訳です。ますます研鑽しなければならないと痛感しました。

 江口先生には、1次試験合格と最終合格の時にも、「英語で語る日本事情」にサインいただきました。試験勉強で多いに活用させていただいたこの本は、将来通訳ガイドとして活動する際にも、必ずや役立つことでしょう。

 通訳案内士への挑戦は、試験自体は一回で終わりましたが、「試験合格前よりも、試験合格後の人生の方が長い」ことを肝に銘じて、これからも着実に学んでいこうと思います。

 2002年にアルクのイベントで通訳案内士試験受験の契機を与えていただいたこと、そしてそこから始まる私の願いをかなえていただいたことに、江口先生、曽根先生、スタッフの田中さんを始め、CEL英語ソリューションズの方々には心から感謝しています。

 本当にありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いします。



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