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通訳ガイド試験合格者の声
<2006年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声CELでかなえた二つの夢

佐治 博さん(通学受講)
>>受講歴 英検1級コース通訳ガイド1次・2次コース通訳ガイド2次直前セミナー

<CELで受講をはじめたきっかけ>

 私は会社員で知的財産のライセンス業務に従事しています。海外案件も担当している関係から、英語は必要で、2003年にはTOEICスコアも900点を超えるようになりました。そんな折、上司より英検1級の受験を勧められ受験しましたが、結果は不合格C。試験対策に英会話学校で個人レッスンを組んでもらっても、授業料が高い上に充分な授業時間も確保できず、結果も出ないという状態が続きました。英検1級に合格するには、高度なボキャブラリー、読解力、作文力、リスニング力が必要であるとつくづく思いました。

 独学での試験勉強に手詰まりを感じた頃、CELのホームページを見つけました。「本物の英語力をつけるために最適な資格試験は、通訳ガイド試験と英検1級しかない」という言葉の真実味に納得し、2004年からCELの英検1級コースを受講することを決めました。

<まず英検1級に合格>

 英検1級コースでは毎週本番と同じ形式のCELオリジナルの模擬テストを受けます。全体順位、偏差値に加えて、出題セクションごとの偏差値もフィードバックされるので、自分の弱点がわかりますし、「次は順位を上げるぞ!」とモチベーションを維持しながら学習に取り組むこともできました。

 模擬テストと詳細な解説資料(リスニングセクションのCD付)は普段の学習教材としても最適です。ボキャブラリーセクションの単語は精選された重要単語ばかりです。私はそれぞれの単語を使ってSentenceを作り、単語の部分をマスキングして単語を覚えました。またリーディングセクションやリスニングセクションには、重要なグラマーやイディオムが頻出しています。田中先生のアドバイスに従って、繰り返し文章を音読したり、リスニングセクションのCDをシャドーイング、オーバーラッピングをしたりすることで読解力やリスニング力が高まると共に自然な英語表現が身につきました。

 またエッセイの添削をしてもらえたのも有難かったです。英会話やTOEIC対策を中心に勉強してきた自分は「フォーマルに英語を書く」ことに心得が無かったので、模擬試験のエッセイの添削ではいつも「Awkward!」とか「Poor!」と、ネイティブの添削者からの厳しいコメントが返ってきました。田中先生は毎回テストの解説授業の折に、「エッセイではIntroduction、Body、Conclusionの構成で書くこと」「それぞれのParagraphの最初には必ずIndentを入れること」などに始まるWritingの基礎を強調して、徹底的に教えて下さいました。これらの点に注意し、自然な英語を使うことを心がけた結果、一次試験に合格した時には、エッセイは28点中22点と合格者平均に追いつくことができました。

 上記の様に、教材と授業をフルに活用した結果、CEL入校半年後の2004年度第3回試験で念願かなって英検1級合格を果たすことができたのです。

<通訳ガイド試験に挑戦>

 学生時代、旅好きで歴史に興味があった私にとって、日本地理・歴史の知識が活かせる通訳ガイドは憧れの資格でした。しかし、当時の私の語学力では高嶺の花でもありました。ところが、試験制度改正による英検1級資格保有者の英語筆記試験免除という追い風を受けて、大きなチャンスに巡り合うこととなりました。迷わず英検受験を通じて深い信頼を置くCELで日本語筆記試験対策と二次面接試験対策のコースを受講することにしました。

 江口先生の日本語筆記試験対策は圧巻でした。地図上で国立公園と国定公園を巡る日本の旅はとても楽しく、西海国立公園の九十九島の海に沈む夕日や琵琶湖国定公園の近江坂本から見る夕日に染まった琵琶湖等お話で伺っただけなのにとても旅情をそそられました。また、江口先生が教えてくださる数々の歴史の逸話もとても興味深いものでした。江口先生の魅力に富む授業を通じて、通訳ガイドとは自国の歴史、文化に誇りと高い見識をもってお客様に楽しんで頂く仕事なのだと教わったように思います。しかし江口先生の本領は授業が面白いだけなのではありません。確かな問題予想力をもっておられて、問題予想にあわせてワークブックや授業のポイントをフォーカスして下さるので要点を短時間に且つ効率的に覚えることができました。

 2006年度の本番の日本語筆記試験において、CELで受講していて良かったと思ったことがたくさん有りました。例えば、地理の試験はほぼ100%CELの教材や授業でカバーされていましたし、歴史も先生が「美術品の写真が出題される可能性が高い」と言われていた通り、出題されました。定朝作の阿弥陀如来像は実物の写真を確認していなかったら不正解だったかもしれません。更に、難問が多かった一般常識でも、直木賞、アイヌ文化振興法、少年法改正、都道府県人口などCELの教材でカバーされている問題が多くありました。CELの講義のお蔭で、自己採点ではありますが、地理と歴史は満点、一般常識は8割以上取ることができ、難なく一次を突破することができました。

