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通訳ガイド試験合格者の声
<2007年度通訳ガイド国家試験合格者からのメッセージ>


通訳ガイド試験合格者の声英検1級と通訳ガイド試験に合格!! CELで学んで正解でした

谷口 律子さん(通学・CD通信受講)
>>受講歴 英検1級コース通訳ガイド1次・2次コース通訳ガイド2次直前セミナー

<まずはCELで英検1級取得(2003年度)>

 CELの英検1級1次コースと2次コースを受講して英検1級に合格したのは、2003年秋でした。その後1年は自分のペースで英語の勉強を続けていましたが、将来的なことを考えるとやはり収入に直結する資格、通訳ガイドの資格がほしいと思うようになりました。そこで、ここもやはりCELに頼るしかないと、新たな気持ちで受講に臨むことにしました。

<次は通訳ガイドコースで勉強再開(2005年度)>

 2005年春より、通訳ガイド1次試験対策コースのCD受講を始めました。私は都内に住んでおりますが、ワーキングマザーであり、しかも介護を必要とする子供を育てながらの受講でしたので、時間を細切れに使えるCD受講が最も適しておりました。ただ、この年は職場での異動があり新しい仕事を覚えるので精一杯で、受験にエネルギーを費やすことができず、一次試験で合格点に達したのは、日本地理・歴史・一般常識の試験のみでした。

 2006年春には、面白くてためになると評判の「英語で語る日本事情コース」をCD受講しました。このコースは予習に時間が必要で準備が大変でしたが、授業が始まるとその面白さにぐいぐいと引き込まれました。それは時間のたつのを忘れてしまうほどで、早く次回のCDが聴きたくてたまりませんでした。特に食べ物のテーマのときは圧巻で、江口先生自身も興にのってお話をされていたので、なんとも楽しい時間を過ごさせていただきました。勿論「通訳ガイド1次試験対策コース」の授業も、面白く、地理の授業では地図上でしたが、日本全国バーチャル旅行することができたので、今度は実際に各地に行ってみようと思いました。歴史では、学校で学ぶことができないような生きた歴史、血の通った人間の歴史を学ぶことができました。時々疑問の箇所があると、先生にメールいたしましたが、すぐにお返事をいただき、訂正箇所は後日きちんとアナウンスされていました。そんなところにも、江口先生のプロとしての意識を感じることができました。

<1次試験合格(2006年度)>

 さて、そんな時に朗報です。2006年度の通訳案内士の試験制度に変更があり、英検1級資格を持つ受験者は1次英語筆記試験が免除になりました。おかげで私は、日本地理・歴史・一般常識の試験のみとなりました。仕事と家事その上受験。忙しい中で気持ちが切れないよう、また健康に気をつけながら勉強しました。

 1次試験はまだまだ残暑のきびしい9月でした。試験は決して易しくはありませんでしたが、本試験では、授業で習ったところや江口先生が予想されていた図や写真の問題も出題されていたので、ある程度の自信はありました。

 11月。1次試験の結果は予想どおり合格でした。問題は2次試験でした。普段仕事でも日常生活でも英語を使う機会がほとんどないので、全く自信がありませんでした。また2次試験の準備にも十分時間をとることができませんでした。そんな気持ちが、面接試験の最中にも表情に出ていたのでしょう、その年の2次試験は不合格でした。

<2次試験対策に集中(2007年度)>

 2007年は2次試験のみの受験です。でもまた不合格だったら1次からやり直しです。私はこの1年、2次試験に全てをかけようと思いました。それには、英語力そのもののアップをはかることと、日本に関する知識を増やすこと、この二つを柱にして勉強していこうと思いました。

 私は2次試験対策コースを受講していましたので、その予習は毎回きちんとするようにしました。週1回の授業ですが、1週間はあっという間に経ってしまい、いつもぎりぎりに準備をすることになり、通勤時間や昼休みを勉強にあてていました。また、文字だけの勉強ではなく、授業のテーマが舞台芸術であれば、歌舞伎や狂言を鑑賞したり、日本庭園ならば、都内の庭園めぐりをしたりと、じかに体験するようにしました。日本の事象を説明するのに、自らの経験から説明するほど説得力のあるものはないと思ったからです。外国人講師による少人数の授業は、厳しい中にも和気藹々とした雰囲気にあふれていました。クラスで一緒になったメンバーとは、今も交流が続いているほどです。

 授業が終わると開放感で何もしたくなくなるものですが、私は必ずできなかったところはその日のうちに復習し、口慣らしをしておきました。また、まとまって勉強のためにとれる時間がないので、授業はなるべく欠席しないようにしました。それでもやはり話す機会が十分ではありませんでしたので、秋以降は日本事情2次対策コースのCD受講を活用しました。CDを単に聴くだけではなく、Ian先生の質問のあとにポーズをおいて、自分なりの答えをして口に出して言ってみました。

 2次試験直前のIntensive Classは全部で10コマとりました。うまく答えられた時と、質問の意味さえつかめず、他の受講生と比較して落ち込む時がありました。そんなある日、授業が始まる前、受講生が緊張した面持ちで授業の開始を待っている時に、曽根先生がお見えになり「何かわからないことなどありますか?」と声をかけてくださいました。一人の受講生の「もしわからないことを訊かれたらどうしたらいいでしょう?」との質問に、「通訳ガイドの面接試験は知識を問う試験ではないんですよ。やる気と態度をみるのです。わからない時こそ、にっこり笑顔で答えてください。」とのお答え。目からウロコとはこのことです。今まで、間違った答えをしてはいけないとがんじがらめになっていた気持ちがぐっと軽くなりました。そんなことがあってから、次第に余裕をもって質問に答えることができるようになってきました。Intensive Classも終わりのころには、Ian先生から「この調子で勉強を続けてください。」とのコメントをいただき、「もしかして、いけるかも」と思うようになってきました。

<冷や汗ものの2次面接試験本番>

 さて、2次試験当日です。質問はまず「地震の時どうするか?」「仏像の種類は?」「演歌とは?」緊張しながらもなんとかそれらしく答えていたところに、不意に「秋葉原でいい電気店は?」と訊かれて戸惑ってしまいました。ある大型電気店の名が浮かびましたが、よくは知らなかったので仕方なく「ナントカデン」というような電気店がいいと答えました。「デン」はelectricityの意味でと説明をはじめたのですが、それがうまく伝わらず、日本人の女性試験官があらあらという顔で私を見ていました。私も段々焦ってきたところに、外国人の男性試験官が「それで、そのナントカデンにはどうやって行くんですか?」と訊かれて万事休す!そんなお店あるわけない!以前の私ならそこでパニックですが、前に伺った「2次試験の気になる点すべて教えますセミナー」での話で、プロのガイドさんが植物の名前を尋ねられてとっさに思いつきの言葉を作って、コミュニケーションを図ったということを思い出しました。そこで、ええい、ままよとばかり、でも笑顔で「To be honest, I have invented the word, Nantokaden.」と答えたら、お二人の試験官がぷっと吹き出しました。それを見てすかさず、お客さんがたくさんいる大きなお店なら間違いないと思いますと答えました。なんとか(?)、かわせたかなと思いましたが、最後まで気を抜かずに退出しようとしたところ、お二方とも私をじっと観察していました。そこで、大きな声と笑顔で「Good- bye !」と挨拶して部屋を出ました。

 試験が終わってあんな調子でよかったのかなと、一時は落ち込みましたが、前年よりは確実に進歩しているのが実感できましたし、やるだけやったのだからと、静かに合格発表を待つことにしました。

<そして、夢にみた通訳ガイド試験に遂に合格!!>

 翌年の1月31日最終合格発表の日。恐る恐るオンラインで官報をみたところ、ありました!私の名前が。もううれしくてなんだか信じられませんでした。夢にみた通訳ガイドの資格です。憧れてはいましたが、まさか自分が手に入れるとは。

 こうして試験に合格した今振り返ってみると、英検1級と通訳ガイド試験対策のためにCELで勉強したことは、正しい選択だったとはっきり実感します。特に2次試験対策の際に曽根先生がおっしゃったこと、「知識のあるなしよりも、前向きな姿勢が大切。どんな時も笑顔で」、それは通訳ガイド試験合格のための鍵であっただけではなく、通訳ガイドの仕事の本質でもあると、合格した今痛感しています。CELで学んだことが、通訳ガイド試験合格へと後押ししてくれたのです。本当にありがとうございました。勿論、試験に合格したこれからも英語の勉強は一生続けていくつもりです。CELの先生方、スタッフのみなさん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


本 物 の 英 語 力 を 養 う C E L の コ ー ス
英検1級試験対策を万全に通訳ガイド(通訳案内士)試験対策に確かな実績英字新聞・雑誌・英文ニュースを読める代に聴けるようになりたい方に