<CELの優れた二次対策>

 私は英検1級二次試験対策Intensive Classおよび通訳ガイド二次対策コースとIntensive Classを受講しましたが、どのクラスもとても臨場感がありました。Dan先生をはじめとするCELのNative Speakerの先生方は通訳ガイド試験内容を熟知しており、Mock Interviewでは日本人が答えにとまどうような難しい質問を投げかけてきますので、訓練とはいえ本番さながらの雰囲気でした。クラスメートのレベルも高く、彼らの前で英語を話すのも当然緊張します。しかしそのような状況の中で回答内容をまとめ応答する訓練をつむことが、どれほど英語のコミュニケーション能力の向上に役立つか計り知れません。英検1級も通訳ガイド試験も、二次面接試験本番では、私のスピーチやプレゼンテーションは、緊張の余り、出来は普段の半分程度だったかもしれません。しかしどちらの試験も一回で合格することができました。CELの面接試験対策がいかにハイレベルで実戦的であったかということの証ではないかと思います。

 また、Dan先生は面接用に模範解答を暗記することを厳しく戒めています。そして色々な事象に対して自分なりの表現で説明することの大切さを強調されました。江口先生、Dan先生共著の「英語で語る日本事情」(Japan Times社刊)を参考にしながら、地理、歴史、文化、日本人の行動様式等について自分なりの考えをまとめクラスでプレゼンし、ディスカッションするのはとても楽しく、応答力を高めることができました。

 本番の通訳ガイド二次面接試験では「日本の地理について述べよ」とか「外国人の行動のうち日本では無礼とされるものはあるか」等若干概念的な質問もありました。このような質問に対しては関連する具体事例をとっさに見つけ、自分なりの表現で応答するしかありません。例題と模範解答を丸暗記するスタイルでは柔軟なリアクションは取れないでしょう。CELの二次対策で培ったコミュニケーション能力を活かして、暗記に頼らず柔軟でオリジナルな応答ができたと思います。

 その他一次試験直後に、曽根先生の「2次試験の気になる点すべてお答えしますセミナー」に参加させていただきました。通訳ガイド二次面接試験は一種の就職面接であり、ガイドとしてのやる気を示すことや素早く的確に応答することが肝要であることをうかがい、試験準備に先立ち気構えを整えることができました。前年度合格者の方たちの体験を伺う機会にも恵まれ、勉強方法は勿論、面接当日の服装、ウォーミングアップ方法等細かい所迄とても具体的で有益なアドバイスを頂き参考にすることができました。

<合格して思う事>

 CELに入って約2年半で英検1級と通訳ガイドの資格を取得することができました。自分でも驚きですが、これはCELに通ったからこそ可能だったのだと思います。世の中には英検1級取得に特化した学校、通訳ガイド資格取得に特化した学校もあります。しかしCELは両方を目標に掲げています。読む、聴く、書く、話すという4技能をバランスよくレベルアップし「真の英語力」を身に付ければ二つの資格は必然的に合格できるというCELの理念とカリキュラムがあればこそ掲げられる目標なのだと思います。実際私は、CELの授業と教材だけを頼りに二つの試験に合格しました。TOEICスコアも900点台を維持しています。CELを信じて努力してきて本当に良かったと思っています。

 さらに、CELの試験傾向の分析にも感銘を受けました。CELの調べによれば、2006年度の通訳ガイド試験を約830名の英検1級保有者が受験したそうです。その中で合格したのは386名。半数以上は落ちるということです。私もCELの通訳ガイド二次対策クラスで他の英検1級保有者が流暢に応答するのを聞いて実感しましたが、高レベルで力の拮抗した受験者の中で上位半分に残るのはなかなか難しいことです。一方、一次英語筆記試験免除のない受験者は約3,700名、合格者は314名とのことで、合格率は一桁の8%台となり、引き続き通訳ガイド試験は難関試験であるとCELは分析しています。今年度の英語受験者全体での合格率が16.8%と、昨年度の10.5%よりずいぶん高くなったので、一見したところ、平易な試験になったような印象を持たれるかも知れませんが、CELのこうした調査・分析を見て、私は今回の合格を素直に喜ぶことができます。試験出題内容の分析を含めて、ここまで詳細に調査・分析するのはCELだけです。

 今後はCELで培った「真の英語力」に更に磨きをかけ、自分の業務および国際交流のボランティア等に活かしてゆきたいと思っています。

 最後に、試験準備や結果待ちの間、暖かく相談にのって下さり、応援して下さったCELのスタッフの皆様に感謝して、合格体験談を終了させていただきます。今後のCELの更なるご発展を祈念しております。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
英検1級試験対策を万全に通訳ガイド(通訳案内士)試験対策に確かな実績英字新聞・雑誌・英文ニュースを読める代に聴けるようになりたい方に